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とある魔術の禁書目録(インデックス)

ジャンル:異世界FT
著者:鎌池 和馬
出版社:電撃文庫
発行年月:2004年 04月
○読者投票結果
最高です!一押し。 797
おもしろいです! 128
なかなか良いです。 39
ふつうです。 13
イマイチです。 27
おもしろくないです。 16
買うと損します。 95

2014年度ライトノベルBESTランキング第3位(書籍・このライトノベルがすごい!)
2013年度ライトノベルBESTランキング第2位
2012年度ライトノベルBESTランキング第2位
2011年度ライトノベルBESTランキング第1位

スポポニウムさん(男性・23歳) Y氏さん(男性・23歳) 持田さん(女性・15歳) 煉姫さん(男性・16歳) たるとさん(男性・14歳) ブレイカーさん(男性) ゆのすけさん(男性・16歳) ヨシダヨシオさん(男性・21歳) ひらんさん(男性) T.Kさん(男性) KEIさん(男性・20歳) 薄氷 幸真さん(女性・17歳) カンナさんの(男性・18歳)一押し!

■ 解説

 自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。
 「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。
 自分は魔術の世界から逃げてきた―と。
 ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。
 上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、
 二人の前に本当に“魔術師”が現れて―!
 期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!

■ スポポニウムさんの書評

 この小説は表と裏を描いている。

 超能力ですら科学の力で生み出すことができるようになった近未来、その科学世紀のの象徴として全世界にあまねくその名を轟かせる学園都市。自他ともに認める不幸体質である少年・上条当麻は、生まれつきその右手に「神さえも弑逆せしめる能力」、通称『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の能力を宿していた。
 ある日、ひょんなことから家にやって来たシスター・インデックスをかくまうことになった上条少年は、やがて「科学」の対岸に位置する世界――「魔術」世界の間に口を開けた圧倒的な闇の世界を覗き込むことになる――。

 この話は徹底的に二項対立的な小説として読める。

 今やライトノベル界のトップをひた走る今作品の魅力を語る要素は星の数ほどあり、畢竟、私が二、三個挙げたところでキリが無かろう。そこで、私はこの作品のキモであると考える「二項対立」というテーマに絞り、この作品の評価を行なって行こうと思う。

 二項対立、という言葉を説明するのにまずもっともわかりやすい要素は、この作品における「科学」と「魔術」の対立構造である。科学と魔術、決して相容れない(と思われる)二つの要素は、間違いなくこの作品の表と裏を為している。
 それは畢竟、この作品における善の主人公である上条当麻と、悪の主人公である『一方通行(アクセラレーター)』を照射しているかのようだ。

 作者はこの対立の構造を、二巻で「コインの表と裏の世界」という言葉で表すことで重大なヒントを与えている。

 この作品のミソとなるのは、まさしくこうした二項対立的構造にあるのである。この要素は、この作品のアニメがなぜ『とある魔術の禁書目録』と『とある科学の超電磁砲』という2作品に分けられてアニメ化されたのかということからもわかる。

 しかし、この作品が二項対立的であろうと、根は同じなのがまたいい。

 幸せだったインデックスとの過去を取り戻そうとする上条当麻に対し、『打ち止め(ラストオーダー)』と共にいまだ築いたこともない幸せな未来を築こうとする一方通行。コインの表と裏の如く、常に相克を続ける二人の願いには、目的のためなら徹底的に愚昧であろうとし続ける男の強烈な執念が描かれている。
 見知らぬ人間のために、自分以外の人間のために、どうしてそこまで頑張るんだ――? 外部がいくらそう言ったって聞こえるはずがない。

 彼らは今をときく男の子なのだ。
 自分が守ると決めた乙女の幸せのためなら、総身を焦がすも厭わない男の子なのである。

 この二項対立の構造が、男なら誰もが共有しているはずの愚昧さにつながった瞬間、我々読者はこの小説から例えようもない満足を得ることになるのである。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 インデックスと御坂美琴、おまけで打ち止め。

 「黙って料理さえ作っていれば、男はちゃんと帰ってきて家にカネを入れるもんだ」とよく言われる。
 男が頑張り続けるためには、家で待っていてくれる女が必要なのだ。
 いわば男にとって女とは、「頑張るための甲斐」そのものなのである。

 彼女らはその「甲斐」の役割を見事に果たしている。
 力故に苦しまねばならぬ宿命を負ったインデックスと、苦しむが故に力を求めなければならぬ宿命を負った御坂美琴、そして苦しさからも力からも無縁すぎる『打ち止め(ラストオーダー)』。
 彼女らの不運な生き様は、オスを奮い立たせるには十分すぎる。
 彼女らに助けを請われたら、男はやせ我慢してでも助けてやらにゃいけなくなろう。

■ Y氏さんの書評

 中二病。一語でこの作品を言い表すならこれ以外の単語はない。

 この作品が保有する莫大な中学二年生成分があまねく日本に轟いている今日、この本を購入し一読してみようという方はそれなりの覚悟が完了している方なのだと思う。
 しかし、その予想は派手に裏切られることになることは間違いない。

 この作品が内蔵する中二病成分はそれだけ圧倒的なのだ。

 あなたがこの本を書店で買い求めたときの覚悟や予想など、大津波を前にした笹舟のごとき非力さで塗り替えられてしまうであろうことを、もまず予想し覚悟しておくことが必要である。

