ライトノベル作法研究所
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  4. 語彙が豊富なGoogle日本語入力公開日:2013/11/07

語彙が豊富なGoogle日本語入力

 パソコンやスマートフォンには文字入力を補助するソフト、日本語入力システムが最初から入っています。
 打ち込んだ仮名文字を漢字やカタカナなどの単語に変換してくれるソフトです。「ふじさ」などと、途中まで仮名文字を打ち込むと、「藤沢市」「富士山」などと、予測変換の候補を出して、文字入力を省略してくれます。
 WindowsパソコンにはIMEという日本語入力システムが入っています。
 マイクロソフトが開発しているIMEも近年、精度が高くなってきており、メモ帳テキストエディタと、IMEの組み合わせだけでも、小説を書くに十分です。
 でも、ここでおすすめしたいのが『Google日本語入力』です。

 Google日本語入力は、インターネット上のデータを拾って自動的に辞書を生成しているため、他の日本語入力システムに比べて、圧倒的に変換候補の語彙が豊富です。

 専門用語から学術用語、インターネットスラング、漫画やアニメのキャラクターや、その必殺技名まで、すべて変換してくます。
 例えば、「じゃおうえ」と入力すると、幽遊白書(少年ジャンプで1990年刊行)のキャラクター、飛影の必殺技である『邪王炎殺黒龍波』が候補として浮かぶ、という精度の高さです。
 オタク系の文書を書くのに、これほど便利なものはありません。

 日本語入力システムの良し悪しとは、日本語変換機能の根幹である辞書にどれだけ多くの語彙が入っているかに関わっていると言えます。最新の流行語などを打ち込もうとして、それがうまく変換できないと、イライラしてしまいますが、Google日本語入力は、常にネットから最新のデータを収集して辞書を充実させているので、そういったことがありません。
 私は日本語入力システムは、ずっと有料ソフトのATOKを使ってきましたが、Google日本語入力に変えてから、その辞書の充実度に度肝を抜かれました。

 また、フリーソフトなので、お金もかかりません。

 通常のフリーソフトは、開発者が作りっぱなしにしてしまってサポートをやめたり、新しいOSが出ても対応をしないで放置してしまうことが多いため、やがて使えなくなってしまいます。無料で公開しているため、改良しようという動機が働きにくいのですね。
 Googleはその点、営利企業なので、ソフトを公開している限りは、他の日本語入力システムに負けないように、改良を続けてくれます。

 小説を書く場合は、メモ帳テキストエディタとGoogle日本語入力の組み合わせが、フリーソフトでは最強だと考えられます。

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