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アリソン
巨大な大陸が一つだけある世界―その大陸は、 二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。 その東側の連邦に暮らす、学生ヴィルと軍人アリソンは、二人とも17歳。 ある日ヴィルは、アリソンと一緒に街外れまで行き、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。 その老人は二人に“宝”の話をする。 『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』――。 しかし、二人の目の前でその老人は誘拐されてしまう。そして……。 「キノの旅」の時雨沢恵一&黒星紅白が贈る新作長編! 胸躍るアドベンチャー・ストーリーの幕が今上がる。
キャラもとても個性的な人ばかりで最近アニメ化もされてますねえ 時雨沢さんの小説は戦闘が多く、ハラハラしっぱなしです…!! でもそこが何度も読み返してしまうポイントなのでっす!! 更に時雨沢さんという人が私にとって面白さのかたまりみたいな人なので、 読んでいて思わずふきだしてしまいます。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? アリソン&ヴィルが好きです!★ 二人で一つ、みたいな所がある……のかな? 私的には。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 面白すぎて困ります。
それでも面白い。目が離せない。飽きない。 手に汗握るシーンではドキドキハラハラして、「早く次を読みたい」と思う。 読後が爽やかで、ほんの少し切ないけれど感動する。 それは何故か? 自分なりに考えてみました。 ・登場人物に物語を最後まで盛り上げる要素を持たせている。 ・人間が人間らしく、どのキャラにも奥ゆきがある。 ・読者に「こんなオチだ!」と錯覚させてからのもうひとひねりが効いている。 ・間の置き方が巧い。 ・“戦争”を題材にしているが、硬く、重くなりすぎず、そしてライトさも忘れず、 時に辛辣なスパイスが効いている。 ・伏線の張り方が巧い。言われないと気付かないような小さな伏線も多く散りばめられている。 ・その伏線がシリーズを読み終えた後全てすっきり解けるようになっている。 ・物語としてのまとまりが抜群。これより長くても短くても『アリソン』ではなかったと思う。 ・あくまでも『アリソン』。 ・隙がない。無駄がない。 そして何より、作者がブレていない。 『キノの旅』もそうですが、『時雨沢恵一』という軸がまっすぐ1本通っているイメージを持ちました。 もちろん、あとがきも含めてです(笑)。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? アリソン・ウィッティングトン。 明るく行動力があり、活発な少女。 彼女の行動がヴィルに何らかのヒントを与え、それが物語の核心に繋がっていくことが多いです。 ヴィルヘルム・シュルツ。 のんびりやで頼りない印象もある彼ですが、非常に理性的で、観察力、記憶力に長けています。 “思い立ったらすぐ行動”のアリソンと対極ですが、かえってバランスが取れていると思います。 その他、カー・ベネディクト(1巻で登場)、フィオナ(2巻から登場)、 うそつき爺(1巻で登場)も好きです。 もちろん、みんな魅力的ですが。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 特にありません。 素直に面白いと思いました。もちろん人によりますが。 ただ、飛行機や銃器などは、 部品の名前や説明から形を想像するのが難しいものも少しありました。
無茶ばかりするアリソンにヴィルがやたらと振り回されます。 ストーリーは、ほのぼのとしていて読みやすく、戦争中という設定にもかかわらず あまり惨たらしく感じません。人が結構、撃たれたりしてるのに……。 また、文章構成もすごいです。 何の意味もないような言葉が、終盤で重要な意味を持ったりして、 伏線がとても効果的に使われています。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? ヴィルがすばらしいと思います。 普段はアリソンの尻に敷かれてばかりの彼も、誰かを守る時は男らしいです。 強いですね、心が。 そして、ラストのヴィルによる真相編(?) 誰も気づかなかった事にヴィル一人が気づいて相手を問い詰めたり、 こっそり教えてあげたりします。その真実を見抜く洞察力、すばらしい! この作品の欠点、残念なところはどこですか? 驚かされる部分はあるのですが、少し盛り上がりに欠けるかもしれません。
戦車にも戦争にも興味はないが、アリソンの可愛さが尋常じゃない。 勝手にデレツンだと思っている。 ・文章がきれいだし、ストーリー展開もいい。 キャラクターもわかりやすく、冒頭の「エピローグ」からの結末は戦慄を覚えるものがあった。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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