ライトノベル作法研究所
  1. トップ
  2. 創作に役立つ知識
  3. 文章力
  4. 「が」を削る公開日:2013/08/14

「が」を削る

 わかりやすい文章を書くための最大のコツは、文章を短くすることです。
 そのためのポイントとして上げられるのが「が」を削るコトです。
 「が」には逆接の「が」と順接の「が」があります。
 逆接の「が」は、「しかし」「だが」などで区切り、2つのセンテンスにしてしまいましょう。

●悪い例
 文章上達のためには本を読むことも大切ですが、本だけ読んで、実際に書くことをおろそかにしていはいけません。

●改善例
 文章上達のためには本を読むことが大切です。しかし、本だけ読んで実際に書くことをおろそかにしてはいけません。

 このように逆接の「が」を削って、文章を2つに分け、それぞれを短くすることができます。
 順接の「が」の場合は、単に「が」を削って文章を2つに区切るだけで意味が通ります。

●悪い例
 夢がアイディアの宝庫だという話は聞いていましたが、実際に夢を記録すると、その中から小説で使えるネタが見つかりますね。

●改善例
 夢がアイディアの宝庫だという話は聞いていました。実際に夢を記録すると、その中から小説で使えるネタが見つかりますね。

 このように「が」を削ることで、文章を短くすることができます。
 文章をわかりやすくするためには、文章を短くすることが大切です。
 文章を書き上げた後でいったん見直し、もしわかりにくい長文となっている部分に「が」があれば、その箇所で二つに分けて短くしてしまいましょう。

次のページへ >> 代名詞の使用には注意

携帯版サイト・QRコード

QRコード

 当サイトはおもしろいライトノベルの書き方をみんなで考え、研究する場です。
 相談、質問をされたい方は、創作相談用掲示板よりお願いします。

意見を送る

『「が」を削る』に対して、意見を投稿されたい方はこちらのメールフォームよりどうぞ。

カスタム検索