 舞台は超能力ですら科学の力によって人為的な作出が行えるようになった近未来の日本。
 アンチ・オカルト社会のモニュメントたる『学園都市』に住む少年・上条当麻は、生まれつきその右手に「あらゆる幻想をも打ち砕く力」、通称幻想殺し(イマジンブレイカー)なる力を有していた。
 ある日、上条はひょんなことから(こう書くとまたそれっぽいのだが)純白のシスター、インデックスと出会う。魔術の世界から逃げてきたと主張するインデックスを結果的に匿うことになってしまった上条は、やがて科学と魔術の間に広がった闇の深さを覗き知ることになるのだが――。

 いやまったく、あらすじを書きながらも脱帽である。
 いまどきこんなバラエティ豊かな中二病作品がこの世に存在し、しかもライトノベル界の王道をひた走りに走っているのだというから脱帽も脱帽である。まったくもって電撃文庫というレーベルは恐ろしい作品をこの世に送り出してしまったものである。

 ……と、ここまで書いて断らねばならぬのだが、私は決してこの作品をけなしているのではない。確かにこの作品の中二病成分の濃厚さを論えばいくらでもこの作品の人気をけなすことはできることと思う。

 しかし。それ以上にこの中二病という単語そのものがこの作品のキモでありミソなのであるから、そこに対してあれこれ語る人間は無粋である。

 中二病、と一言で言っても、ただ「適当にカッコよさそうなもの」をつなぎ合わせただけでは物語的に勢いを欠いてしまい、メッセージ性をやせ細らせ、結果的に読者がそっぽを向いてしまうことは間々ある。
 この作品は圧倒的な筆の走りでその破綻を生じさせないよう、ゴリ押しにゴリ押しを重ねて物語を紡いで行く。

 「いやそれは違うと思う」とか「これはあり得ない」などという読者の指摘や疑念を一切差し挟ませない勢い。それが結果的にこの作品を纏め上げているのだ。

 このシリーズにとってこの「勢い」というものがどれほど重要であるのかは、このシリーズが一年に何冊刊行されているのかを見てみればわかる。この勢いに屈して仕方なく読者の方が作品に歩み寄ったが最後、骨の髄までこの作品に塩漬けにされてしまうことは間違いない。

 雑多ともいえるほど大量の中二知識(シュレディンガーの猫だとかルーン魔術だとか)も、これだけの物量を動員されればいちいち苦笑するする暇もない。発酵が行過ぎた寿司が「なれ寿司」という食べ物として成立するように、この作品はちょうどそんな感じの旨みと人気を持つ作品であるといえる。

 勢いと物量。これこそ、この作品がライトノベル界の覇者として君臨している理由であると私は分析する。
 いや本当、すごいんだって、これが。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 一方通行……と言えば「そうだろうねぇ」と頷かれることと思うが、私は上条当麻のほうが気に入っている。

 何がいいかって、この上条君の見当違いの熱さである。少しでもカチンと来れば敵味方の区別なく猛烈な勢いで説教を始め、「理論的な味つけがなされた超理論」で敵を次々となぎ倒してゆく彼は、まさにこの作品が含有する成分の結晶体だ。

 感情移入なんて生ぬるいことは求めねぇ、ダサくたって中二病だっていいじゃないか。
 只只管に「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」の三大原則の権化と化し、初対面に近いインデックスのために奔走する彼を見るうち、人々は思い出すであろう。
 「あぁ、そう言えば主人公とはこういうものであったのか」と。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 この作品に対して譲歩できない人間はアンチファンになってしまう。

 しかし、私に言わせてもらえば「熱膨張」ぐらいのあたりで挫折する奴はまだまだ甘ちゃんである。
 「この作品がこう書いてるんだからお前もこれで納得しろよ」と、逆に説教ができちゃうぐらいのエネルギーは持っている作品であると個人的には思う。

■ 持田さんの書評

 とある魔術の禁書目録の特徴の一つとしては、登場人物の数が果てしなく多いということがありますが、なんと言っても、三人の主人公が最高です。

 まず、本来の主人公である『上条当麻』。
 右手に幻想殺しを宿している、「不幸だ」が口癖(?)の高校生。
 何かパッとしない彼ですが、人一倍正義感が強く、困っている人ならたとえ初対面でも助けてしまうような人です。
 インデックスや御坂美琴、オルソラやアニェーゼや妹達……。
 困っている人なら敵も味方も関係なく助け出します。
 オルソラを殺そうとしたアニェーゼ達、妹達を1万人以上殺した一方通行、上条当麻に助けられた敵キャラたちは数多くいます。

 そして、敵に向かって長々と説教をするのも彼の魅力だと思っています。
 ちょっと臭いセリフも多いですが、個人的にはとてもカッコイイと思います。

 そして、上条当麻とは逆に悪のヒーロー的な存在の『一方通行』。
 最初は妹達を2万人殺害してレベル6になろうとしていた、学園都市最強のレベル5。
 しかし、上条当麻に敗れてから、彼の中の『何か』が変わり始めます。
 そして、打ち止めという妹達の司令塔である少女に出会ってからは、彼女達を守るために手段を選ばず戦い続けます。

