太郎さん一押し!(男性・15歳)
恐竜は絶滅していない。量子力学が示唆する悪夢「シフト現象」で哺乳類の世界へ飛躍していたのだ。
そしていま、人類がビースト姿へ「シフト」する天変地異が再来していた。
主人公の佐々山青年は特殊なデータベースを覗いたせいで、人間がビースト姿へ変身する「シフト現象」と遭遇する。その姿はかつて世界を滅ぼしたというレッドドラゴン!
秘めたる力を持っている佐々山は「世界を無にしなければ」という強い意識に支配されていた。
この意味合いはいったい……!?
シフト仮説を唱える博士によれば、現実世界は無数の「可能性」がトランプのように重なり合ってできており現在、別の混乱したトランプが出現中だと。
そのうえ鎮めるためにはレッドドラゴンが「覚醒」しなければならない、という。
佐々山・レッドドラゴンが「覚醒」した暁に待ち受ける世界は、栄えある新世紀か、かたや悪魔の巣くう地獄世界か!?
最新理論をベースにした悪魔的SFファンタジー、登場。
人がケモノに変身する!
そんな怪奇現象が起きる世界で、主人公佐々木は、レッドドラゴンに変身する。
異・生命体に変わった彼が導くものは・・・・・・。
これが本作、ビースト・シフトの主なあらすじ。
さまざまなキャラクターが、さまざまケモノに変身するところは、ケモノ好きと、アクション好きの人には、いい感じの作品だと思います。
もちろん、愛の場面などもあり、物語のいろはが入っています。
ケモノ好きな人、そうでない人でもぜひ読んでみてください。
この作品の欠点、残念なところはどこですか?
僕の見た感想から、ずばり言います。
読みにくい!
と言うところです。
物語のなかには、主人公など、キャラクターの心理描写が入っていますが、なんだか、それが長すぎるといいますか、とにかくつかみ難かったです。
それで、何度も読むのをやめてしまって、最後まで読むのにかなりかかりました。
僕だけかもしれないですが、とりあえず、意見を言ってみました。