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ノスタルジック&ほのぼのラブコメ、登場

いつか、こいまち!


ジャンル恋愛・ラブコメ
著者長谷川 昌史
出版社: 電撃文庫(メディアワークス)
発行年月: 2008年05月
本体価格 590円 (税込 619 円)
悪夢さん一押し!(男性・15歳)

■ 解説                               


 親の都合で田舎に転校した真哉に、いきなり掌底を喰らわせてきた隣の席の女の子。
 彼女の名前は甘楽さん。
 皆には秘密だけど、実は恋の神様らしいのです。
 家の事情で貧乏らしい甘楽さんはいつもお腹を空かせていて、
 何かをやっては失敗を繰り返してばかり。
 真哉もそれに巻き込まれては、
 クラスメイトや転校初日から気になっている莉奈に誤解が広がる一方でして…。
 でも、常に前向きで一生懸命に頑張っている姿を見ると、真哉も放っておくことができず―。
 恋心を操作できるドジで不幸な恋神少女と人の気持ちを大事にしたい天然少年が繰り広げる、
 ノスタルジック&ほのぼのラブコメ、登場。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 この小説は、もう少しで実現できなかったり、ほんの数秒の差で上手くいかなかったり、
 詰めがあますぎたりする、もはや貧乏神と呼べる「恋神」と、
 その周りの皆を巻き込んで、ほのぼの、ほんわかしちゃう思春期(一部思春期ではないが)の
 学生達の話で、割とありふれた感じで読みやすかったです。
 
 しかも、かなりテンポはいいです。ホイホイッ!っと話が進む感覚もGOOD。

 最後、自分にとって、すごく大事な人が事情で旅立ってしまうときの主人公に
 感情移入して泣きそうになっちゃいましたよ!

 僕もこんなに人を愛せたらいいな〜って、久しぶりに思った小説でした。

 ラブコメ、ダメな神をメインにした設定、
 思春期の揺れ動く心について語った作品が好きな人は、読んで損しないと思います。


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 もちろん「甘楽香野」です。
 語尾の「〜〜なのだ」、「さらバイ!」はちょっと反則的中毒性があります。かわいい!


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 若年層向けって所でしょうか。ラノベのなかでは子どもっぽいところが多いです。

 それだけ。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-
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店主クリスの仕立てるドレスは恋をかなえてくれると大評判。

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー


 ジャンル 恋愛・ラブコメ
 著者青木 祐子
 出版社: コバルト文庫
 発行年月: 2005年12月
 本体価格 495円 (税込 520 円)
MIDOさん一押し!(女性)

■ 解説                               

 19世紀のイギリス。ロンドン郊外の町リーフスタウンヒルにある仕立屋『薔薇色』。
 店主クリスの仕立てるドレスは恋をかなえてくれると大評判。
 噂を聞いた公爵の令息・シャーロックは立つことのできない妹フローレンスのドレスを頼む。
 採寸のため屋敷を訪れるクリス。恋のドレスはフローレンスの心を映し出す。
 そこには思いがけない秘密が隠されていて…。英国調ロマン。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 身分違いの恋って、いつの時代でもロマンスですよね。

 引っ込み思案でおとなしい仕立て屋・クリスと、華やかで気が強い売り子・パメラ。
 彼女たちが経営する店こそ、リーフスタウンヒルに存在する高級ドレス専門の仕立て屋
 「薔薇色(ローズ・カラーズ)」なのです。
 しかも薔薇色のドレスにはこんな曰くが。
 「薔薇色のドレスは恋のドレス。身に着ければどんな恋でも必ずかなう」
 恋に悩む令嬢たちは、この噂を引っさげ、様々なドレスと恋模様を薔薇色に運んできます。

 一冊ごとに顧客が代わり、それに伴って色々な恋模様を楽しむことができます。
 ときには主人公たちも一緒になって、恋を応援したり、一緒に悩んだり、
 協力の手を差し伸べたりするのです。


 そして主人公クリスは、彼女たちのふれ合いを通して、人間的にも徐々に成長していきます。
 作中のヒーローたるシャーロックとも、彼女は仕事を経てふれ合うことになります。
 生粋の貴族であるシャーロックと、一介の仕立て屋でしかないクリス。
 シリーズ中盤からは二人の身分違いの恋についても様々な展開を見せ、
 ラブストーリーとしても非常に読み応えがある内容となっています。

 他にも、パメラを始めとする魅力的な脇役が、それぞれ恋模様を展開するので、
 どのカップルからも目が離せない状態です。


 彼女たちがどういった形で幸せを掴み取るのか、今後もまだまだ目が離せません。


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 パメラちゃんですね。雑誌の投票でも堂々の一位を飾りました、非常に気立てのいいしっかり者です。
 反面、自分の恋には臆病なところが女の子らしくてとても可愛い。
 普段しっかりしているぶん、たまに慌てるところは年相応で、見ていて非常に好感が持てます。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 クリスとシャーロックの恋模様についてもそうですが、
 メインの人物たちの恋模様に関して、展開が非常にゆっくりです。

 クリスの引っ込み思案な性格もあってか、なかなかはっきりした関係に落ち着こうとしないし、
 パメラに至っても、たくさんのフラグを立てながらはっきりどれとも選んでいない。
 見ていてちょっとまどろっこしく思うところがあります(それが作品の味、でもあるのですが)

 あとは全体的に女の子という雰囲気が溢れていて、
 男性が読むのはつらいところがあると思いますね。
 全巻恋物語で、派手なシーンは皆無と言っていいので。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


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大切な人とわかちあいたくなる、暖かい涙を誘うピュアストーリーズ

失はれる物語


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 82
 おもしろいです! 14
 なかなか良いです。 4
 ふつうです。 1
 イマイチです。 3
 おもしろくないです。 0
 買うと損します。 0

ジャンル恋愛・ラブコメ
著者乙一
出版社:角川書店
発行年月:2003年11月
本体価格 1,500円 (税込 1,575 円)
SHUさん一押し!(男性・16歳)

■ 解説                               

 きみの音楽が独房にいる私の唯一の窓、透きとおった水のような6篇の物語。
 ブロードバンド映画「手を握る泥棒の物語」原作、書き下ろし短篇「マリアの指」同時収録。



■ この作品について、熱く語ってください!            

 この話は乙一先生の小説せつない系ベスト版と、言ったところでしょうか。
 今までに出ているライトノベルの粋を集めた本ですね。

 乙一先生を知らない、聞いたことの無い人も、
 この本を読めばファンになってしまうこと間違いなしです。
 
 この本には6編の短編が収録されているのですが、全ての短編を読んだ後、
 胸がジーンとしてしまい、何かを考えさせられるそんな本です。



■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 お気に入りのキャラは乙一先生自身ですねw


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 なし!!


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


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