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死なない男に恋した少女
蹴ろうが殴ろうが車に轢かれようがとにかく死なない男、乃出狗人。 彼は「午前零時の殺人鬼」こと、天才殺人鬼・桐崎恭子と出会う。 いきなりメッタ刺しにされるも、ケロリとしている狗人に対し、恭子が放った言葉は…… 「わ、私とつきあってくれ!!」 鬼才が描く新感覚“サシデレ”ストーリー、ここに開幕!!
だが、彼にはある特別な能力があった 。 それは「不死身」であること。 蹴っても殴っても刺しても飛び下りても首を吊っても死なないのである。 そんな不死の男に、美少女転校生にして天才殺人鬼・桐崎恭子が想いを寄せる。 理由は、「いくら刺し ても死なないから♪」。 笑いあり、青春あり、苦悩あり。滅多刺しあり、血飛沫あり、殺人あり。 鬼才・ 空埜一樹が贈る一風変わったアクションラブコメディー、ここに開幕。
斜に構えた無気力な性格なのかと思いきや、その実周囲の人々を気遣ったり、 間違ったことに対して真っ向から対立したりと、案外熱くて優しいというのがベタですがいい感じです。 ヒロインとのギャグ会話も面白いですね。 「終始ツッコミ役で、会話の最後には大体発情したヒロインに刺される」 このお決まりのパターンと、 「ヒロインに対して優勢で調子に乗った挙句 やっぱり発情したヒロインに刺される」 この、繰り返しがなんとも不遇で笑えます。
それも あってシリアス部分では、やけに重い議題がよく顔を出します。 読む人を選ぶ・・・とまでは言いませんが、 軽い気持ちで本を読みたいのならあまりオススメはできませんね。 後、誤字脱字が結構あります。
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死神ナッツと絶交デイズ
小石川幌右(ホロー)は妹の衣沙と二人暮らしの平凡な高校生。 ホローは毎夜、無人の学校に忍び込み、 教室に現れる少女・死神ウォルナッツと無駄話をして楽しんでいる。 そんなホローの身の回りは、最近やけに騒がしい。 “未来を夢見る”クラスメイトの嘉島詩夏、詩夏のだいしんゆーである通称“絶交少女”星澄夜空。 できたばかりの仲良しグループで過ごすそれなりに楽しい毎日、変わることのない日常。 平凡で平均で平穏な、17歳の夏を迎えるはずだった。それがまさか、こんなことが起こるなんて――。 詩夏と夜空、二人のちょっと変わった女の子のうち、どちらを選ぶ? これはそんなオイシイ話なんかじゃない。二人の命がかかってるんだ。
人にお勧めしたくなります。 ここにレビューを書いてしまうほどに。 読み始めて。 あなたはこう言うでしょう。 『なんだ、この作者。このエロゲ脳めっ!』 なぜなら。 こんな設定だからです。 夏休み直前の或る日。 平凡な高校生であるホローくんは、突然に二人の美少女と仲良くなります。 一人は。 美人で明るく巨乳、タンポポみたいな笑顔が魅力のしーなちゃん。 席替えをきっかけに初めて口を利いたのに、なぜかしーなちゃんは主人公にメロメロです。 もう一人は。 美少女転校生、夜空ちゃん。 気に食わない奴には片っ端から噛み付く、最強ツンデレ絶交つるぺた少女です。 そんな夜空は、いとこで同居人で幼馴染のしーなちゃんにだけは心を許しています。 ホローくんは、半ば巻き込まれる形でこの二人の美少女と仲良くなっていきます。 そして。 選ばなければならない。 二人のうちのどちらかを。 と。 しかし。 選ばなければならないのは、二人の命だった!! 自称死神の少女は言う。 『助けられるのは二人に一人。ホローさん。どちらの世界を選ぶ?』 まず。 展開が速いです。 中盤あたりまでは無駄な描写や独白が一切なく、気持ちよく進みます。 次いで。 構成にも無駄がありません。 二人のヒロインへのスポットの当て方と、話の転換とが、絶妙にかみあっています。 ヒロインの描写と、展開のどんでん返しとが、本当にうまくつぼにはまっています。 おもしろかったです。 途中から本気で読んでいました。 まいりました。
意味も含蓄もない、抽象的で場当たり的な励ましの言葉が好きです。 らぶ。 ナッツ。
エロゲっぽいところです。 ヒロインの登場場面の演出なんかが、ちょっと、その、ねえ。 二つ。 表紙の絵がガチで恥ずかしいです。 読んでいるところを同居している友人に見つかり、いやいや、若い子の小説もおもしろいよ、 読んでみなよ、と奨めたところ、はは、と乾いた笑いを頂きました。
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死神のキョウ
「はじめまして、死神です。あなたのことを守りにきました」 「いや、殺しに来たんじゃねぇの?」 笹倉恭也は不幸の神様に見込まれているのか、やたら事故や事件に巻き込まれるも、 いつも間一髪での生還を果たすと評判の高校生。 そんなある日、木から降りられなくなったネコを助けていた恭也の前に、 自分は死神だと名乗る「鏡」という少女が現れる。 災難から恭也を守ろうとしては被害を拡大させてしまう鏡との、 迷惑ながらもどこか楽しいドタバタな日常。 そして友人たちとの穏やかな日常。 しかし、大変な事故に遭遇したとき、恭也は忘れたはずの暗い過去を思い出す…。
最初は絵に引かれて買ってみたんですが、とても面白かったですね。 開始直後すぐに縞パンで、ありがちなラブコメかな〜と思わされます。 それによくある同棲ものですけど、死神であるキョウが可愛いです。 特徴としては、展開の切り替わりが速いですね。 途中まではギャグがたくさん盛り込まれて、楽しく読み進めていった所、 「え!?」と思う速さで急に展開がシリアスになります。 厚さ的にもワリとすぐに読めると思うので、是非読んでみては如何でしょう。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? キョウですね。 あのキャラはツボです(笑 帯にツンデレ死神と書いてますが、果たしてツンデレというのか・・・。 すごい勢いで誘ってます。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 自分的には欠点、というほどではなくむしろショッキングだったんですが。 若干ネタバレになりますので。 最初の方に出てきて、主人公との絡みでも笑わせてもらって、とても感情移入できた、 まるでこれからの主人公パーティのメンバーのようなキャラが、即死んでしまいますね。 まだ2巻なので、何かしらのどんでん返しがありそうですが、衝撃的でした。
ってな感じでしょうか。 一迅社が参入してきたってので気になって買ったのですが、大当たりでした。 まずはまとまった構成力に脱帽。さすが、ゲームシナリオのライターといったところでしょうか。 死神キョウと災厄にばかり遭う不運な少年、笹倉恭也。 死神は担当する人間の寿命まで、その命を守る。 なーんて、どこかにありがちな設定で、ちょっと嫌な予感もしましたが全くの杞憂。 適度なギャグと、テンポの良い文章でサクサク読めます。 また、独特な擬音も良い味出してて素敵ですね〜。 読んで下さい、後悔はしません。合言葉は縞パンです! お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 主人公の笹倉恭也ですね。 ツッコミ神とでも言うべきか、ホモッけのある男友達や、 BL趣味な女友達に容赦なくツッコんでくれます。 そして馬鹿です。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 風景描写が少ないのが少し残念です。 その分心理描写は書かれてますが……
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