 彼は上条当麻のような『善にも悪にもとらわれない行動』がとれず、上条当麻を『ヒーロー』と称しながら自らは『一流の悪』を名乗って行動します。

 打ち止めを救うためにロシアへ行った時には、ほぼ八つ当たり状態で上条当麻に襲い掛かり、敗北します。
 そして、上条当麻が善悪に囚われずに行動していることに気付き、自分も善悪に囚われない行動力で打ち止めを救うことに成功します。

 そして、三人目の主人公『浜面仕上』。
 上条当麻以上に何のとりえもない一般人である彼は、恋人を守るために戦います。
 不良に囲まれればあっという間にボコボコにされてしまうような彼ですが、地形やその場にあるものをうまいこと使って敵を倒して行きます。

 第4位の超能力者である麦野沈利を二度も倒したにもかかわらず、麦野本人や年下の絹旗にはナメられっぱなしというのも彼の魅力だと思います。

 強大な敵が出てきたらあっという間に殺されてしまうような脇役から主人公にまで上り詰めた、世紀末帝王HAMADURAの運命やいかに!?

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 やっぱり、一方通行でしょうか。
 最初は妹達を殺すことに何の抵抗もなかったのに、上条当麻に敗れて以降は彼女たちを守るために戦い続ける。
 とてもカッコイイと思いました。
 打ち止めや芳川や黄泉川達と触れ合っていくうちに、人を殺すことで快感を覚えていた彼の心境が変化していきます。
 絵に描いたような完全なヒーローである上条当麻とは逆にとても不器用な彼は、禁書に出てくるキャラの中でもっとも『人間らしい』キャラクターだと思います。

 あと、絹旗も大好きです。
 理由は単純に『可愛いから』……w
 浜面を超浜面と馬鹿にしているところとか、超可愛いじゃないですか。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 登場人物と専門用語が多くて、何がなんだか分からなくなることでしょうか。
 それがこの作品の魅力でもありますが。

■ 煉姫さんの書評

 科学技術の発展した学生の街・『学園都市』を舞台に繰り広げられるスピード感あふれる物語、その物語を紡ぐ登場人物たちの個性的な魅力、読む者の心を激しく揺さぶる『熱さ』。

 萌えと燃えが両立した作品として、現在のラノベ界でもトップクラスのセールスを誇るこの小説。

 設定が非常に緻密ですが、しかし『灼眼のシャナ』に見られたような、あまりに複雑過ぎてついていけない、といった拒否症状は現れにくいです。

 その理由は、この作品の最大の魅力である文章の勢い。

 婉曲した言い回しを避け、それであっても、まるで漫画を読んでいるかのように情景の浮かび上がる戦闘描写。限定した空間内で多数の人間を絡めて群像劇を作り上げる筆者の文章力。どれをとっても文句なしです。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 一方通行ですね。
 彼はこの物語の主人公<ヒーロー>である上条当麻に対するアンチヒーローとして描かれています。
 しかし、何もかもがあまりにも完璧で、およそ感情移入できない上条当麻に比べて、彼の持つリアルな『人間らしさ』には非常に好感が持てました。

 学園都市最強の能力者でありながら、しかし彼は決して強い存在ではありません。
 上条当麻のように誰かれ構わず救うなどという芸当は到底できず、たった一人の少女さえ満足に守ることは出来ない。そして、そのためにはあらゆる邪魔を排除する。それは彼の弱さです。

 彼は決していいキャラクターではありません。
 ですが、大切な存在を守るための綺麗事ではないリアリズム、どこか冷めていながらも、泥臭く滲みでる熱さ。
 この小説の中で、最も『人間らしい人間』だと思います。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 あまりありませんが、強いていうならば主人公の上条当麻でしょうかね。
 彼のことが好きになれればこの小説は非常に楽しいものとなるでしょうが、そうでなければ苦痛に変わるかもしれません。

 突然自分の前に現れた少女。ほぼ初対面に等しいその少女を守るために、その少女と長年を共にした知人に知ったかぶった説教をかまし、挙句、彼らの悩みなど無駄だったとでも言わんばかりにあっさりと少女を助けてしまう。そしてそのためには己の記憶さえも犠牲にする。

 ほぼ《初対面の少女》のためにです。
 これは少しばかり《行動と思考が異常》だと思います。

 これをただ単純に熱さ、と感じられればいいのですが、少なくともぼくはそうは思えませんでした。
 彼はあまりに完璧すぎるのです。あまりに典型的なヒーロー。

 しかしその完璧さに、嫌悪感と恐怖感を覚えているのはぼくだけでしょうか。

 絡み合ってこんがらがった糸。その糸の中でもがく人々。
 その人々が悩んで苦しんでも、ほどけなかったその糸を、突然横から入っていとも簡単に解いてしまう。
 そんなあまりに完全な彼に、本当の意味での感情移入は出来ません。
 冷静な見方で彼を見ると、本当に怖くなります。

■ たるとさんの書評

 見ているだけでテンションが上がります。
 とにかうく萌えます。ギャグもおもしろいです。
 一方通行や浜面仕上の自分の守りたいもののために必死で戦う姿も心打たれます。

 でもやっぱり上条さんの熱さがこの作品の一番の見所ではないでしょうか。

 自分は普通の高校生で、ただ幻想殺し(イマジンブレイカー)というちょっと便利(ある時は最強)な能力を持っているだけなのに、守りたい人のために戦う姿はとてもカッコイイです。
 後、個人的にはバトルシーンがしっかりしていて好きです。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 神裂さんがいいですね。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 やはり専門用語が多いことです。
 ハマってしまえばなんて事ないのですが、最初はキツイです。

