ライトノベル作法研究所
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  4. 安易な擬音は使わないようにしよう公開日:2013/08/25

安易な擬音は使わないようにしよう

 「ずごーん!」「どかぁああああん!!」「バリバリバリ!!」
 といった擬音の使用は危険です。コレをやってしまうと、

 文章がしまりのない安っぽい感じのモノになってしまいます。

 昔の有名なライトノベル作家で、『あかほりさとる』などはこの表現を連発して成功していますが、それはギャグやコメディの文章だから上手くいっているのです。
 わざと、自分の作品を軽い物に見せようと狙ってやるなら話は別ですが、そうでないならNGです。
 作品のクオリティを落とすことになってしまいますよ。

●例
 その時、少女の頭上で巨大な爆発音がした。
 ドカーーン!!
「きゃああああ!」
 彼女は思わず地に伏せた。

●例2
 その時、少女の頭上で巨大な爆発音がした。
 天そのものが崩れ落ちてきたかと思うような、轟音。
「きゃああああ!!」
 彼女は思わず地に伏せた。

 どちらがより迫力のある映像を思い浮かべることができますか?
 当然ながら、下の文章の方ですね。

 擬音語を使うと表現が楽になります。
 しかし、その反面、作品がチープな印象を持つようになってしまうのです。

 語彙もない素人が、擬音を盲目的に使用すると、それはもう目も当てられない駄作になります。
 小説書きは、ただストーリーやキャラクターを考えれば良いというモノではありません。
 こういう細かい表現、1つ1つに気を遣ってこそ、作品は完成度の高いものになります。
 安易な手法に流されず、自分だけの表現を模索してください。

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