美少女の魅力をアピールするために、彼女が男性に愛の告白をされるシーンや、アタックを受けたというエピソードを入れるのも良いです。
ラノベだけでなく、美少女ゲームなどにも使われている手法です。
例えば、鎌池和馬の『とある魔術の禁書目録』5巻には、ヒロインの御坂美琴が、所属する学校の理事長の孫であるイケメンに好意を持たれて猛アタックを受けるも、これを躱すために主人公の上条当麻に恋人役を頼むというエピソードが出て来ます。
ラブコメで比較的良く目にする王道的な話です。
この話のうまいところは、権力者のイケメンにアタックされることで美琴が価値の高い美少女であることを示し、これを振るために主人公を恋人役にすることで、権力者イケメンより平凡な主人公の方が男として優れていること、ヒロインからそれなりの好意と信頼を持たれていることを伝えられる点です。
価値の高い美少女が、価値の高い男より自分を選んでくるという点に、読者はニヤニヤしてしまうのです。
石踏一榮の『ハイスクールD×D』の第二巻にも、主人公に好意を寄せるヒロインのアーシアが、学校で何人もの男に告白されるも、全員撃沈して終わる、といったエピソードが出て来ます。
何人もの男を振っている価値の高い美少女が、主人公に惚れる、心を許すという展開にすると、それだけ主人公の男としての価値が高いことの証明になりますから快感です。
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