はじめまして。よろしくお願いします。
某賞で、一次落ちしました。
「設定は良いが、活かされていない」
というコメントをいただきました。
ちなみに、どういうものを書いたかと言いますと、某都道府県を舞台にした小説を書いたのですが、その舞台となる某都道府県設定が活かされていなかったようです。
そこで質問なのですが、
1.「設定は良いが活かされていない」という落選作は、どれくらいあるのでしょうか(データでも印象でも良いです)
2.「設定は良いが活かされていない」作品が落ちる原因として、共通した傾向はありますでしょうか。
3.特定の都道府県を舞台にするのって、どう思います?(読者層が限られてしまうので売上が見込めないとか)
よろしくお願いします。
> 1.「設定は良いが活かされていない」という落選作は、どれくらいあるのでしょうか(データでも印象でも良いです)
多ければ40~50パーセントはありますね。
> 2.「設定は良いが活かされていない」作品が落ちる原因として、共通した傾向はありますでしょうか。
ひとつは「せっかくの設定が作者の都合でおかしくなっている」、もうひとつは「着想には見るべきものがありながら、作品としての質が低かった」になるでしょうか。
> 3.特定の都道府県を舞台にするのって、どう思います?(読者層が限られてしまうので売上が見込めないとか)
ドメスティックな話題に終始せず、土地柄を端々に滲ませられれば個性になります。
土地情報と物語の兼ね合いをとることが重要です。
おはようございます。
> 一人称ならとにかく文語調にしないこと(たとえば中学生男子に「~しているんだからな」などという、今時ありえない文語調セリフをしゃべらせない等)。
ショックです。
そしてジェネレーションギャップを感じます
高校生ですが平気で「~しているんだからな」を使っていました。
あと「~だ」とか「~だぜ」とかも……。
こうなってくると、どんなセリフ回しが今どきの高校生なのか分からなくなってきた。
本当にショックだ。
また一人称の地の文も文語調です。口語調にすると作品が「軽く」なると思って避けてきたのですが……。
> 三人称でも1/3くらいは一人称を混ぜて書くくらいの気持ちで、「~である」などの論文調をなるべく使わないこと。主人公の感情描写などでは、普通の描写文にセリフ調の文章をくっつけてもいいですね(たとえば、【○○は●●だと思った。なんだよこれ、わけわかんない。】のような感じで)。
参考にしていろいろと調べてみます。
しかし、ショックだ。
> 文章の固さは「文章」を書くことで生じることが多いです。そのようなときは、地の文章もある程度「セリフ化」してみるとよいかと思います。
一考します。
追加質問です。
台詞回しや地の文の固さは、選考の際の大きな減点要素になるのでしょうか?
> 高校生ですが平気で「~しているんだからな」を使っていました。
> あと「~だ」とか「~だぜ」とかも……。
私のコメントはあくまでも大枠の傾向ですので、そこまで気にする必要はないです。キャラクターによる部分もありますし。
ちなみにコメディ作品の場合はシリアス作品よりも言葉に対する評価が厳しくなります(理由についえば『応募者が歳をとるデメリットとは?』をご参照ください)。
それを踏まえた上で。
評価として「古さ」が挙げられたなら、審査側に「自然な言葉づかい」ができていないと評された可能性が高いです。
そしてこの自然な言葉づかいは、現実社会よりもラノベ社会における今時の言葉づかいを指しているもののはずですので、お手元のラノベを資料にして考えてみるのがよいかと思います。
> 追加質問です。
> 台詞回しや地の文の固さは、選考の際の大きな減点要素になるのでしょうか?
なります。
賞にはもちろん言葉づかいや文章に対するチェック項目があるのですが、それ以上に古さというものは審査側に大きなマイナス印象を与えます。
コメディなら致命傷、シリアスでも大幅減点になりますので、ご自身が書かれてるジャンルの近年のヒット作を複数読み、傾向をつかむべきです。
プロットについての質疑応答を拝見しました。私からも質問させていただいてよろしいでしょうか?
プロットという言葉は、いくつか違った意味で使用されているように感じます。
梗概。企画書。創作メモ。結果的に似たようなものになったとしても、これらは目的が異なるものですよね?
ノリモト様が仰っていたのは、おそらく「創作論としてのプロットの効用」ということなのではないでしょうか。よく引き合いに出されるものとしては、《ハリウッド式三幕構成》などがあります。
それらは、単にエピソードの配分や分量の算出だけではなく、読者(三幕構成は映画の脚本の話ですから、観客)を惹きつけるストーリーの基本構造があるという考え方が根底にあって、それを習得するために積極的にプロットを作るという考え方なのだと思います。
(ノリモト様は、そこまで踏み込んで仰っていたわけではないかもしれません。勝手に引き合いに出してしまってすみません)
で、上記を踏まえての質問です。
1・そもそも、読者を惹きつけるストーリーの基本構造というものは存在するとお考えでしょうか?
2・仮にあったとして、それに当てはめることによって画一的なストーリーが量産される結果を招く。また、ノリモト様が仰っているように、書き手の自由な個性やモチベーションが萎縮するのではという疑問は、当然予想されます。
それについて、どのようにお考えになりますか?
