高得点作品掲載所     穂村 一彦さん 著作  | トップへ戻る | 


失恋クエスト

「勇者と、その仲間よ。戦う前に言っておきたいことがある」
 魔王の低い声が、暗い王室に響きわたった。
 玉座に座り不敵な笑みを浮かべる魔王。こめかみから二本の角がはえてるけど、それ以外は人間に近い。ちょっと背が高くて、肌が青白いというだけで。
「余の仲間になれ。世界の半分をやろう」
 魔王は手にしたワイングラスを傾けながら言った。
 アバウトかつオーソドックスな提案に、あたしは呆れてため息をつく。
 魔王の思考回路というやつは、どうしてこう大ざっぱなのかしら。スイカを分けるのとは訳が違うのに。「境界線をどこに引く?」とか「勇者の仲間であるあたしの取り分は?」とか、全く考えていないらしい。
 まぁ、どうでもいっか。どうせ勇者が魔王の提案を受けるはずがないんだし。
 あたしはちらりと隣を見る。
 勇者はじっと魔王を見つめながら何か考え込んでいた。
「半分か……」
「え?」
 どうせ勇者が魔王の提案を受けるはずがない……よね?
 難しい顔をしたまま、勇者は剣を鞘におさめる。
「ちょっと考えさせてくれるか?」
「ええええっ?」
 こうしてあたしたちと魔王の最終決戦は幕を開けた。
 想定していたバトルとは全く違う、しかし想像以上に過酷な戦いが。


 あたしの名前はソニア。職業は魔法使い。一応、伝説の勇者の仲間をやっている。
 黒くて長い髪がチャームポイントのつもりだけど、戦闘では邪魔になるので三つ編みにしていた。かわいく着飾ったところで、モンスター相手じゃ意味ないし。
 最初は仲間も十人近くいたのだが、魔王の間までたどりつけたのはあたし一人。でも、くじけない。一人でも全力で勇者をサポートするんだ。
 今の今までは、そう思ってた。
「待ちなさーい!」
 あたしは叫ぶと勇者のむなぐらにつかみかかった。
「ちょっと! あんた、何考えてんのよ! 大丈夫? 正気? 『冷静』って文字を書いてみて、百回くらい!」
「ソ、ソニア、落ち着け!」
「その言葉、そっくりそのままリフレクション!」
 彼の名前はロン。こんな状況じゃ信じたくないけど、伝説の勇者だ。
 つんつんと立てられた髪の毛と、きりっと太い眉毛。中身もまあ外見の通りで、単純で無鉄砲。けど、それだけに正義感にあふれ、間違っても人間を裏切るようなやつじゃなかった。それなのに……
「どういうことなの? なんで、あんな悪の誘惑にひっかかるのよ!」
「ひっかかってねえよ、まだ!」
「まだ? まだって何! これから、ひっかかるってこと?」
「もちろん断るって! ただちょっと、ゆっくり考えたいかなぁと……」
「断るんなら考える必要ないでしょうが!」
 もめるあたしたちを見下ろしながら、魔王は高笑いをする。
「嬉しいぞ、勇者よ! 余の仲間になるというのだな」
「いや、だから決めたわけじゃ」
「む。世界半分では不服というのか? 商売上手なやつめ。よし、ではいまならサービス期間中で同じものをもう一つお付けしよう。もちろんお値段はそのままだ」
 世界半分をもう一つつけたら全部じゃないの? あ、それならそれで世界は平和に……って、量の問題じゃない!
 あたしはロンの顔を無理やり振り向かせると、真正面に見据えながら語りかける。
「ロン、どういうことよ? あんたは馬鹿で単純だけど、正義感だけは人一倍だったはずなのに。そのあんたが……」
 彼の深く沈む表情に気づき、言葉を止めた。
 交錯する視線を通して、悲しみの波動が伝わってくる。何を考えているのか、何を思い出しているのか、あたしには理解できた。あたしとロンは、この冒険の最初からずっと苦楽をともにしてきた仲間なのだから。
「ロン……僧侶のことを気にしてるのね。確かにショックを受けるのも分かる。あいつが実は魔王軍から送り込まれていたスパイだったなんて。でも……」
「いや、関係ないよ」
 ……あれ?
「じゃ、じゃあ、ロンのお父様のことね! あたしは信じてる。お父様は必ずどこかで生きてるはずよ。火山口に落ちたくらいで、あの人が死ぬはずが……」
「いや、それも関係ない」
 あれれ?
「天才占い師ネロが『どんな道を歩もうと死と破滅は避けられない』って言ってたこと?」
「あんま気にしてない」
「龍神王シャイザードが『人間はきわめて愚かで迷惑で、この星にとっての害虫である』って言ってたこと?」
「あれは難しくてよく分かんなかったな」
「え〜っと、それじゃあ」
 必死に記憶の糸をたぐり寄せる。裏切り、失踪、死の予言。この冒険ではいろいろなことがあった。
 でも、ロンは全然気にしてないと言う。
 そんな彼のアイデンティティを揺るがす出来事って、一体……?
「実はさ」
 ロンは涙がこぼれないように上を向きながら、弱々しく告げた。
「俺……好きな娘にふられたんだよ」