■ ブレイカーさんの書評

 ライトベルにしては珍しめのシリアスがメインのお話。
 おおまかなストーリーは科学万能な学園都市に住む高校生の「上条当麻」が、
 10万3000冊もの魔導書を記憶した少女「インデックス」を守るために魔術師らと闘うというものです。

 基本的に「少年漫画に似た雰囲気」ですね。
 登場キャラクターが多いのも特徴の一つです。

 ハマる人はとことんハマっていくような内容です。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

・打ち止め(ラストオーダー)。
 ロリっているところですかね。

・小萌先生
 子供っぽいところですかね。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 19巻が読んでて「あれ?」と思いましたね。
 時々、文章が無駄にダラダラと長いことがあるくらいですね。

■ ゆのすけさんの書評

 現在20巻ほどありますが、1巻はほとんど読み切りみたいな感じになってます。
 20巻も出ているとためらう人も多いと思いますんで、とりあえず1巻読んでみてください。

 なんか・・・きます。
 熱いし・・笑えるし・・・

 主人公がいます。
 かっこいいです。理想のヒーローです。
 いろいろ言います。悪役に説教します。
 クサイです。そのセリフだけ聞いたら間違いなくかゆいです。

 でも、それがないとこの作品の魅力がどーんと落ちます。

 1巻で言ったら・・・
「オメーは力があるから仕方なく人を守ってんのかよ!
 ちげーだろ!守りたいものがあるから力を手に入れたんだろーがっ!!」

 うん、クサイですね
 書いてて思いました。

 力のない主人公ががんばるのはいいです。
 上条当麻、彼は果てしなくかっこいいですね。

 あと・・・
 そうですね、みなさんが気になるのは「萌え」ですか?

 これについてはかなり意見がわかれると思いますが、今の感じが絶妙だと思います。
 自分はどっちかと言うと「萌えあんまいらね? んじゃね」派ですが、この作品ぐらいならば、好きです。
 あるかないかだと、そりゃあったほうがいいです。笑

 まぁ一応理由があってですね 。
 主人公が助けるのは大半が女の子でして、毎回毎回シリアスな部分が一番盛り上がります。はい。

 でもその盛り上がりは、日常の描写があるからこそのものです。
 自分にとって、この作品の「萌え」はこの日常の描写のことですね。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 建宮斎字(字間違ってたらごめんなさい)
 けっこう後に出てくる人です。出番もあんまりです。
 でも、自分にとってのヒーローは彼ですね。

 主人公上条当麻はいろんな人を助けますが、この建宮は上条当麻を助けます。
 まぁ当然、いろんな人が上条を助けはしますが、
 なぜか自分の中では建宮が無性にかっこよく見えています。

 根拠は・・・・
 うーん・・・・・おっさんくさいとこ?

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 長所同様、短所もあげたらきりがないです。
 その中で一つだけ、

 最近の巻のことですが、イラストが少し「萌え」系に移りつつあります。
 もう少しシリアスな場面を描いてくれたらいいかと・・・・

■ ヨシダヨシオさんの書評

 燃えと萌えが、見事に交差する作品です。 

 まず、とにかく熱い!!

 ベタベタなヒーロー物と言うか、少年漫画の王道的な展開が、熱くてたまらない作品で、
 僕は今までこれ以上に燃えるライトノベルを知りません。

 そして、とにかく萌える!!

 ギャルゲー的な展開を詰め込まくりで、主人公が美少女キャラクターとラブコメしまくる作品で、
 こんなにニヤニヤするライトノベルは、そうそう無いでしょう。

 あと、必ずピンチには主人公が活躍とか、主人公がやたらと美少女にモテるみたいな、ご都合主義なストーリー展開も、ご都合主義に思えない。

 もしくは、ご都合主義なのに嫌になりらない辺りは、この作品のストーリー展開や設定の作り込みかたが、とにかく素晴らしいからでしょう。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 軽く一万人以上いる美少女キャラは、どのキャラも魅力的です。
 何故ならば、彼女達は単なる二次元的な美少女ではなく、可愛いらしい外見以上に、内面の魅力が素晴らしいからです。
 ですから、流石に一万人は紹介しきれませんので・・・今回は男性キャラを紹介します。

 主人公の上条当麻は、典型的な主人公体質です。
 それは彼がギャルゲーの主人公のごとく、いとも簡単に美少女と仲良くなるからではなく、ことある事に事件に巻き込まれ、それを見事に解決してしまうからです。
 しかも、自己利益とか、我が身の安全とかを全部無視して、文字通り拳をふるえるからです。
 そう言うご都合主義ならぬ、上条主義こそが、彼が単なるヒーロー気取りではなく、まさしくヒーローな証でしょう。

 そして、もう一人の主人公こと、一方通行は上条とは違った形のヒーローで言わばダークヒーロー的な存在です。
 彼は上条とは対象的なリアリストと言うか、まさしく命懸けで大切な人を守ります。
 その為には、敵を殺したりと、自らの手を汚す事もします。
 だから、彼はある種の悪人で、初登場の頃は典型的な主人公の敵キャラでした。
 しかし、人殺し=悪人だと、簡単に言い切れないこの作品では、彼もまたヒーローな気がします。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 とにかく登場人物が多く、専門用語もはんぱなく多いし、小難しい科学的な話、宗教的な話が多いので、読んでいてかなり頭を使います。
 ライトノベルを漫画的な感じに、気楽に楽しみたいかたには、あまりオススメしません。

