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BLOOD+
沖縄の女子高生・音無小夜は、一年以上前の記憶がないものの、 温かい三人の家族に見守られ、幸せな生活を送っていた―異形の怪物・翼手に遭遇するまでは。 人の生き血を啜る翼手に襲われた小夜の危機を救ったのは、美貌を持った青年・ハジ。 彼は小夜に一振りの刀を託して囁く―「小夜、戦って」その瞬間、彼女の中で何かが目覚めた! 大人気アニメを完全小説化。失われた己の過去と未来の居場所を求めて剣を振るえ、小夜。
私はアクションとホラーだと思っています。 “ドロク”(TBS土曜午後6時〜)で、約一年間放送されたアニメを小説化したものです。 魅力はなんといっても、アクションの迫力、ストーリー設定の細かさです! 池端氏の表現もおすすめします。 風景、心情――いろんな表現がすばらしいです。 ストーリーだけでなく、文章表現も楽しめます。 同じ行動でもこんな表現があるんだ、と読むたびに勉強になります。 ストーリーはほぼアニメに忠実で全4巻、一冊が400ページ以上あります。 なので読むのは大変かもしれませんが、話の内容が濃いだけに読み応えがあります!
アニメでは沈黙という形でしか表現されなかった彼女の心の内が、この小説でわかります。
名前が片仮名だということもありますが、小説から入ると少々きついかもしれません。 アニメを見た方にはまだおわかりになれるかと思いますが。
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炎の蜃気楼
武田信玄の霊を封印した魔縁塚が、何者かによって破壊された夜、 高耶の親友・譲は、火だるまになる夢を見た。 「ようやく見つけましたぞ、お屋形様」譲に忍び寄ってくる武者たちの亡霊。 強力な霊によって憑依されようとしている譲を救おうとする高耶は、 不思議な「力」を使う直江と出会った。 自ら何百年も生きた換生者と名のる直江は、高耶に前世からの宿命を告げるのだが。
どんな苦境の中でも立ち上がっていく、その強さ。 深い霧に隠れた小屋で、膝をかかえて逃げることではなく、 己の弱さも強さも全部ふくめて受け止めて、最上の形を求めて走り続ける。 裏切り、消えかけた生命の灯火。傷つき、諦めかけたことも何度だってあった。 でもその度に本当の「生きることの意味」を知り、くじけそうになる自分を叱咤した。 膝をつくことを許さなかった。 「生きて幸せになってください」 最終巻で、高耶は言った。 死して怨霊となった者が力をつけ、換生という形で現代人の肉体をのっとりよみがえる。 もはや肉体の死は通過点に過ぎないのか。 闇戦国という、現代に再び訪れる怨霊同士の戦国時代。 それぞれの時代の、それぞれの人間の、それぞれの正論。 今もし生きることにとまどいや疑問を感じる人がいたら読んでほしい…… いや、そうでなくとも。全40巻という長い長い物語だけれど、 読み終えたときには確実に、「新しい自分」に会えると思う。 そうして変わった自分のこと、これからの人生の中で自身はもちろん、 まわりの人もきっと必要としてる。 あなたのものの見方に、何人かは救われた気持ちになるだろう。 凍えた笑顔が、ふたたび顔を出すかもしれない。 道徳的すぎないで、それでいて心に訴える何かがある。 何も考えなくていい、ただ騙されたと思って読んでみてください。
少し不器用で、だけど自分自身の正義を貫こうとするその姿が。 だけど配下の者のためにも、熱いおもいを隠し持っているその温かさが。 我慢の中にある正義こそ、もっとも大切なものなのかもしれない。
ごめんなさい、思いつかないです。
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あれ!? その小説、もしかして105円で売られていない? |
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