速聴で脳力開発?

ただ高速再生した音声を聞くだけで頭が良くなるという、嘘のような脳力開発法があります。それが、「速聴」です。
東北大学(川島隆太教授)、日本大学総合科学研究所(泰羅雅登教授)、久保田競氏(医学博士・京都大学名誉教授)と、株式会社エス・エス・アイ(東京都・代表取締役社長田中孝顕)の共同研究によると、

人間は通常よりも速い速度の音を聞くと、脳の活動が活性化されるということが判明し、
国際学会に発表され話題となりました

これによって、「速聴」は、一気にブームとなり、多くの書籍や雑誌・新聞で紹介され、大変な話題を呼んだのです。しかし、ビジネスとなれば、お客さんをゲットしようとして、誇大広告的な宣伝合戦が繰り広げられるのが世の常です。
速聴をすれば、明日から天才になれるんだ!と過度に期待してやらない方がベターです。速聴は劇的な変化をもたらすものではなく、「なんとなく頭が良くなったような気がする」という程度の脳力開発です。

しかも、活性化するレベルは「音読・単純計算と比べると低い」のです。


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