 勿論、一度ハマるとそんな事、全く気にならないぐらいに、一気に作品に引き込まれます。
 あと、やたらと美少女キャラクターが、主人公と仲良く的な、ハーレム漫画的な部分もありますから、
 そういうのが嫌いな方や、いわゆるご都合主義的なストーリーが、嫌いなかたにはオススメしません。

■ ひらんさんの書評

 科学と魔術を同時に扱う作品というのは珍しいと思います。
 どちらかを立てればどちらかが立たなくなる、水と油みたいな関係にある存在。

 けれど、この作品はそれを上手く絡め、両立どころか新しい一本の柱にしています。

 伏線もきちんと張ってあり「そうだったのか!」と後で気づいた時には、手品で騙された時のような爽快感がありました。
 物語にもきちんと緩急があり、終わった後はすっきりとしていますね。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 上条君。
 ここまで熱血をやっておいて、しかもそれを当然と思うこの思考回路。
 呆れるほどに楽しい人です。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 文章が冗長です。無駄に長いです。下手をすると途中で飽きます。
 また、キャラを使い捨てている感じがします。ちょっともったいないですね。

■ T.Kさんの書評

 個人的には1巻以降、次々に新しいヒロインがでてくることもあり、メインヒロインのはずのインデックスの存在が薄くなりがちなのが気になります。
 ですが、登場人物が増えることで、それぞれ様々な思いや目的を持ち戦う、個性的な能力、魔術を使う超能力者や魔術師の頭脳的なバトル、ギャグの部分とハードなバトルのめりはりが効いています。

 そして極限の状況に強い主人公「上条当麻」のキャラがいいですね。

 上条のキャラはすでに1巻の時点ですでに完成しているので、1巻読めばだいたい主人公のキャラは判ると思います。 主人公「上条当麻」は『このライトノベルがすごい』の男性キャラ部門のベストテン常連でして、自分の目から見てもなかなか熱いやつです。

 ちなみに上条の能力「幻想殺し」(イマジンブレイカー)について、ネタばれになり過ぎない程度に1巻の最初のほうの説明を使って紹介します。
 上条の「幻想殺し」(イマジンブレイカー)とは「それが異能の力であるならば、上条の意思や善悪にかかわらず、たとえそれが神と呼ばれる存在であっても右手に触れるだけで一撃で破壊することができる能力」です。

 こういうと、めちゃくちゃ強そうに聞こえますが必ずしも万能ではありません。

 まず、上条自身は多少喧嘩慣れしている程度のごく普通の高校生で、相手の攻撃を無力化できるのは、右手首から上だけで、体のそれ以外の部分にあたったら火だるまになります。
 さらに、超能力や魔術などの異能の力を使わない攻撃、たとえばピストルで撃たれるとか、普通に殴られる、爆弾で攻撃されるとかには一切効果がなく、さらにもし相手が能力で作った火の玉で攻撃した場合、火の玉自体は右手で消せても、その爆発で起こった瓦礫の破片などは消せません。

 また、この点については話が進んでから明らかになると思いますが、この能力は上条の意思に関係なく右手に触れただけで発動するため、上条自身はもちろんそのまわりにいる者に対する回復、防御などの味方となるはずの力まで、壊してしまう恐れがあったりします。

 こうゆう、神でも殺せる能力でありながら状況しだいで無意味、あるいはマイナスになるという意味で、不思議な強さと脆さを併せ持ってると言えるのではないでしょうか?

 さらにいいますとこの「幻想殺し」ひそかに謎が多い能力でして、20巻までいった原作のほうでも、いまだに明かされていない秘密があるような感じです。
 ちなみに、禁書目録はアニメ、漫画でもやってましたが、特に漫画版のほうは2巻まで読みましたが、原作の2巻と4巻まるごと省かれたり、原作にはない過去の回想勝手に入れたりしてたので、原作の再現度でいうとアニメのほうが上かも。

 ちなみにスピンオフ作「とある科学の超電磁砲」の主人公、このラノ2010女性キャラランキング1位「御坂美琴」は1巻のほうではそれほど出番は多くないし、2巻ではまったく出番なしですが、序盤では3巻のほうが見所ですね。

 3巻は個人的にも好きな巻です。
 学園都市の能力者は0~5までのレベルがあり、大半はかろうじてスプーン曲がるていどの主人公と同じレベル0ですが、ここで学園都市に7人しか存在しない最高のレベル5の超能力者のなかでも最強の第1位の能力者「一方通行」が登場します。(ちなみに美琴は第3位)

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 自分の好きなキャラは、御坂妹、土御門元春、ステイル、一方通行あたりです。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 2巻はちょっと殺伐としてるように思える。

■ KEIさんの書評

 久しく無かった真に熱い作品!

 そのどこまでも主人公体質な主人公・上条当麻と、その周りの少女たちとの掛け合いは見ているとニヤニヤしてしまうのに、一旦場面が変わればそこはすでに別の世界で血で血を洗うようなバトルが繰り広げられている。

 この見事としかいえない緩急と調所にちりばめられたギャグは脱帽です。

 科学と魔術、本来ならば相反するファクターを納めたびっくり箱――
 最弱にして無敵の主人公が繰り広げるバトルファンタジーをご堪能あれ!