 * * * * *

 あれは三日前のことだったな。
 俺は魔王の城へと旅立つ前に、王女に会いにいった。
 王女の顔をよく目に焼きつけておきたかったんだ。もしかしたら最後になるかもしれないんだから。
 プロポーズはできない。告白した相手が死んでしまったら、王女は傷つくだろう。まずは魔王を倒さなくては。全てはそれからだ。
 王女の部屋のドアをノックしようとして、中から聞き覚えのある声が聞こえた。
「本当に……勇者は大丈夫なのでしょうか?」
「大丈夫さ。勇者の力は俺が一番よく知っている。魔王になんか負けるはずがない」
 王女を安心させようとする野太い声。それは俺の仲間の一人、商人のものだった。
「それに、もしも勇者が倒れたとしても……そのときは俺が代わりに魔王を倒してきてやる。そう、君のために」
「ああ、嬉しい……」
 俺は勇者だ。
 勇者が盗み聞きなんかしてはいけない。
 ましてや王女の部屋を覗き込むなんて、
 絶対に、
 しちゃ、
 いけない。
 鍵穴から見えた光景。
 それは固く抱き合う王女と商人の姿だった。


 * * * * *

「えええっ! あの二人って付き合ってたの?」
「だろ! ありえねえだろ?」
「ひゃあぁ〜」
 あたしは空気が抜けるような声を漏らした。ロンがショックを受けるのも分かる。確かにちょっとありえない組み合わせだ。
「あー、ちょっと待ってくれるか」
 呼びかけられて振り向くと、魔王が気まずそうに立ちつくしている。いつの間にか玉座を立ち、近くまで来ていた。会話に入るタイミングをうかがっていたらしい。
「話が見えぬのだが……その、商人とやらは何者なのだ?」
「えっと、あたしたちの仲間よ。まあ、一応は」
 あたしが答えると、魔王は首をひねった。
「しかし余は知らんぞ。貴様らの戦いはときどき見ていたが、一度も見たことがない」
「うん、まあ……ねえ?」
 魔王が目を通すのなんて、どうせ中ボスクラスのバトルだろう。それなら商人のことは知らなくても仕方ない。彼は重要な戦いに参加したことなんてないんだから。
 仲間だから言いにくいけど、商人は……
「弱いんだよ!」
 ロンは遠慮なく答えた。
 あ〜あ、言っちゃった。確かに本当のことではあるけど。
 商人ゆえにアイテムの知識は一番あった。でも、それだけだ。強くもないし、魔法も使えない。ある日のバトルで怪我をして(そのときの敵だって、あたしやロンなら目をつぶってても勝てる相手だ)とうとう城に帰されてしまった。表向きの理由は療養のためだったけど、実質的には戦力外通告だった。
 それを聞いて、魔王はますます首をひねる。
「分からぬな。そんな弱いやつになぜ王女が惚れる? 勇者のほうが強いのなら、当然勇者を選ぶべきではないのか?」
「それが……」
 ロンはうつむいて、声をしぼりだした。握った拳はわなわなと震えている。
「城に帰したのが悪かったんだ。怪我した商人を王女が看病してたらしくて、そうこうするうちに仲良くなって、それで……」
「あちゃあ〜!」
 あたしと魔王は同時に天を仰いだ。



