恋人をつくる

古来より、「英雄、色を好む」とよく言われますが、実は、これは脳の働きからすれば当然のことなのです。
『英雄』=『難事業に対して精力的に働く人』は、「あれがしたい、これが欲しい」という欲望や、やる気の強い人です。彼らは、この人一倍強いやる気に後押しされて、苦難に打ち勝ってしまいます。
こうした欲求は脳の視床下部という器官がつかさどっています。実は、この視床下部は、性欲や食欲など動物としての基本的な欲求もつかさどっています。

英雄が色を好むのは、あるいはスケベな人が英雄になりやすいのは、この視床下部の働きが活発だからなのです。

もちろん、この原則は男性だけでなく、女性にもあてはまります。男性の目を意識して、化粧や身だしなみに気を使うことは、脳を活性化させることに繋がるのです。それを証明するこんなエピソードがあります。
化粧品メーカーの資生堂の美容部員が徳島の老人ホームで、障害者やねたきり老人、痴呆症の老人に、化粧を施したり、メイクアップの方法を教えるというボランティアを行いました。すると驚いたことに41人いた寝たきり老人のうち、11人のおむつが外れてしまったというのです。
また、ある老人病院で、都合上、男女を同じ病室にしたところ、男女ともにボケの症状が改善したケースが多かったといいます。

異性を意識することは、脳を活性化させ、想像力や、やる気を生み出すことに繋がるのですね。


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