藤宮一歩さんの質問 2014年07月30日
こんばんは、覚えてくれている方が居れば嬉しい藤宮と申します。 実は最近競馬物を書きたいと思っていて、それをあるラノベ新人賞へ送りたいと思っています。
ただひとつ疑問に思っている事が、「競馬を主にしたラノベは正しく評価されるのか?」との事であります。
面白い小説ならどんな物でも受け入れてくれるのがラノベのいいところであるのですが、競馬に関してはどうにも受け入れられないのではないかと思っていています
そこで皆さんは競馬関係を主にしたラノベをよみたいと思いますか?
●答え●
書き様によっては売れると思いますよ。
ちなみに競馬と一口にいっても、その手法は多種多様です。
普通に考えれば騎手を主人公にして競馬場が主舞台となりますが、他にも生産牧場・育成牧場・馬主・調教師・厩務員・騎手学校・予想屋など様々な要素があります。
また競馬そのものも、国内でも中央競馬以外に地方やばんえいなどがあり、さらに様々な国で行われるものであり、また馬と人の歴史は古いですから時代関連の要素をごにょごにょしたり、いっそ異世界を扱うなんてこともできるでしょう。
まあ言ってしまえば、手付かずの畑です。
ラノベに合う要素も何気に多いですから、ある程度の地力と優れた発想さえあれば、案外と受賞しやすいかも知れませんね。
追記:そうそう、競馬を題材にするならば、『優駿』(著:宮本輝。間違いなく名著。1989/11/28刊行)と『きみはジョッキー』 (著:松樹剛史。おそらく最新の競馬小説で、レーベルもラノベと一般文芸の中間。続刊もあり。2010/7/6刊行)は最低でも押さえておきたいですね。
これらと比較されることは免れない、というのもさることながら、参考になる部分は多いです。
こんば……おはようございます。
要素としては個人的には読んでみたいですね。
ただ、実際の競馬になると前提知識が必要だったり、仮に知らない人が読んだ場合、果たして文章だけで納得のいく作品となり得るのか、などは当面の大きな課題にはなりそうですね。
むしろ競馬は大人でも分かる分からないで二手に別れますしね。
万人に読ませる、となると普通の競馬物だと難しい気はします。
もちろん自分が挑戦したことあるわけじゃないので、確証はどこにもないのですが。
ラノベとして書店にあったりしたら手に取るのを躊躇しますね。
いかにラノベ風に書き下ろしても、普通の競馬物を普通に中高生相手をターゲットにしても、まず読まれないと思います。
絵もない知識もない興味もないでは。
向こうは無理して読むメリットはほとんどありませんしね。
個人的にはがっつりファンタジーをオススメします。
熱血要素や対立要素を中心に、サブ的に恋愛要素などを配置するため、厩務員に現代風の美少女を持ってくるとか。
結構昔に発売されたゲームですがファンタジーっぽいと言えば、
「チョコボスタリオン」 (1999発売)
を思い出しますね。
チョコボ(足の速い鳥)を馬に見立てた作品ですね。
一応、種馬の買い付けから鳥(馬)の調教、新羽(馬)戦または未勝利戦からG1制覇まで広くやってましたね。もちろん、具体的な現場知識などはゲームなので一切入ってないですが。
面白いのは設定上では冷凍保存ができるなどの項目ですね。
馬じゃなくて鳥だからなのか分かりませんが、チョコボの遺伝子は冷凍保存できるみたいです(多分、魔法技術によるブリザド冷法みたいな感じなのかな……)。
これによって、実際の馬では行っていない精子の冷凍保存なんかをクリアーしてるので、異国の交配や売買などが容易になるといったメリットが発生しそうですね。
ただこれは、血統に関しての問題点があったりするので、作品の世界観における血統書委員会的なものと照らし合わせる必要がありそうですが。
やっぱり、純粋に馬って聞くと抵抗ある方が多いんじゃないでしょうか。加えて、他人に勧めることも難しい。
徹底的にリアリティ重視で描くなら、それもうラノベじゃなくていいじゃんって可能性も出てきてしまいそうで少し懸念してしまいますしね。
他にも色々考えられそうなのですが、自分も全く未開拓の分野なので何を伝えればいいのか分かんないです。申し訳ありません。
以上です。
あくまでも個人的見解なので、参考程度に留めておいてください。