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 上条当麻!
 存在そのものが主人公(笑

■ 薄氷 幸真さんの書評

 とにかく主人公の熱さがいい!
 人によってはうっとうしく感じることもあるかもしれませんが、私はこの熱さが大好きです。

 そして、ギャグ。特に笑ったのは4巻です。
 内容は読んでからのお楽しみということで。

 この作品は実際に効果があると思われていた魔術を使っているので、 新刊を読むたびにああこんな魔術もあったのかと思わされます。
 キャラクターのセリフもいいです。心にくるようないいセリフが多いです。

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 上条当麻。熱くて単純なところがいい。
 アクセラレータ。5巻を見て、こんなにいいやつだったのか! と思い惚れました。

■ カンナさんの書評

 読めば読むほど熱い!

 ・・・そりゃそうだ、なんて言わずに!
 盛り上がる所は盛り上がって凹む所はベコンと凹む!!
 超能力者の研究が進められる学園都市が舞台、超能力者と魔術師のバトルアクション!!
 その世界観すら尊敬してます。

 超能力と上条当麻、魔術とインデックス。
 奇妙な線が交差するとき、物語は始まる――!

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 上条当麻ですね。まさしく主人公体質。
 彼の吐くセリフにはズシリと来る物があります。

■ 一言感想コメント

・主人公の上条当麻が好き。個人的に最高な理想の主人公。
 彼が主人公と呼ばれないのならこの世界に主人公は存在しない。
2012/02/09

・評判を聞いて読んだが特筆すべきところは何もなし。キャラは個性的ですが内容はかなりスカスカで、話もかなり迷走してます。また、後半になると特定の擬音ばかり。爆発も「ゴバァ」斬撃も「ゴバァ」なんでもかんでも「ゴバァ」ってわけわからないし。まぁ長編シリーズなんで、最新刊まで読むとすごい時間無駄にした気持ちに一杯になります。
2012/01/06

・たまに魔術の出てこない巻があるのもまたいい(笑)
2012/12/24

・上条さんと一方通行の戦いが凄すぎてほれぼれします。
2012/12/19

・設定が凝っていて、投げやりな感じがまったくない(魔術・科学どちらも)少し難しい内容もありますが、設定が曖昧な近未来ノベルよりはとても面白い。上条さんまじGOD。
2012/12/11

・巻を重ねるごとに魅力的なキャラが増えていき、主人公,サブ主人公共に熱い部分をもっている。一方通行はダークヒーロー的な強さを持ち合わせており、主人公の上条当麻と比べた時に強さと脆さが浮き出て、その脆ささえも魅力であると感じた。
2012/10/27

・御坂美琴が好き。「超電磁砲」の名に恥じない、圧倒的な攻撃力と身体能力。クールビューティーのように見えて、実は他人をいつも思いやる優しさ。しかも、ちょっとおっちょこちょいで人間的な部分が魅力的。上条当麻に見せるツンデレな乙女心も微笑ましいです。
2012/10/27

・個人的にドはまりしているのですが、設定や専門用語、人物がとにかく多いため、ファンとアンチの差が激しいです。個人の趣味で評価が大きく変わる作品だと思います。
2012/09/12

・設定に矛盾が多いほか、誤字脱字も多い。視点の変更も無茶苦茶。
 投げっぱなしの伏線も多く、作者の天邪鬼発言も大きなマイナス要因。勢いがあって面白いと言うのは分かるが、逆に言うとそれ以外はなにも見どころの無いスカスカな作品だと思いました。
2012/08/01

・一方通行のキャラが大好き!
 今まで読んできたラノベで一番好きです。
 善にハマらず自分を道を行く彼をこれからも愛します!←
2012/07/02

・上条当麻は、思わず「さん」付けをしてしまうほど、憧れる要素を多く兼ね備えた主人公です。格上の敵に拳一本で立ち向かう所、歩く恋愛フラグメーカーな所など、「自分には無理だけど、なれる可能性のある(姿を想像しやすい)」主人公だと思います。
2012/04/30

・萌えにそれほど頼っていない。戦闘シーンがすごい。武器/能力/魔法の説明が詳しい。各キャラの行動の理由が確立している。主人公が複数いる。世界観、キャラとキャラの関係やインタラクションが優れている。スケールが大きい。
2012/04/30

・一方通行はとにかく強い、能力に完全に頼らない、銃器での熟練度、打ち止めを最優先する思考、「グループ」とのインタラクション、非常さ(サディストである所)、善と悪で考える所、価値観、騎士道的精神を持っているような感じである所が良い。
2012/04/30

・一方通行のダークヒーローっぷりが最高にクール!
2012/04/30

・上条の敵でも助けようとするところが好き。
2012/03/14

・一方通行は善人とは言い難いけれど、守りたい者を見つけて苦悩しながらもまっすぐ進んでいくところがいい。
2012/03/14

・萌えキャラも沢山出て来ますがそれに負けないくらいストーリーがすごい!
 上条当麻の熱いところが良い。
2012/03/13

・てっきり魔法使いと銃器(もちろん紅茶で熱膨張しないモデル)で戦う話かと思ってたら全然違って少しがっかり。
 上条の行動原理の源(幼い頃誰かに云々みたいなの)がないから、冷めた目で見ると駄目かもしれない。
2012/03/01

