スクリューマン&フェアリーロリポップス
トラ子猫さん一押し！(男性・２０歳）
■ 解説
それは或る雨降りの日の出来事―不可思議な幻聴『ネジの悲鳴』に悩まされている工藤卓巳に突然の口づけを与えたのは、旧態依然とした異世界“妖精郷”を改革しようという野望を抱く“翅族”の美しき王女・ロロットだった。
“改革派”の急先鋒として尖りすぎなロロットは向かうところ敵だらけ。そして、彼女とのキスをきっかけに不思議な妖精を操る能力を得た卓巳もまた“保守派”の人々に狙われることになり―。
強烈に危険で凶悪にキュートな妖精姫と『ネジの悲鳴』を聴く少年が巻き起こす、異世界改革系ファンタジック・アクション、ここに開幕。
■ トラ子猫さんの書評2013/02/19
とにっっっかく主人公カップルが魅力的！
雨の日に出会った少女、ロロットに、主人公の玖堂卓巳は一目惚れ。ロロットもまた、卓巳に惚れちゃいます。
ところが、二人が出会ったことで卓巳はロロットを取り巻く事件に巻き込まれることになります。
だけど事件なんか知ったことか！ とにかく愛のパワーで何でも乗り切れ！ 二人がいれば何とかなる！ そういう熱さとパワーの凄くある作品です！
お気に入りのキャラはいますか？ どんなところが好きですか？
ヒロインのロロットは、とにかく可愛い！
どれくらい可愛いって、戦艦で例えたら大和、旅客機で例えたら国際線のジャンボジェット、ライトノベルの厚さで例えたら川上稔先生の作品ぐらいの分厚さ……とにかく、他作品のヒロインよりも頭ひとつどころか体ひとつ分飛びぬけてるんじゃないかってぐらい可愛い！
もうっ、メチャクチャ可愛い……のに、小悪党なんです！ 国家転覆を狙う前衛思想、体制からひっくり返してやろうって壮大な野望、故郷も世界も全部ぶっ壊して一から築きなおしてやろうってとんでもない熱意。
体制維新か、明治維新か。例えるなら倒幕思想の大革命！ 当然、現体制の維持を望む層の反発激しく敵が次々追ってきて……だっていうのに、どんな時でも笑顔と元気で、腹に一物抱えて乗り切ってしまう。
そんな、可愛い！ という魅力と、あくどい！ というギャップがたまらない！
そんな素敵な素敵な、最高のヒロイン。それが、ロロット・ニエンテ・アートレイアです。
この作品の欠点、残念なところはどこですか？
その内容柄、途中で中だるみしてしまったような気がしなくもない。ヒロインの魅力に引っ張られて読んだが、逆に言うとロロットのいないシーンは少し退屈に感じてしまうかも。
とはいえ、ヒロインの可愛さに関しては太鼓判を押せます。ロロット最高！
■ あなたはこの作品についてどう思いますか？（読者投票）
『スクリューマン&フェアリーロリポップス』のご注文はコチラから >>>
(新本格魔法少女りすか)
(ストライク・ザ・ブラッド)