ゆうきまさみの漫画『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』 (1995/03刊行)はけっこう好きだったなぁ。
連載自体はパトレイバーって実績があってこそのGoサインだったかもしれないけど。
競馬というかスポーツものにも言える事だけれど、こういうのはルールを知らなくても楽しめる、というように書ければまったく問題ないと思う。
むしろ「競馬、なのに面白い」となるんじゃないかな。
まあ、かなりの理想論を言ってるけども。
普通に生きてる分には知ることのない世界(業界)の描写は、考え方一つで異世界モノにも共通する話題なので、その業界の中でプッシュするテーマを絞り「こんなに楽しいんだよ」と伝えることが出来れば……って感じでしょうか。
ちなみに、読みたいです。
ラノベとしてどうアレンジしてくるか興味がある。
初めまして、ものとんと申します。
ご質問からは外れるかもしれませんが、過去に'89年下期コバルト読者大賞を取った「風駆ける日」(著者・桑原水菜のデビュー作)は、競走馬のお話だったと思います。
確か青春恋愛モノでした。
時代が違いすぎますが、少女向けレーベルで女性読者の支持を得て受賞した作品がその昔あった、ということで、お伝えいたします。
こんにちは。
読みたいか読みたくないか。どっちと問われたら読んでみたいです。
ラノベとしてどんなものになるか興味あります。
受け入れてくれるかくれないか。
それは、競馬の何を通して表現するかでしょうね。
騎手を通して表現するのか。馬産地を通すのか。賭け(予想)を通すのか。
いずれの要素から切っても、ラノベの読み手に親しみやすい入口を作れるかどうかでしょう。
加えていうなら、人と馬が関わればどうしても重くなります。
受け入れられるかどうかは、この重さのバランス次第だと思います。(重さゼロでもいいと思いますが)
純粋に中身の面白さという意味でなら、可能性は十分あると思います。
売れるか売れないかを考えると、そんなの出版してみなければわからない(プロの編集者が売れると思ってもコケたり、大して売れないだろうと思ってたら大ヒットなんてよくある話です)ので、時の運次第でしょう。
一般文芸や漫画作品を含めても、競馬ものというのはマイナー、ニッチな分野(競馬関連の出版物は「必ず当たる馬券購入術!」のような実用書が一番多いのでは?)ですし、スポーツものの新しい形という方向性でヒットした「ヒカルの碁」や「咲」(どちらも漫画作品ですが)があります。
これも漫画作品ですが「銀の匙」という畜産業を描いたものがアニメ化されるご時世ですし、そういう時勢によってはむしろ競馬ものを出すなら今がチャンスと言えるかもしれません。
しかし、主に中高生が読者層のターゲットであるラノベに、賭博とは切り離せない競馬という要素があるとどうでしょう。
歴 史的には、近代競馬の系譜にあるヨーロッパとは違い、日本の競馬は明確に「軍事目的(優秀な軍馬の育成目的)」で導入されたものですから、戦争の歴史とも不可分です。
未成年者禁止の酒やたばこに興味を持つような描き方をするとクレームが付きますが、それと同じく未成年者が競馬に興味を持つような描き方をするとクレームつきそうです。
興味を持つような描き方とは、つまりその作品が面白いという事です。作品として面白ければ面白ほど、競馬に興味を持つ未成年者が僅かでも増えるでしょう。
日本においては競馬場や生産育成関係の施設が都市の中心部から離れた場所にあるのが普通ですが、これは地価が高い中心部に広い用地が確保できないという理由と、臭い物(子供の健全育成に悪い物)は人目に付かない場所に隔離せよという理由の複合です。
なので作品の内容的に面白くて評価されても、倫理的な側面から「正しく評価されない」可能性はあると思います。
馬・・・・・・いいですね。魅力あります。重要な脇役です。
賭博・賭け事・・・・・・興味ありません。実際にもうかるわけでないし。賭博=偶然性が前提ですよね。
予想・・・・・・興味ありません。好きな人にしか分からないでしょうし、架空世界の予想されてもつまらない。
調教・・・・・・興味あるかも。知らない世界。
競馬界の人間関係・・・・・・あんまり。中高年の男ばっかりじゃないですか?
