2012年にAmazonが、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)日本版をスタートし、誰でもKindleで電子書籍が出版できるようになりました。
もし小説の電子書籍出版を考えているのなら、文書作成ソフトはジャストシステムの『一太郎』を使うのが良いでしょう。
電子書籍フォーマットEPUBと、Kindle(mobi)形式でファイルを保存でき、ファイルフォーマットの知識が無い人でも簡単に電子書籍が作れるようになっています。
また、メジャーなライトノベル新人賞は、縦書で印刷された原稿を送るように指定しています。
例えば第21回電撃小説大賞(2013年度)では、1ページ42文字×34行の書式で原稿を印刷するように告知されており、これに違反すると、原稿を受け付けてもらえない危険があります。
一太郎では、1行の文字数や1ページの行数を簡単に設定することができ、印刷もきれいにできます。
秀丸のようなテキストエディタは文章を書くのには便利ですが、1行の文字数や1ページの行数を設定するのが難しく、原稿の印刷には不向きです。テキストエディタで、400字詰め原稿用紙のイメージを完全に再現する事は、まず不可能です。
文字数や行数指定はWordでもできますが、本来、英語文書作成ソフトであるWordとは異なり、日本語文書作成に特化した一太郎の方が、小説を書くのに向いています。、
また何と言っても、一太郎には、機能の一つとして高機能な日本語入力システムATOKが入っています。
日本語入力システムの質は、私が試してみた感じでは以下のとおりです。
最新のATOK>Google日本語入力>旧式のATOK>マイクロソフトのIME
最新版の一太郎を購入すれば、最新版のATOKも付いてくるのが嬉しいところです。
だいたい、3年くらいはGoogle日本語入力に負けない利便性を提供してくれます。
一太郎にはアウトラインプロセッサの機能も付いているので、これも活用しましょう。
参考・一太郎(2013 玄)をアウトラインプロセッサとして使う
一太郎のような高機能かつ多機能なソフトは、やれることが多すぎて、存在すらも知らない機能が多くなってしまうのが玉に瑕ですが、アウトラインプロセッサは小説を書くのに便利なので、知っておくと有利です。
プロットや構成作りに力を発揮します。
リンク先のページは、一太郎のアウトラインプロセッサで小説を書くやり方を解説しているので、一読されると良いでしょう。
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