↑目次へ戻る |
いちばんうしろの大魔王
「将来の職業……魔王」。 社会に貢献すべく国家一級魔術師を目指す阿九斗は、 『コンスタン魔術学院』編入初日にとんでもない予言をされてしまう。 おかげで真面目な同級生の女の子に恨まれるわ、 不思議な力を持つ少女に懐かれるわ、 女性型人造人間に見張られるわの散々な学園生活を送ることに……。
今まで結果と違う仕事についた人はいないという精霊が行う職業診断で、 なんと将来の職業「魔王」と診断されてしまい‥‥ という内容で、主人公が魔王というのは、 自分が読んだ中では角川ビーンズの「今日からマのつく自由業」以来でした。 主人公の阿九斗は基本的にいい人なのですが、周りのほとんどの人は阿九斗を恐れており、 行動や言動をいちいち悪い方向に解釈されてます。 自分の感覚でいうと、フルメタルパニックの相良宗助にちょっと似てますね。 とくに理屈っぽいりゃべり方や、本人はいたってまじめなのに、 いちいち行動が裏目に出て教室爆破したりするとことかが特に。 あと、ハルヒの中の「長戸ユキ」的な「ころね」という、 主人公を監視するためにやってきた人造人間の女の子のキャラもでており、 長門のように丁寧口調ながら、1巻の最初のほうからやや主人公をからかったりもしてます。
性格はやや子供っぽくて明るく、ちなみにこの子はやたら白米のご飯を偏愛しており、 中に具となる別の種類の白米ご飯を入れたおにぎりなどを食べたりしています。
さすがに「コードギ○スかよ!」と突っ込みたくなりましたね。 あと、主人公が魔王に覚醒するあたりの話の急すぎる展開は、 どうにも唐突過ぎて違和感が残りましたね。 あれだけ魔王になるのを嫌がっといていきなり、 「俺は神を殺す」とか言い出したときは「おいおい」という感じが……
|
||||||||||
癒しの手のアルス
『癒しの手』の能力で、どんな病も治すというアルス。 タイレンの竜騎士ラティスは、重い病に臥す王太子のため三人の部下と、彼が住む村を訪ねる。 そこで出会ったアイリスという美しい娘に案内を頼むが、 彼女は四人を騙し、相棒のアーウィンと逃げ出してしまう。 怒りに駆られ、二人を捕らえたラティスは、アイリスが男だと見破る。 なんとアイリスこそが『癒しの手』のアルスその人だった…。
シリアスとギャグが両立していて、作品のテンポも良く、思わず何度も読み返してしまいます。 私はあまりギャグ系のラノベが好きではなかったんですけど、 これを読んで一気に方向転換しました。 ぜひ、シリアス重視という方に読んでもらいたいです! そしてギャグ好きの方にもウイットの効いた会話がとても魅力的なので読んでもらいたいです!! 始めは「BL?」と思われがちですが、そうではいので、 BLの苦手な人でもご安心ください(笑)。 ロマン一杯の小説ですw
アルスの調子良い性格と、それに付き合うアーウィンの関係が大好きです♪
あえて言うなら、サブキャラが薄いとこです。特に一巻。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||
トップへ戻る |