「強いやつより弱いやつのほうがもてるとは……人間は難しいものだな」
「う〜ん、まあ女の子によると思うけどね」
 モンスターの世界は力が全てらしいから、そこらへんの機微は理解できないんだろう。
「ほら、強い男が好きって娘もいるけどさ。中には『私がついてないと、この人はダメになる』ってタイプを好きになる娘もいるのよ。ほっとけなくて」
「それなら、勇者もさっさと倒れて入院してしまえばよかったではないか。そうすれば王女の心を射止めることもできたし、余の仕事も大いに助かったのだ」
 あまりにも身勝手な魔王の言葉に、ロンは弱々しく首を横に振る。
「無茶言うなよ。俺は勇者なんだし、倒れるわけにはいかないと頑張って……」
「お前がそうやって頑張ってるあいだに、頑張らずに倒れてしまった男のほうは、ずっと王女に看病してもらってたわけだ」
「ぐっ!」
 その言葉は相当効いたようだ。ロンはガクリとひざをつく。とどめとばかりに、魔王は続けた。
「看病というからにはリンゴを切ってやって、あ〜んとか言って食べさせてあげたりもしてただろうな」
「がはぁ……ッ!」

 かいしんのいちげき。ゆうしゃは100のダメージをうけた。

 崩れるように床へ倒れこむロン。持っていた盾がカランカランと音を立てて転がる。歴代の勇者が使ってきた伝説の盾だそうだが、この攻撃の前にはただの重い板切れだった。
「ちょっと! かわいそうでしょうが!」
 あたしはロンに駆け寄ると、体を支えてやる。回復魔法……は、意味ないわよね、やっぱ。
「余は真実を口にしているだけだ」
 魔王はニヤニヤと笑いながら、ロンの肩に優しく手を置く。
「勇者よ、話を戻そう。余の仲間になれ。今さら人間に義理立てする理由もあるまい。世界の半分をやる。いや、お前は何かかわいそうだから、六割をやろう」
 魔王に同情される勇者って……
「……それもいいかもな」
「ロンー!」
 ほっといたらフラフラと魔王の元へ行ってしまいそうなロン。あたしは胸元をつかみあげた。生気のない顔、焦点の定まらない瞳。ちょっと涙でにじんでいる。千匹以上のモンスター軍団に囲まれたときだって、決して絶望しなかったくせに。なんだって失恋くらいで!
 待って、落ち着いて。あたしが興奮したら負けだ。とにかくロンには立ち直ってもらわないと。世界の平和がかかってるんだから!
「ねえ、ロン。あんたが王女を愛してる気持ちは分かった。でも、それなら好きな人の幸せを祈ってやるべきじゃないの? 世界を平和にして王女の笑顔を守ってやりたいとは思わないの?」
「それは……」
 ロンの瞳にかすかに光が宿った。よし、いける!
「真実の愛は見返りを求めないことでしょう! あんたの愛は嘘だったの?」
「嘘なもんか!」
 大きく叫んで、ガバッと立ち上がる。一瞬その背中に燃え上がる炎の幻影が見えた。やった! さすがは腐っても勇者!
「そうだよ! 俺は王女を守る! たとえ、この身が朽ち果てようとも!」
「愚かな……」
 闘志を取り戻したロンを、魔王は冷ややかな瞳で見つめる。
「勇者よ、考え直せ。たとえ余を倒しても、お前に幸福などは訪れぬのだぞ」
「構わない。王女が喜んでくれるのなら、それだけでいい」
「確かに喜ぶであろうが、しかし……」
 魔王は頭をポリポリとかきながら、ポツリと告げる。
「隣にいる商人と抱き合って喜ぶのだぞ?」
「ぐはあっ!」

 クリティカルヒット。ゆうしゃは200のダメージをうけた。

「ロンー!」
 ロンが音をたてて床に倒れこむ。あたしは慌てて駆け寄った。
「ソニア……この身は朽ち果てたみたいだ……」
 早っ!
 ロンは最後の力を振り絞るようにあたしの手を握る。
「村の人たちに伝えてくれ。ロンは最後まで立派に戦ったと……」
「あんた、まだ一秒も戦ってないでしょうが!」
 哀れみを通り越して、だんだん腹が立ってきた。なんで、こんなのが勇者になっちゃったんだか!
「ああ、もう! 男のくせにウジウジすんな!」
 我慢も限界だ。
 世界の平和? 知ったことか!
 言っちゃうからね!
 気をつかって、言わないでおいたけど!
 もう知らないんだから!
 あたしは叫ぶ。

「そんなんだから、ふられるのよッ!」
 
 かいしんのいちげき。ゆうしゃは999のダメージをうけた。

 ゆうしゃは しんでしまった。


 あたしは魔法と呪文を一人の師匠から教わった。
 師匠は言っていた。
 言葉には力がある。だから呪文は注意深く扱わなくてはいけない。正しい使い道をすれば役に立つけれど、一歩間違えると大惨事を引き起こす。
 師匠はそう教えてくれたっけ……
 師匠、お元気ですか。
 あたしは今、三歩くらい間違えたみたいです。


