他者との会話

日大大学院の森昭雄教授の研究によると、職業的にパソコンなどの画面をずっと見ていて、

他者とのコミュニケーションがない人は、前頭前野の働きが鈍くなっていることがわかっています。

前頭前野とは、脳の中で35%を占める前頭葉の中にある部分です。創造力や記憶、感情の制御、行動の抑制、集団でのコミュニケーションなど、さまざまな高度な精神活動を司っている、脳の中の脳とも呼ばれている重要な場所なのですね。
前頭前野の働きが鈍ると、IQ(知能指数)が落ちてきて、社会に適応できずにマイナス方向にどんどん進んでいきます。

前頭前野は他人とのコミュニケーション能力にも関係しており、誰かとあまり接せず会話が少ない人は、前頭前野が刺激されないのです。
日常的にコミュニケーションが少ない、家に帰ってもパソコン・テレビで、家族とも会話がない、そういう人たちは注意が必要というわけです。


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