↑目次へ戻る |
バーティミアス
ランドさん(男性・14歳) 織姫★さん(女性・14歳)一押し!
ナサニエル少年は魔術師の卵。 5歳のとき、実の両親によって政府に売り飛ばされ、ある師匠の下に弟子入りさせられた。 有力な魔術師たちがイギリスとその領土を支配し、ナサニエルは、彼自身が、 ある「崇高なる運命」のための「最高のいけにえ」なのだ、と教えられている。 両親と別れ、過去の暮らしを捨てるのはまだ我慢できるとしても、 国家保安省の役人でもある師匠アーサー・アンダーウッドは、 非情で残忍で恩着せがましい中流の魔術師だ。 ナサニエルの唯一の救いは、師匠の夫人マーサ・アンダーウッド。 夫人はナサニエルに心からの愛情を示し、彼もひたむきな献身でそれに報いている。 何年ものあいだ、アンダーウッド家でどうにかうまくやってきたナサニエルだが、 12歳を目前にした夏、すべてが一変する。 冷酷な魔術師サイモン・ラヴレースに人前で恥をかかされ、おまけに師匠にも裏切られてしまう―― 臆病者のアンダーウッドは自分の弟子をかばおうともしないのだ。 復讐を誓うナサニエル。全知全能を望んで悪魔に魂を売り渡したファウストを思わせる熱意で、 魔術の教本をむさぼり読みひたすら腕を磨きながら、一方では努めて従順な弟子を装う。 強力なサマルカンドのお守り(アミュレット)をラヴレースから盗んで恨みを晴らそうと、 力を振り絞って、よわい5000歳の妖霊バーティミアスを呼び出すとき、少年魔術師ナサニエルは、 自らの想像を絶するほど危険きわまりない状況に身を投じてしまう――。
六百ページ以上もあるから読む気が出ないーーーーそんなことは言わせません! ナサニエルとバーティミアスの視点から構成されるこの本はおもしろい以外の何者でもありません。 ハリーポッターなんぞ知ったこっちゃねえと言わんばかりのおもしろさ。 わずかな恋心も何とも言えないくらい切ないです。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? プトレマイオス(出てきてはいないが)とバーティミアスとナサニエル。 何とも言えない友情関係。 読んだのは数年以上前になってしまったのですが、未だにこの三人……二人と一匹。 ここから先は少しネタバレになりますが……プトレマイオスとナサニエルが重なります。 最後の終わり方には驚愕と感動。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 三巻で終わってしまったところ。 もっと続きが見たかった……。
そして魔術師の力の秘密は異世界からようれいを召喚して命令できること、と言う設定なんですが。 この小説では2人の主人公魔術師ナサニエル少年と、 中級クラスの魔神バーティミアスの2つの目線からそれぞれ書いており、 ナサニエル視点とバーティミアス視点の切り替えが絶妙な面白さを出しています。 1巻の冒頭からぐいぐい引き込まれました。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 自分の一番好きなキャラもやっぱりバーティミアスです。 決してすごくいいやつとは言えませんが、だからと言って完全な悪者ともいえないようなところが特に。 1巻で言ってた「良心はなくしやすい」というのもある意味名言では? この作品の欠点、残念なところはどこですか? 3部作なのですが、もっと長く続けてほしかった。
読んでみて、暫く声が出ませんでした。 まさに圧巻。戦闘シーンから回想シーン。友情から憎悪までが完全に濃縮されています。 キャラクターの使い分けもすばらしいの一言。 魔術師ナサニエルとその妖霊のバーティミアスが織り成す物語。 トントンとテンポ良く進んでいき、読者をあっという間に世界に引きずり込んでいきます。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? もうバーティミアスしかいない(笑) 子供じみた思想の中に、どこか達観した感じが通されている彼の口調は一度見てみるべきだと思います。 彼の敵意と友情の変化が凄く面白いです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 最初が淡々としている、と思います。 しかしある程度行けばあっという間に引きずり込まれるのでそう心配はありません。
主人公のバーティミアスの、あのユニークな話し方や、 子供とは思えないナサニエルのぶっきら棒なあの態度。 シリアスな場面も戦闘シーンも(そして密かに恋の場面も)、全てが◎な物語です。 個性豊かなキャラクターも、とても魅力的で、好きなキャラはしぼれません。 いつでも主人となった魔術師を殺しかねない妖霊であるはずのバーティミアスが、 彼にとっては憎たらしい少年・ナサニエルを密かに助けるところが、また何とも素敵です。 そしてナサニエル自身も、他の魔術師とは違う温かい心を持った少年だと思います。 そうでなければ、最後の最後で、人をあんなに感動させる行動はしないと思います。 その心があったからこそ、バーティミアスとナサニエルの友情は出来上がったのです。 私は、この物語から「友情」を知り、また現実味溢れる架空のロンドンで巻き起こる全ての事を 今の社会に当てはめ、今の世の中が汚れているのだと感じました。 私達が生きているこの世界も、バーティミアス達のように素敵な世界になるといいですね。 いつでも愛が溢れ、共に助け合い、夢を無くさず素敵な世界になりますように! お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 悩んだあげく、やはり主人公のバーティミアスです。 子供っぽい話し方なのに、どこか大人な雰囲気を漂わせるキャラだと思います。 なかでも、5000年以上も生きた者ならではの“人生経験”を知っています。 妖霊なのに、どこか人間っぽい。そんなユニークなキャラクターです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? ページ数が600ページもあるというところでしょうか。 手にとってみても、重いし長いしで、読む気が失せてしまうかもしれません。 でも、「読み始めると止まらない」という魔法がかけられているのでご安心を。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||
その小説、105円で売られているかも…… |
↑目次へ戻る |