「ロ……ロン?」
 へんじがない。ただのしかばねのようだ。
「お前な……仲間がトドメを刺してどうするのだ」
「う、うるさいわね!」
 呆れる魔王を横目に、あたしはロンの体をゆさぶる。
 精神的負荷が大きすぎたらしい。気絶したまま、しばらくは目覚めそうにない。
 魔王は哀れみを込めて、あたしたちを見下ろしている。
「余は転生を繰り返し、何人もの勇者と戦ってきたが……貴様らのようなのは初めてだ」
 そりゃそうだろう。あたしも歴代の勇者のことは古文書で読んだ。王女を助け出してそのままゴールインした人もいるし、ともに戦った仲間と結ばれた人もいる。魔王と戦うときにはすでに結婚していたという人だっていた。
 失恋した勇者なんて聞いたことがない。
 深いため息をついてから、手をひらひらと振る魔王。
「もういい。行け。決着はまた今度にしよう」
「いいの?」
「今の貴様らに勝っても嬉しくない。万が一にも負けたら、それこそ最悪だ」
 同感だ。この状況でロンが魔王に勝っても、失恋の腹いせに八つ当たりしたみたいで面白くない。
「んじゃ、今回は引き分けということで。えっと、なんていうか……ごめんね」
 なんであたしが謝ってるんだか。でも、やっぱ申し訳なかったんだ。魔王だって色々な対抗手段を用意して勇者を待ってただろうに、全部無駄になっちゃったんだから。
「気にするな。余も言いすぎた。勇者が目覚めたら謝っておいてくれ」
「あはは、ありがと」
 こうして勇者一行と魔王の戦いは引き分けで終わった。
 実際には全く戦っていない。でも今までのどの戦いよりも、つらかったし傷ついたし、それに……
「疲れた……」


「よくぞ無事に戻ってきてくれました、ソニア」
「ええ、まあ……無事でもないんすけど」
 あたしは戦いの報告をもって、王女の前に一人でやってきた。
 ちょっと後ろめたいから、どうにも落ち着かない。
「あの、でも、結局魔王は倒しきれなかったんですけど」
 おずおずと申し出ると、王女は優しい微笑で返してきた。
「分かっております。ですが、復活は先のことになるのでしょう?」
 あたしはロンの泣き顔を目に浮かべながら、力いっぱいうなづく。
「はい。そりゃもう、かなり先のことになると思いますね!」
「それなら、よいではありませんか。今はこの平和を楽しみましょう」
 王女はそう言ってから、首をかしげた。
「して、勇者様は?」
「ええっと、そうですね。あいつは……今ごろは海で夕陽に向かってバカヤローとか叫んでるあたりでしょうか」
「はい?」
「えっと、つまり、魔王との再戦に向けて修行の旅に出てる、って感じです」
「なんと、まあ。さすがは勇者様です」
 ひとしきり感心して、王女は遠くを見つめた。
「いつごろ戻られるのでしょうか……実は、もうすぐ私の結婚式があるのです」
「そ、そうなんですか〜」
「勇者様にもぜひ式に立ち会ってほしいと思ってます。いえ、立ち会うだけでは役不足でしょうか。仲人か、司会か……友人代表のスピーチもいいですね」
「そ、そうっすね〜。たぶん泣いて喜ぶと思いますよ〜」
 無邪気に笑う王女を見ながら、あたしは思う。
 もしかしたら、ラスボスはこの人なのかもしれない、と。


 次の日、どこだかの砂浜で一人ぽつんと体育座りしている男が目撃された。
 手紙を燃やして灰を海に流したり、花占いをしたり、砂浜に相合傘を書いたりしてたそうだ。もちろん泣きながら。
 おそらくは誰も気づかないだろう。
 それは勇者が世界平和のために戦っているところなのだ。
 彼の生涯で、最大最強の敵と。
 頑張って!
 王女も魔王も全世界も、あんたの復活を待ってるんだから!