・今までの人生のなかで一番面白かった作品。
 特に一方通行のかっこよさは異常。
 これからどれだけ生きても彼より好きなキャラは出会えないと断言できる。
2012/02/13

・当麻より一方通行のほうが人間味があって共感できる。単純に見た目や性格が好みでもある。
2012/02/11

・上条さんの名言「その幻想をぶち殺す」がいい。あと上条さんとアクセラレーターの話のかみ合い方がいい。。

・主人公の自分の能力をひけらかさないところが好き。

・魅力的なキャラクターに加え、さらに読者の予想外の展開を持ってきてくれるのでいつもハラハラドキドキして読める。また主人公の上条を含め、どのキャラクターも自分の考えをしっかりと持っていて、自分の意見をしっかりと言える。
 時に敵対することがあれども互いに認め合える関係であれるというのはやはり素敵だと感じますね。

・上条当麻は、どこまでもまっすぐでカッコイイ!! どんな苦しい状況でも諦めないし、ヘタレない!!

・超能力や魔術を使った激しいバトルや、キャラクター一人一人の考えや想いがよく伝わるので面白いと思った。

・上条当麻は、触れるだけで異能の力を打ち消せるチート能力を持ちながら、学園都市では「無能力者」の烙印を押されているが、自分が「無能力者だから」と決して逃げずにどんなに強い相手にでも立ち向かう姿が魅力だと思った。

・笑いとシリアスの両立がちゃんとなっていた。

・キャラクターが魅力的で、「学園都市」という設定が現実でありそうに思えてくる!

・僕はとある魔術の禁書目録が大好きです。
 しかし、批判されているのを見ると、心が痛みます。
 自分も上条当麻の説教は好きではありませんが、これがないと禁書目録じゃないと思います。
 好きなキャラクターは垣根帝督です。

・一方通行の悪役として開き直らず、正道を行こうとしているところが好き。

・上条当麻の熱血、シロウトでもなりふり構わずどんな敵にも挑んでいく度胸が好き。

・超能力というのがドストライク!
 能力の深くて科学的な説明に、魅力のあるカッコイイキャラクターたち。
 正直、好みの要素がてんこもりです。

・一方通行が、もう死ぬほど大好きです!!! 最初の悪役だったころから大好きでした。
 能力の強くて複雑なところも理由のひとつですが、その人間らしさが何よりも好きです。
 打ち止めという大切な者を守るために自ら悪となるダークヒーローなところもカッコ良かったけど、ロシアでふっきれて以降の正義ヒーローとなったのが一番好きです。
「……そォだな」 「俺も、ずっと一緒にいたかった」
 と22巻で言ったところでは、どんなドラマや映画でも、卒業式でも泣かなかった僕が、涙が止まりませんでした。そうして、だんだん人間として成長していくところが何よりも人を惹きつけるのだと思います。

・たくさんの伏線。
 能力、魔術の細かい設定、限界。

・良い意味で毎回、期待を裏切ってくれて、主人公以外の登場人物がちゃんと輝いている。

・一方通行(アクセラレータ)の魅力は心の闇だと思います。
 ミサカクローンを上からの命令で殺し続け、そのことが終わると彼女らの一人、打ち止め(ラストオーダー)に好意をよせられます。
 最初は以前のこともありその好意を受け入れることができませんでしたが、その後、彼女を守る為ならば自らの手を汚すことさえ厭わないようになります。
 彼には上条と違って必ずどこか心に引っかかるものがあります。
 それでいて自分の信念を守ろうとし続けます。
 彼は主人公よりも等身大に近いアンチヒーローだと思います。
 あと声優が岡本信彦さん! 岡本さんの声、大好きです。一方通行の声とか凄くしびれます。

・「とある魔術の禁書目録」を買ったのは友達に薦められたからでした。
 彼に押し切られる形で試しに読んでみたのですが、とてもおもしろくはまってしまいました。
 とにかく、毎巻毎巻必ずバトルが入っているうえ、それらがとても詳しく描写されていて、まさしくその場面が頭の中で容易に想像できるのです。手に汗握る燃える展開が大好きです。
 それでいて、ところどころに散りばめられているギャグもクスッと笑えて和みになります。

・独特の世界観とキャラクターの個性に惹かれた。

・上条当麻の、普通の人なら、正しいとわかっていても口には出せないようなことを平気で口に出し、かつそれを実行できるところが良い。

・この本を読む前にアニメ版の外伝の「とある科学の超電磁砲」を観たときの世界観がすきだったので、その大元となった原作が読みたいと思って手にとりました。
 一冊一冊のテーマにしっかりと芯が通っていてシビアで残酷な描写があり、それに真っ向から立ち向かう正真正銘の正義を貫く主人公やその他人物の心が描かれているので、わたしはとても好きです。
 他のライトノベルなんかを読んでいると、ちょっと歪んだ考え方だったりとかして、わたし的にはかっこ悪くても正義を貫き通して、その考え方が「かっこいい」と思えるような憧れるような、そんな話が読みたかったのでこの話が面白いと思いました。
 また、話が専門的な分野のことまで調べてあって読んでいてその世界に入り込むことができました。
 そこも面白く読むことができた要因のひとつだと思います。

・御坂妹のあの独特な口調がたまらなく好きです。
 自分のことを実験動物と思っていて、それを疑わないほど純粋でまっすぐな心もいいと思います。

・上条さんはもとはただの高校生なのに、他人を命がけで救おうとするところがカッコいいっす!

