戻る 目次へ戻る 次へ

東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは―。三島由紀夫賞受賞作。

阿修羅ガール


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 11
 おもしろいです! 9
 なかなか良いです 5
 ふつうです 2
 イマイチです 2
 おもしろくないです。 5
 買うと損します。 3

ジャンル現代ファンタジー
著者舞城 王太郎
出版社:新潮文庫(新潮社)
発行年月:2005年05月
本体価格 552円 (税込 579 円)
ジダマさん一押し!(男性)

■ 解説                               

 アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的に悩んでいた。
 その間に街はカオスの大車輪!グルグル魔人は暴走してるし、同級生は誘拐されてるし、
 子供たちはアルマゲドンを始めてるし。世界は、そして私の恋はどうなっちゃうんだろう?
 東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは――。
 三島由紀夫賞受賞作。受賞記念として発表された短篇「川を泳いで渡る蛇」を併録。



■ この作品について、熱く語ってください!            

 まず、ジャンル分け不可能。
 
 僕はあえて現代ファンタジーにしたのですが、それもなんか違うような気がします。
 序盤はミステリー、またはサスペンス。中盤はファンタジー。
 終盤はホラーと、再びミステリー、ファンタジー。そんな感じがします。
 友人の失踪事件。三つ子のバラバラ死体。グッチ裕三。モト冬樹。石原慎太郎。グルグル魔神。
 謎のオタク系男、桜月淡雪。個性あふれる長々とした文章。
 それなのに読みづらくなく、ページを捲る手が止まりません。

 とにかく個性的でおもしろい。それがこの「阿修羅ガール」です。
 一応純文学(?)の賞「三島由紀夫賞」を受賞したブランド付きです。



■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 特にいないですね。キャラより作品世界とか文章とかを楽しんで僕は読んでいましたので。
 でも、強いて言えば桜月淡雪ですかね。
 優しいオタクみたいなところが良いですね。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 文章の質と長さが異常。ある箇所で大量の擬音語が。なので読む人を選ぶと思います。
 
 まあ、それもおもしろさの要素のひとつなんですが。
 あと、話がこじれてるというか、未解決の部分があります。
 でも、何度も言いますがおもしろいですよ。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-
『阿修羅ガール』のご注文はこちらから >>>

あなたの知っている隠れた名作を教えてください
 
 一押しのライトノベルのレビューを大募集中! 投稿してくださる方は、

 『一押しのラノベ募集係』 『一言感想係』 よりお願いします。
その小説、105円で売られているかも……

戻る トップへ戻る 次へ