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電話一本でいつでも参上。我ら魔法使い派遣会社〈アストラル〉!

レンタルマギカ


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 160
 おもしろいです! 88
 なかなか良いです 37
 ふつうです 14
 イマイチです 11
 おもしろくないです。 4
 買うと損します。 15

ジャンル現代ファンタジー
著者三田 誠
出版社:角川文庫(角川書店)
発行年月:2002年10月
本体価格 533円 (税込 559 円)
ルリアさん(女性・14歳) T.Kさん(男性)
ライラさん(男性・15歳) りぃるぅさん(男性・17歳)一押し!


■ 解説                               

 東に困った人いれば行って陰陽道の札を、
 貼り西に探し物する人あれば行ってダウンジングをする、我ら魔法使い派遣会社アストラル。
 2代目社長に就任した伊庭いつきは、慣れない仕事に日々涙目。
 いつきのふがいなさを嘲笑う同業者は古代ソロモンの魔法「悪魔召喚」を使い、
 アストラルに挑戦状を叩きつけた。次次と倒される仲間を前に、いつきの真の力が目を覚ます。
 古代ケルト魔法、黒魔術、神道など世界中の魔法が集結。魔術の夜が始まる。


■ ルリアさんの書評                       

 とにかく引き込まれます。
 魔法のこととかぜんぜん知らなくてもふつうに読めます。
 私は、魔法とかぜんぜん知らなかったけれど、普通に読めました。


 あと、そんなに言うほどグロくはないですよ。

 いちいち気にしちゃうとそうかもしれないかもしれないけれど、断章のグリムとか、他の本と比べると、
 戦闘シーンがある本にしては、ぐろいシーンは少ないと思います。


 いつもいつも、予想していなかった結果になって、おもしろいです。


 なんだかんだいって、<アストラル>のみんなは才能があって強くて、
 戦闘シーンは読みごたえがあります。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 オルトくんです。
 忠誠心高いところとか、ちょっと子供っぽいところがかわいいところとかが好きです。

 あと、アディリシアさんも、かっこよくて、
 でも、いつきのことになると必死になるのがかわいくて、好ききです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 最近(白の魔法使いあたり)の進みがはやい……

 あとがきで「今のいつきはスピードです」というようなことを言っていたから、
 そこが売りなのかもしれないけれど、私てきに、そんなに先をいそがなくてもいいと思います。

 少し物足りないです。


■ T.Kさんの書評                       

 似たようなラノベの「とある魔術の禁書目録」(電撃文庫)のほうでは、
 魔術は生まれつき特殊な能力の才能を持たない人が、
 それでも才能あるひとと同じことをするために作られたシステムであり、
 才能無い一般人なら誰でも使えるというものでした。
 
 が、レンマギのほうでは、魔法は才能や努力のあるなしではなく、
 生まれついた家系によって決まるとされているのですから、
 かなりシビアで、禁書目録とはある意味真逆です。

 そういう家系でなければ、当然魔法使いとしてハンデを背負うことになるでしょうし、
 逆にそういう家系だと家の束縛だとか、好む好まざるに関係なく、
 魔法使いになることをせまられるのですから、いろいろな問題をはらんでいそうです。

 禁書目録の中の魔術師はみんなそれぞれ良くも悪くも、
 魔法名に代表されるような強烈な信念や目標のようなものを持っていて、
 それゆえにそれを実行するため究極の裏技たる魔術を使っていたという感じでした。
 しかし、レンマギのほうではむしろ、時には人を犠牲してまでより強い力を、より強い魔法を求めよう、
 という、あくまで手段にすぎないはずの「魔法」自体が、
 目的になってしまっているというのがある意味一番問題だと思います。

 ただ、「それが魔法使いとして正しい」「それが当然」
 というふうにそれを平気で実行できるのは、彼らが邪悪だからというより、
 本文中にあったように「それ以外の道を知らなかった」という一言に尽きるのでしょうね。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 葛城みかん。
 明るくて、やさしくて、かわいい。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 所々にグロイ描写がある。
 

 禁書目録と比べるとコミカルな笑える要素が薄いのは読みすすめるほど実感しております。
 禁書目録ではそれがバトルの陰鬱な部分、血なまぐさい印象をうまく払拭していただけに、
 レンマギのほうは禁書目録よりそれらをなんとなく強く感じてしまいますね。
 「鬼の祭りと魔法使い」のあたりはいろいろとつらいことがあったので、精神的に読むのがきつかった。



■ ライラさんの書評                       

 魔術。この作品は全て昔の文献を元にした作品です。

 他では類を見ない珍しい作品です!
 ケルト魔術、神道、陰陽道、ソロモン七十二柱、そして妖精眼(グラムサイト)。

 あらゆる魔術が混合した神聖な作品です。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 フィン・クルーダ。
 第四巻「竜と魔法使い」で初登場する敵なのですが憎みたくても憎めない敵です。

 ラピス。
 錬金術師につくられたホムンクルスにして主人(ユーダイクス)への異様なまでの執着心と尊敬の念。
 ユーダイクスにいくら冷たくされても心は優しいラピスに人生を百八十度反転させられました。

 ちょっとだけネタバレですが、
「自分の死ぬときまで、絶対に欲しいものには手が届かないってわかってたら?」
 ユーダイクスを尊敬する感動の一言でした。
 自分の感動の言葉ベストスリーにランクインしました。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 正直、文章全てに置いて技術が欠けていると思っています。

 意味もなく文を強調する点をつけたり、「ああああああああああああああ」などの文字の連呼。
 擬音などの音を意味もなく無駄に伸ばす。
 神の視点の作品ですが、一人称なのだが三人称なのだが困惑させるような言葉が入っていたりと、
 いまいち技術が欠けています(それでも内容はおもしろいから買ってますけど)。
 戦闘シーンの描写がいまいちわからないなど。



■ りぃるぅさんの書評                      

 主人公・伊庭いつきは「ドラえもんで失神した男」として学校で有名な超怖がり&ヘタレな高校生。
 しかしその実は色んな物が「視える」人。

 そんな彼は失踪した父親が社長を務めていた会社の社長に突然なってしまう。
 なんとその会社は「魔法使い派遣会社」。
 召喚術、陰陽道、ケルト魔術、神道などなど、
 古今東西の魔術が飛び交う世界に飛び込んだいつきは、
 そこで様々な魔術騒動に巻き込まれる事になった。


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 勿論いつき。ヘタレなのに「力」を解放した時だけかっこよくなるギャップが好き。
 あとは穂波もすきですね。いつきの事が好きなのにいじめてしまう子供みたいなところが。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 魔術ネタがマニアックすぎて分かりにくいことぐらいでしょうか。
 解説は入ってますけど魔法とか魔術とかのオカルトネタに慣れてる人じゃないと読みにくいかも。


■ 一言感想コメント                       

・イラストが好き。 文体が読みやすい。以上!


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
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