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迷い猫オーバーラン!
都築巧は、姉と二人暮らし。 潰れかけの洋菓子店『ストレイキャッツ』店長である姉はお人好しで不器用なドジッ子のため、 近くに住む幼なじみの芹沢文乃の手を借りながら何とか店を維持するだけで精一杯。 そこに、姉が謎の美少女を拾ってきてしまう! さらに学校では巧に思いを寄せるお嬢様や悪友達と共に新しいサークルを作ることに。 しかも巧や少女達にはある共通の秘密があったのだ……。 男の友情とツン美少女満載のハイテンション・ラブコメ開幕。
一人一人キャラが濃くて、なによりメインヒロインのツンデレっぷりがすごい!! 正直になれず、思っていることと逆のことを言ってしまう文乃の行動のひとつひとつに ニヤニヤが止まりません。 そして主人公の地の文がまたおもしろい! ギャグ度はバカテスや生徒会の一存ほどではないですが、とてもよい加減だと思います。
巧は巧で思考がおもしろくて好きなのですが、文乃のツンデレっぷりも捨てがたい!
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身代わり伯爵の冒険
事件は、いつもと変わらない昼下がりに起きた。 庶民的パン屋の看板娘で、彼氏いない歴16年のミレーユのもとに、突然現れた謎の青年――。 彼から告げられたのは、ミレーユの双子の兄の大迷惑な所業と、 彼女の運命を激変させる企てだった! 「あなたは身代わりになるんです。ベルンハルト伯爵のね」 かくして『身代わり伯爵』の奇妙で華麗な冒険が幕を開ける!! 第4回ビーンズ小説大賞読者賞受賞の、超王道ファンタジー。
なのに、なのに、なのに……面白い。 友人が読んでいるのを見て借りましたが、本当に面白いのです。 噛み合わない会話、勘違い、天然……etc どこかずれているキャラクター。 よんでいてにやける以外の反応ができません(にやけるのに忙しいので)。 友人はにやけるだけでなく、感情移入して過剰な反応をしていますが……。 語るも何も、とにかく面白い! それだけです。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 第二王子ヴィルフリートさま。 珍品蒐集が趣味という、これもまたちょっとずれた王子様ですが、 性格はいたって普通の少年でほほえましい限りです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 取り立てて言うほどの欠点はありませんが、強いて言えば、 ミレーユがものすごく鈍感。 だからこそ面白いのかもしれませんが、 「あたしはあなたがいないとダメなの!」って叫んでおいて気づかない…… っていうのはちょっときついかなって思います。
王道のどこが悪い!! お約束は守ってこそ、面白いんです! えー、この身代わり伯爵シリーズの第一弾、身代わり伯爵の冒険。 どこへ出してもおかしくない、王道ファンタジーです。 ファンタジーと言っても、この作品の世界観に魔法なんてものは存在しません。 いわゆるおとぎ話で、私達の価値観と微妙なシンクロ具合があります。 その見所は、宮廷を舞台に繰り広げられるラブコメディ! 思えば、学園恋愛ものは数あれど、 中世時代を舞台にした恋愛もののラノベって少ないんですよね。 そして、この作品はかなり良質だと思っております。 タイトルにあるよう、主人公のミレーユはいろいろあって、 庶民の出ながらなぜか双子の兄フレッドの身代わりとして宮廷を駆け抜けていきます。 ストーリーだけを見れば、いかにも王道なんですけど、全然飽きが来ない。 というのも、登場するキャラがどっかおかしいからだと思います。 主人公のミレーユは猪突猛進でヒロインと言うよりヒーローみたいな行動が目立ってます。 兄のフレッドは自分大好きでシスコンだけど、何か変だし。 お父さんは泣き上戸で、心配性だし。 この国のお姫様なんて、怒ると長椅子を振り回し鬼の形相でものを投げつけてくるし。 第一王子はハーレム作ると張り切って、第二王子は着ぐるみマニアで・・・ とこの国の未来を心配したくなります(笑) この濃いキャラ達が一番の魅力ですね。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 第二王子のヴィルフリートさま。 倣岸不遜な性格ですが、初恋におたおたしつつ、 敵に塩を送る彼は見ていて実にほほえましいです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? ヒロインのお相手役が固定されていることですね。 主人公のミレーユが別の男性に心惹かれることは、 今現在の展開では有り得ないので、それがちょっと嬉しくもあり寂しくもあります。
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