●例
私の父の好きな本のタイトルは『罪と罰』だ。
上の文章では『の』が3連続で続いてしまっています。
こういった文章は、稚拙でゴチャゴチャした印象を読む人に与えます。
『の』は2つまでならたいした力を発揮しませんが、これが3体そろって合体したとき、悪文という恐るべき魔物へと変貌します。
見直してこういった表現を見つけたら、かならず息の根を止めてください。
では、この例文を直してみるとしましょう。
●改善例1
父の好きな本のタイトルは『罪と罰』だ。
●改善例2
父の好きな本は『罪と罰』だ。
はい、これだけでOKです。
『私』『タイトル』といった、いらない修飾語を消して『の』を減らしました。
このような書かなくてもわかる不必要な言葉は削ってしまって問題ありません。
こうすることで、すっきりとしたわかりやすい文章になります。
「の」の連続は、夢中で文章を書いていると、ついうっかり起こしてしまいやすいミスなので注意しましょう。
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