エピソード記憶

うれしいことや楽しいこと、悲しいことや辛いことなどの記憶は、なかなか忘れないモノです。その一方、テストのために頭に詰め込んだ知識などは、しばらく経つと、いつの間にか消えて無くなっていませんか?

実は記憶には『エピソード記憶』と『意味記憶』の二種類があるのです。

エピソード記憶というのは、体験したこと『思い出』です。意味記憶というのは、本を読んだりして得た、いわゆる『知識』のことです。
思い出は深く記憶に残るのですが、知識は繰り返し使っていないとバンバン忘れていってしまいます。

覚えたことを忘れないようにするために、エピソード記憶を勉強に応用するようにすると効果的です。具体的には、

ただ無味乾燥した知識として覚えるのではなく、ストーリーを作って覚えるようにするのです。

感動して読んだ小説の内容などは忘れにくくありませんか?それは喜怒哀楽を伴った1つのエピソードだからです。
これを応用して、め歴史学習などで重要場面をエピソード化して覚えるようにすると、内容がよりよく記憶されるようになります。
『1192年、源頼朝が鎌倉幕府を作った』などと、単なる情報として覚えようとするより、源頼朝が弟の義経と共に、苦労の末、平家を破ったんだというストーリーとして覚えると、記憶に定着されやすいのですね。


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