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阿修羅ガール
アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的に悩んでいた。 その間に街はカオスの大車輪!グルグル魔人は暴走してるし、同級生は誘拐されてるし、 子供たちはアルマゲドンを始めてるし。世界は、そして私の恋はどうなっちゃうんだろう? 東京と魔界を彷徨いながら、アイコが見つけたものとは――。 三島由紀夫賞受賞作。受賞記念として発表された短篇「川を泳いで渡る蛇」を併録。
僕はあえて現代ファンタジーにしたのですが、それもなんか違うような気がします。 序盤はミステリー、またはサスペンス。中盤はファンタジー。 終盤はホラーと、再びミステリー、ファンタジー。そんな感じがします。 友人の失踪事件。三つ子のバラバラ死体。グッチ裕三。モト冬樹。石原慎太郎。グルグル魔神。 謎のオタク系男、桜月淡雪。個性あふれる長々とした文章。 それなのに読みづらくなく、ページを捲る手が止まりません。 とにかく個性的でおもしろい。それがこの「阿修羅ガール」です。 一応純文学(?)の賞「三島由紀夫賞」を受賞したブランド付きです。
でも、強いて言えば桜月淡雪ですかね。 優しいオタクみたいなところが良いですね。
まあ、それもおもしろさの要素のひとつなんですが。 あと、話がこじれてるというか、未解決の部分があります。 でも、何度も言いますがおもしろいですよ。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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