ライトノベル作法研究所
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  4. 感嘆符『!』を入れる公開日:2014/06/12

感嘆符『!』を入れる

 タイトルに感嘆符『!』を入れるのも、人目を引くタイトルを作る良い方法です。
 『!』を入れると、それだけでより強い言葉になり、人の印象に残りやすくなります。
 『愛してる』よりも『愛してる!』の方が、『ありがとう』よりも『ありがとう!』の方が、より感情が籠もった強い言葉として伝わりませんか?

 これは2013年03月に刊行されて、【2013年ビジネス書ランキング1位】になった書籍『伝え方が9割』 でも紹介されていたノウハウです。
 
 本書においては、サプライズワードとして、タイトルに感嘆符『!』を付けることが推奨されています。
 このような効果を持った感嘆符はライトノベルのタイトルにおいても活用されています。例を挙げてみましょう。

 『デュラララ!!』や『這いよれ!ニャル子さん』『パパのいうことを聞きなさい!』『はたらく魔王さま!』などは、100万部以上を売り上げた大ヒット作品です。
 これらを分析すると、『パパのいうことを聞きなさい』よりも『パパのいうことを聞きなさい!』の方が、感情が籠もったより強い言葉になっていることがわかるかと思います。他の作品も、感嘆符が無いより有る方が、印象が強くなっています。
 『這いよれ。ニャル子さん』だと、勢いがなくて、やや平凡ですが、『這いよれ!ニャル子さん』だと、勢いがあって迫ってくる感じを受けます。 

 感嘆符『!』を付けるのは、簡単にできるので、タイトルが弱いと感じたら、付けてみると良いでしょう。

●『伝え方が9割2』を元にしたラノベのタイトル分析
 有志の方が、『伝え方が9割』の続刊で紹介されているテクニックが、ラノベのタイトルにどのように活用されているのか分析したコラムを書いているので、こちらも参考にして下さい。

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