固定観念を変える

こちらからあいさつをしても、あいさつを返してくれない人がいます。
「おはようー」
「……」
これだと、すごく気分が悪くなりますよね。
実は、あいさつを返してもらえない時に不快になるのは、あいさつをしたら、あいさつを返さねばならないという固定観念があるからです。

論理療法の創始者アルバート・エリスは、このように述べています。

「人の反応は刺激によってのみ生じるのではなく、刺激の解釈などの認知的変数によって生じる」

つまり、あいさつを返してもらわなくても別に構わないという考え方が前提にあると、あいさつを返してもらわなくても平気なのです。

「人に好かれければいけない」という固定観念がある場合は、人に好かれないと深く傷つきます。
しかし、「すべての人に好かれるなど無理、キリストもお釈迦様も憎まれた!」というように考え方を変えると、楽になるのです。


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