この作品が気に入っていただけましたら『高得点作品掲載所・人気投票』にて、投票と一言感想をお願いします。
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●感想
イマダさんの感想
 勇者のお父さんはオルテガさんですか?(笑)

 とっても面白かったです。まさか世界の半分で心が揺らぐ勇者がいるとは思いませんでした。
 しかも失恋の痛手から立ち直れずにいたとは。
 死んでいった仲間達やソニアさんの気苦労を思うと……すいません、笑ってしまいました。
 私はてっきり、ソニアさんが勇者に恋をしているものと思い込んでいたのですが、
 そこんとこはどうなんでしょうか?
 彼らには次回の戦いに向けて十分英気を養って頂きたいと思います(笑)


ユキさんの感想
 初めまして、こんばんは。ユキと申します。
 短編のコメディというのは、今まであまりおもしろいのは読んだ事がなかったため、
 なんとなく敬遠していました。
 ですが、この作品はとても読みやすい上におもしろくて、いつのまにやら最後まで読みきっていました。
 感想としては、魔王と魔法使いのツッコミが素晴らしかったです。
(特に、魔王の容赦のない、するどいツッコミで笑ってしまいました)

 私は感想を書くのが得意ではないので、いつもはあまり書かないのですが、
 この作品はとてもおもしろかったので、つい書き込んでしまいました。
 とにかくこの作品はとても素晴らしかったです。これからも、頑張ってください。


maoshuさんの感想
 失恋した勇者、そして、魔王のやり取りも含めて失恋した経緯がおもしろかったです。
 でも、世界観が不足していて、個人的には、
 悪役には見えない魔王をなぜ倒そうとしているのかに疑問を感じました。
 魔王の性格を考えたら、悪の限りをしているという迫力というのが感じられませんでした。
 また、勇者に「世界の6割をやろう」と言ったのかも疑問です。

 でも、珍しく、笑わせて頂きました。
 これからも、頑張って欲しいと思います。


涼暮月さんの感想
 えー、たしかにmaoshuさんの仰る通り、設定の細かい穴などは見受けられます。
 しかしこれは短編コメディですので、簡潔な説明で丁度良かったと僕は思いました。

 魔王の冷静なツッコミが特にウケました。大好きです、こういうの。
 僕からは文句のつけようがありません。
 すばらしい作品をありがとうございました。


『ち』さんの感想
 まず最初に「勇者とは思えない行動を取る勇者」を見せられたのが、
 物語に引き込まれるきっかけになりました。
 登場人物の描写もわかりやすくて好感を持ちました。
 文体も読みやすかったと思います。


一言コメント
 ・ライトノベルらしいノリで、とても面白かったです。
 ・三人ともキャラが立っていて楽しい気持ちで読めました。
 ・職場で笑いを堪えるのが大変でした。とても面白かったです。
 ・短く纏められた構成と、ドラクエのネタが上手く噛み合っていて、とても面白かったです。
 ・同じ物書きとしてこういうものを書きたい!と思わずにはいられません。すごく楽しかったです。
 ・ちょうどドラ○エの音楽聴きながら読んでたので思い切り笑いました。
 ・とても面白かったですvv
 ・魔王の微妙な同情?が面白かったです!
 ・ギャップを楽しむ物だ
 ・久々に笑わせてもらいました!
 ・ストーリーが独創的で面白かったです!!!
 ・爆笑させてもらった。
 ・たのしすぎるー!笑
 ・とてもテンポがよく、読みやすい作品でした。
 ・面白すぎる……!
 ・同じ物書きとして凄く良い作品だと思った。
 ・何故だろう・・・こんな気持ちになったのは初めてだw
 ・おもしれぇwww
 ・面白かったです!思いっ切り笑わせていただきました!
 ・この話を、暗い話を書いている人が読めば、必ずこういう作品を書きたくなると思います。
 ・二つあるようですが、どちらも笑わされました。面白すぎです、こういうドラクエならやりますねー(ぇ)
 ・魔王がものっすごくいい味だしてますねw
 ・キャラがよく、とても良かったですね。
 ・魔王が・・・カワイイ・・・・
 ・まったくストレスなく読める良作。
 ・吹いたw
 ・勇者がんばれ!
 ・いや、うん、面白いよ。
 ・楽しい。楽しい、イタイ。
 ・「すげー!これすげー!俺もこんなのが書きてええ」とずっと考えながら、
  同時に笑いを堪えるのに必死になって読ませていただきました。最高です!
 ・読んでいくうえで、テンポよく進められる文章でした。
 ・大好きです。もう何も言わずによんでください!
 ・ドラクエの設定をいじってここまで面白く作れて……うまい。
 ・意外性が抜群でよかったです。
 ・大好きなジャンルでしかも大好きな恋愛ネタ!面白かったです。
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