暴力映画は見ない

残虐シーンや暴力シーンなどの映像を見ると、ストレスが溜まることがわかっています。

このことはスウェーデンで行われた実験で証明されています。10人の若者に、選りすぐりのバイオレンス映画の残虐シーンを、2時間にわたって見せました。すると、ストレスを感じたときに放出されるアドレナリンが通常よりも70%も多く出たというのです。

アメリカでも同じ実験が行われました。学生にバイオレンス映画を見せ、ストレスが生じたか調べるため、血液中の副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の量を検査しました。これはストレスを受けたとき、これを緩和するために分泌される物質です。その結果、やはり副腎皮質ホルモンの量が通常より増大しており、暴力シーンの映像とストレスに相関関係があることが証明されたのです。

暴力シーンのある映画を見ると、爽快な気分になれるように思いますが、実は逆なのですね。

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