レース・・・・・・迫力あるんですか? どう書いても似てしまいそう。バトルは結局馬次第。偶然の勝利に感動少ない。
競馬ビジネス・・・・・・波乱ありそうです。個人の力量で左右されるという点では小説の舞台になりやすそう。
陰謀・・・・・・いかさま、談合、裏取引、詐欺取引、薬物操作、登録捏造、事故の作出、いろいろありそうです。
騎手・・・・・・時には命を張る。非常に危険度の高い仕事。個人事業主で収入も莫大になりうる。ただし大人ですね。
あまり青少年読者と接点がなさそうですね。
いっそファンタジー+競馬にしてみてはいかがでしょう。馬と話せる主人公とか世界とか。馬とのチームワークが書けます。レースの勝利にも必然性が生まれます。
やり方次第になると思いますが、可能性はあるでしょう。
「狼と香辛料」だって、「経済」というかなり尖ってる題材でヒットしてますから。
ましてや競馬は娯楽の一種ですから付け入る隙間はあると思います。
ラノベと読者層が近い少年漫画でも競馬のマンガはいくつかありましたし。
『みどりのマキバオー』 (1994年発表)
とか有名じゃないでしょうか。
ただコイツは競馬マンガの皮を被ったスポ根マンガではありますが。
リアルな競馬の姿を描くよりは、他の方も言っておられるようにファンタジーに落とし込むとかの工夫はしたほうが受け入れやすいとは思います。
スニーカーの『ダンスインザウィンド』(1999/6刊行)は?
竜で競馬やってますよ。
出た当時、競馬やりやがった!?
って、話題になってたましたよ~
だから、やりようだと思います。
物語によりけりかな?
多分、初めまして、かな?
夏バテで夏眠に入っていたトータスです。
競馬でぼろ儲けな物語で有れば、ラノベでは弾かれるかと。
そうでないなら、銀の匙で描かれる障害などの人と馬と人の関わり合い的なモノで有れば評価され易いかな?
人と人ではなく、間に馬を介在させた物語であったり。
競争競馬であっても、馬と人の物語である部分が大きいかと。
ただ、割と漫画などでは競馬などを主題にした漫画は割と多かったかな?
覚えているモノで有れば、とても古臭いのですが、シルフィード、もうかりまっか?≪一部のみ≫、マルス、などでしたか、うろ覚えですね。
最近で有れば、競馬では無いのですが、競女、パカラン!、があったかと。
少年誌で出て来ていたりするので、賭け事の面を極力抑え、一競技である事を強く印象付けると良いのでは?
お金も大事だが、大会に優勝する事が一番という面を強く出されるべきかと。
あと今思い出したが、ずっと以前《十五年位前?》にスニーカー文庫から飛竜の競争、競竜的な物語が出されていたかと。
題名は、
ダンスインザウインド・翔竜伝説
シーキングザブラッド・翔竜伝説
岩佐まもる/著
うろ覚えですが、とある竜牧場に一国の末の王女様《この時点では気が付いていなかったかな?》が現れ、自分を竜騎手にしてくれないだろうかと訴えた。
丁度、看板騎手が怪我か何かで引退するかどうかで牧場存続の危機に陥っていたため、渡りに船とばかりに受け入れてしまいそうになるのだが、竜騎手とはそう簡単な事では無い。
場合によっては命すら危うくなる。そうなったら必然的に牧場存続どころか、自分達の命すら危うい事に。
取敢えずは、騎手になる事を諦めさせるために日常的な業務からやって貰う事に。
黙々と業務をこなし、実績を積み上げる王女。
その様を見て、この人ならと心を決め掛ける少年牧場主。
そして、待望の子竜が生まれた時、希望は絶望へ・・・
絶望を希望に変える奇手を打つ。
私個人としてはこの続編が読みたかったのだが、ロマンスが始まりそうな所で終わってしまったかと。
参考までにどうぞ。