一応、私なりの経験と考えも書き添えておきます。参考までに。
私がラ研に投稿した作品は20本あまりになりますが、そのうち2~3本、試しに上記のようなシステムに当てはめてみるということをやってみたことがあります。実感として、やってみる前に予想していた以上にストーリーが整ったので驚いたということが一つ。そして、特に意識的にやってみた作品が、投稿作中で最も評判のよかった作品でした(あんたのこれまでの作品とぜんぜん違うので驚いた。間違いなくこれが一番いいと、ある人に言われました)。こういうものの威力は軽視できないなと思った次第です。
2の疑問についてですが。
上記のハリウッド式について書いた本の一節。アメリカ人の脚本家である著者が、あるプロデューサーに、「同じだけど違うってやつがほしいんだよ」と言われたそうです。
基本形をしっかりと踏襲した上で、有り余る個性もあるという作品がほしいという意味だと思います。
プロを目指すなら、基本形を身につけたぐらいで個性が死んでしまうようではダメだということかもしれないと思いました。
> 梗概。企画書。創作メモ。結果的に似たようなものになったとしても、これらは目的が異なるものですよね?
> ノリモト様が仰っていたのは、おそらく「創作論としてのプロットの効用」ということなのではないでしょうか。
このあたりは私の職業の問題もあって、私には理論としてのプロット論が語れない部分が大きいのです。
創作者と職人の違いと言いますか。
職人はチーム戦なので、たとえひとりで仕事をしていても常にチームがチームとして機能することを考えています。
自らのモチベーションという観点は、ある意味でないのです。
そのような事情から、お返事もまたズレたものになってしまう可能性が高いのですが、
> 1・そもそも、読者を惹きつけるストーリーの基本構造というものは存在するとお考えでしょうか?
「王道」というものが存在するわけですので、あるでしょうね。
> 2・仮にあったとして、それに当てはめることによって画一的なストーリーが量産される結果を招く。また、ノリモト様が仰っているように、書き手の自由な個性やモチベーションが萎縮するのではという疑問は、当然予想されます。
> それについて、どのようにお考えになりますか?
私は「オリジナリティとは同じ素材を他人とは角度を変えて見る」を信奉していますので、それが実現できれば「量産」は防がれるものと思います。
アマチュア(趣味人)のうちは自分の方法を貫けばいい。なぜなら金銭が発生しないからです。
プロには金銭が発生しますので、クライアントおよび顧客に対する「責任」が生じます。その責任を果たすことでモチベーションが保てなくなるなら、単純に「向いていない」ということになります。実際それが原因で続けられなくなるプロが多数いますし。
と、繰り言になりますが、このあたりは私がクリエイターではなくクラフトマンの立場であるがゆえのお返事になります。
ご質問を正しく理解できている自信がかなり深刻にありませんので、不明点等また再質問してください。
文字サイズは12がベストなのでしょうか?
あと、ライトノベルの賞レースの公募雑誌ってありますか?
規定で指定されていない限りは12ポイントにしていただけると、個人的には読みやすくてありがたいです。
>あと、ライトノベルの賞レースの公募雑誌ってありますか?
ご自身が応募する予定のレーベルのホームページを見るのが確実かと思われます。
どうも自分はあらすじを書くのが苦手なので、どう書いたらいいのか迷っている次第です。
きっちり書けという事を以前に別な人にアドバイスをいただいたのですが、その場合、伏線も含めてきっちり中身を読まなくても書いた方が良いのか、それとも時系列に沿ってある程度の概要を書けばいいのか、その辺りのバランスがよく判らなくて……。で、質問はあらすじはどの程度目を通されて、どの程度参考にされるのか、お伺いしたいなと思いました。
基本的には全体の設計がわかればいいので、物語の時系列に沿って「○○がこうなり、それによってこうなってこう展開してこのように決着」という感じで書いてください。
細かい伏線は必要ありませんが、大きな展開につながる伏線は盛り込んでください。
どうもm(__)m たたた宅急便です。
今回もお願いしますm(__)m
今やっと短編を書き出したんですが、その短編には会話と呼べるようなものが一切ありません。地の文の海です、例えるならば。
こうゆう作品は、ジジさん的に、どうゆう評価になるのでしょうか?
会話文が評価されやすいのは「おもしろい感じ」を筆頭にした作品の雰囲気や味が出しやすいことからです。
説明という要素をどうしても含まざるを得ない地の文章だけで魅力を出すのがそれだけ難しいとも言い換えられますね。
だからこそセリフに頼らず雰囲気や味を匂わせることができるなら、それはもう評価するしかありません。
ただ、賞の関係から述べるなら、ラノベの場合は猛烈におもしろくないと編集側が評価しにくい(セリフがないというだけで中高生が食いつかないのではないかと恐れてしまう)可能性が多々ありますので、ヤングアダルトか一般文芸の層を狙うのが無難かとも思います。
それでもラノベでやるなら、まさに連作短編の体にして、話のリズムをいい感じで刻んで積み重ねていくとよいかもしれません。
ともあれ。個人的にはいっそセリフが一切ない、サイレントムービー的なおもしろさに挑戦していただきたいところです。