ライトノベル作法研究所
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  4. 三次選考通過作が一次落ちした理由とは?公開日:2014/03/21

三次選考通過作が一次落ちした理由とは?

 てゐさんの質問 2014年03月16日

 ある新人賞で三次通過した作品を別の新人賞に使い回したところ、まさかの一次落ちでした
 で、色々調べてみると、私と同じように高次通過が一転して一次落ちする事例が最近特に増えているようです。この辺の理由や事情について、皆さんの意見を聞かせてください。

●答え●2014/03/21

 落選した作品を別の新人賞に再応募すると、ほとんどの場合、落とされるようです。
 理由は、

・ネタが古くなっている。ラノベは流行り廃りが早い。
・落選した原因が修正されていないので、結局評価されない。
・偶然、同じ下読みさんに当たってしまい、すぐに落とされた(下読みは複数の賞を掛け持ちがしていることが多い)。

 といったことが考えられます。
 一次落ちしたのは、おそらく、同じ下読みさんに当たってしまったのではないかと思われます。

45さんの意見2014/03/16

 45と言います。
 私程度の意見ではありますが、書きこませていただきます。
 一次選考で落ちた原因ですが、

・単に下読みの方の好みに合わなかった。
・他に素晴らしい作品があり、比較された時に負けてしまった。
・何かしらの規則違反があった。
・そもそも、今回送った新人賞のレベルが高かった。もしくはレーベルの傾向にあっていなかった。
・編集部に届く前に紛失した。(届いていなかった)

 思いつくだけですが、これだけの可能性が考えられます。

 また、事実かは分かりませんが、まるっきり同じ作品を使い回しした場合、評価が下げられるという話も聞いた事があります。三次選考を通過したのならそれなりの方の目にも触れているでしょうし、偶然同じ下読みの方にあたった可能性もあります。

 長くなってしまいましたが、実力があるのは間違いないでしょうし、運がなかったと諦め、新作を書きあげて再度応募した方がいいのかもしれません。
 それで受賞してしまうかもしれませんから。
 デビューした作家さんの中には使いまわしで賞を取った方もいらっしゃったかと思いますが、どの程度の改稿をしたかは本人しか知りえませんしね。
 もしかすると、大幅な修正があったのかもしれません。

風月さんの意見2014/03/16

 風月と申します。
 わたしも経験があります。
 しかも同じ新人賞です。
 改稿して翌年送ったら、一次落ちでした。

 理由は「コンセプトが古い」でした。
 流れの速いラノベでは、一年経つとそういうことになるのでしょう。

kstoryさんの意見2014/03/17

 kstoryと申します。失礼いたします。

 わたしも45さんと同じ意見です。
 三次まで通過した作品であれば、下読みの人も深く印象に残っているはずで、出版社の方も情報を残してあるはずです。
 同じ下読みの方かは分かりませんが、「使い回した」ことが露呈し、評価が下がった可能性があります。

 そもそも賞レースにおいては、落とした後にどう方向を変えて書き手が「攻めて」来るかも重要視されますので、同じ作品を改稿して送るというのは相手様にとっては物足りない切り返しだった可能性があります。

 ですが、三次通過まで残るというのは、やはり凄いことです。自信を持って頑張ってください。では。

文長さんの意見2014/03/18

 他人の意見の引用レスになり申し訳ないですが、いつぞや下読みさんが降臨されたときのまとめがあります。
 下読みによるラノベ新人賞攻略Q&Aまとめ

 解釈の違いや齟齬があればすみませんが、

・1次で十中八九の作品は落ちる。
・1次で落ちたということは単純に作品の力不足。
・他の賞で高次までいけた作品なら、少なくとも文章面はクリア。
(1次でも文章以外の面で落とすことはある)
(ラノベの新人賞では文章面はさほど重視されない、それ以外の要素の方が大きい)
・1次で売れる・売れないの商業的判断やカテエラ等を理由に落とすことは基本的にない。
・受賞する作品は不思議とどの段階で誰が読んでも「これは受賞するだろう」と思える。
・他所でデビューしたり過去に高次選考まで残ったから1次はパス、ということはない。
・既に商業作品を書いている方の応募作でも一次を通さないことはある。
・1次の段階ではレーベル間の評価基準は変わらない。ただ応募数によって競争の難易はある。

 とのことです。
 この方のご意見がどの場合でも100%正しいとは言えませんが(ご本人もそう断った上で回答されています)、実力が評価されず不当な判断をされた、とはちょっと考えにくいかもしれません。

smanゆさんの意見2014/03/18

 基本的に同じ作品を使いまわすのはマナー違反とどっかで読んだ気が。
 いくつかの新人賞に関わってる下読みがいるので、同じ作品が同じ人に当たることもあるのだとか。
 せめて改稿し、その旨を書くのが常識、と……たしか下読みの鉄人だったっけか。
 ああ、あったあった。

『下読みの鉄人~落選した作品を再応募すると』

 高次へ行けばいくほど読了した下読みの数は増えるわけだから、同じ人に当たる確率は高くなりますね。
 でも、他所で落ちたのが改稿もせず受賞したってケースもチラホラ聞くし、どうなんでしょうかね。

 日をおいて読みなおして思ったのだけれど、

>私と同じように高次通過が一転して一次落ちする事例が最近特に増えているようです.。

 これ、逆なんじゃないかな。
 最近(というかここ十年くらい)、「他所で高次まで行って落選したのが受賞した」ってケースを聞くようになったから、「改稿もせずに他所へ送る人が多くなった」というだけなのでは。

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