ライトノベル作法研究所
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  4. 繰り返しの描写で印象を強める公開日:2013/10/06

繰り返しの描写で印象を強める

 美少女の登場シーンに彼女がいかに美しくてかわいくて萌え萌えなのかを描写しただけでも、読者にその娘が美少女であることを印象づけるには十分です。
 ただ、読み進めていく間に、読者はそのお嬢さんが美少女であることを忘れてしまう傾向があります。美しかったイメージが、だんだん風化していってしまうのです。
 これを防ぐには、少女の美しさをさりげない文章でたびたび描写することです。

 しかし、毎回毎回、彼女がいかに美しいか描写しまくると、うざったく感じられるので、ほどほどに。

 物語のテンポやリズムを崩さない範囲で、あくまでさりげなくやるのがコツと言えます。
 例を挙げてみましょう。

 うれしくてたまらないといった様子で、少女はターンを決める。
 彼女のフレアスカートの裾が、花弁のように広がった。

 ここでは、スカートが広がる様を花弁に例えてみました。
 なんとなく、華やかできれいな感じを受けますでしょう?
 こうやって、さらりと、少女の美しさを表現していきましょう。
 他にも例を挙げてみます

少女の雪のように白い指が、魔法陣の軌跡をなぞる。

「大丈夫?」
 森の泉のように澄んだ濃緑色の瞳が、オレを見つめる。

 少女は小鳥のように小首を傾げた。

 動物たちと戯れながら、彼女は鈴振るような声で歌う。

 このような少女の美しさをさりげなく表現する描写を、ところどころに挿入してみてください。
 そうすれば、彼女が美少女であることが読者により深く伝わります。

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