ライトノベル作法研究所
  1. トップ
  2. 一押しラノベ
  3. ミステリー
  4. 浜村渚の計算ノート公開日:2012/08/13

浜村渚の計算ノート

ジャンル:ミステリー
著者:青柳 碧人
出版社:講談社文庫
発行年月:2011年06月

汁茶さん一押し!(男性)

■ 解説

 「数学の地位向上のため国民全員を人質とする」。天才数学者・高木源一郎が始めたテロ活動。彼の作った有名教育ソフトで学んだ日本人は予備催眠を受けており、命令次第で殺人の加害者にも被害者にもなりうるのだ。テロに対抗し警視庁が探し出したのは一人の女子中学生だった。新時代数学ミステリー。

■ 汁茶さんの書評2012/09/10

 見所は数学を題材にした事件。
 数学でストーリーを作っているところが秀逸。

 数学と小説という相性の悪い素材をうまく混ぜ合わせていると思いました。

 数学ラノベを書いてみたい人、読んでみたい人にぜひ勧めたい作品。
 数学が嫌いな人苦手な人でも、数式があまり出て来ないからそれなりに楽しめる……ハズ。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 社会科が苦手な渚ちゃん。数学と社会に対する態度のギャップに萌えました。
 大山さん。出番があまりないけど。数学分からず細かい事は気にしないその性格がいい。
 瀬島。渚の最初の引き立て役。やられても上から目線の態度を崩さない所はある意味尊敬。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 とにかく数学。たぶんある程度の数学知識が無いと事件の何が面白いのか分からない。

 渚以外の捜査員は数学の分からない面々なので、事件毎にそこで使われる数学の説明がありますが、それでも知識が必要になると思います。
 どうしてもダメな時には大山さんのように「あたし、この事件パス」です。
 しかし知識が無くても数学を学ぶ切っかけにはなると思いイチ押しにしてみました。

■ 一言感想コメント

・売れてるからと期待してたけど設定のあまりの杜撰さに唖然としてしまいました。
 数学と関係ないところの「警察がするであろう捜査を全然していない」という部分で、作者の底の浅さが読み取れます。
 これではミステリーとして成り立たないレベルのお粗末さです。
 読まなきゃよかった。
2013/09/22

・一応ミステリーの体裁を取ってますが、実質コメディみたいなもんなんで気楽に読めますね。
2012/09/13

■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


-Mini Vote-

『浜村渚の計算ノート』のご注文はコチラから >>>

一言書評コメント 作品の感想を送って下さい。

←前の小説レビューへ
(ネコソギラジカル)
次の小説レビューへ→
(百器徒然袋-雨)

一押しのライトノベルのレビューを大募集!

あなたの知っている隠れた名作を教えてください。投稿してくださる方は、

『一押しのラノベ募集係』 よりお願いします。