・上条さんはとにかく熱い! 圧倒的な敵に対しても右手の拳一つで立ち向かうあの勇敢さ、そして何事にも驕らない心を持った男の鏡みたいなキャラです。
 御坂さんもヤバイ! ヒロインにして主人公の立ち位置であり、最強の能力者の一人であり、努力の女神であり、ツンデレでもある。強さと可愛さを兼ね備えたすごいキャラです。

・ストーリーの「静」と「動」がしっかりしている所が面白い。キャラクターの日常「静」からバトル「動」に自然な流れで進んでいくので、読んでいてまったく飽きません。

・一方通行はラスト・オーダーを守る姿がかっこいい!
 そして、人を守っても自分を悪人と言う姿に泣ける。

・少年マンガとしてもやっていけそうなくらい熱い展開に惹かれた。

・正直作者の文章力のなさに驚きます。
 オタク丸出しのキャラや設定など諸々の問題については特に言うことはありません。
 それよりもさまざまな設定を盛り込みながらそれをまるで生かせていない構成力は致命的です。
 1巻で打ち切りにならなかったのは奇跡です。
 2011年1月現在、22巻+外伝2巻が刊行されており、二桁台まで読めばそれなりに読めるのだが、とにかく序盤はひどい。金と根性と時間がある人にのみお勧め。

・最初は悪の道を歩んでいた一方通行が、あるきっかけを境に少しずつ自分の感情に素直になっていくところが惹かれました。

・戦闘シーンや日常シーンなどを、色んな登場人物によって視点を変えて書いている。

・一方さんヒャッハーーーーーーー(結局、一方さんが一番好きです)
 最初の印象が悪い人という印象が高かったですね。
 ですが、その後の打ち止めへの優しさはギャップを生ませ、更に引き立てているところと、なんといってもチートなみの能力と男女平等パンチには(゜Д゜)「・・・」悶絶するほか無いですね。

・今までには無い特殊な設定に惹かれました。
 物語の土台がしっかりしていて読みやすかった。

・一方通行が好きです。
 普通の善キャラみたいに「型」にはまってないし、実はとても優しいところとか色々深い。
 しかも、チートクラスに強い能力を持ってるし、格好良い。

・いつでもまっすぐで、飾らず、芯を感じさせる上条さんの言動が大好きです。

・初めて読んだ作品で、魔術と科学が交わるとき……みたいなキャッチコピーにひかれて読みました。
 敵や事件が規模が大きいところやみんながそれぞれの主人公みたいなところがとてもいいと思う。

・上条当麻は記憶が抜けても自分の中に湧き上がった思いを全力で実行するところがいい。
 現実でも当麻を見ていると部活や勉強をがんばれるきがするところ。
 友達との間ではウザそうなどあまり評価はかんばしくなかったが当麻を応援しています。

・とある魔術の禁書目録が面白かった。
 設定にある程度の現実味が持てて、キャラクターのセリフの使い回しがうまく、その上で一つ一つの話がしっかりと作られていたのがよかったと思う。

・キャラクターがいい。一方通行の闇のあるところがいい。

・自分は悪だと言い張りながらも、愚痴を言いながら、しっかりと打ち止めを守る。
 そんなアンチヒーローな一方通行が大好きです!

・まず、魔術と科学が共存するという世界観に惹かれました。
 この作品は、とても上手く共存の問題や利点を表現できていると思います。
 もう一つは、魅力ある登場人物、これがあると思います。
 多彩なキャラクターが登場しますが、
 その誰もが魅力溢れる個性抜群のキャラクターで見ていて飽きません。
 僕はこういう所が読者達を惹きつけて止まないのだと思います。

・まず主人公が超かっこいい。
 バトルシーンのイラストがすごい。
 主人公がたくさんいるからいろいろな視点から読めておもしろい。

・キャラがみんないい。

・魔術・科学という分野の作りこみが、きちんと現実で存在してもおかしくないようにしてある。
 でも最近崩壊してきた。

・科学と魔術が交差する中で、キャラクターが立っているのがいい。あと、舞台設定が面白い。

・魔術と科学(超能力)が交差するといった、大きな二つの要素が交じり合っている斬新さに心惹かれました!

・めっちゃ燃える。

・世界観がしっかりしていて、キャラクター一人ひとりに魅力がある。

・主人公がかっこよく、バトルシーンが熱い!
 ヒロインもかわいくて、主人公以外の男性キャラもかっこよくて惹かれる。
 バトルシーン以外にも、日常会話やラブコメなどの描写がおもしろい。
 でもやっぱ、主人公の上条さんが一番の読みどころ(笑)。
 不幸でも、他人のために一生懸命、右手で戦う姿はマジで惚れました。

・科学と魔術の2つがまじりあってできていて、その表現のしかたがとてもよかった。

・おもしろかったのは、一巻のオチ、それから物語のテンポの良さ、魔術と科学を両立させているところです。

・色々面白い作品がある中で、これだけが突出して面白いと思える部分が一つ。
 ずばり、主人公ですね。
 考え、行動、台詞などが圧倒的に面白い。

・主人公の住む街では超能力の開発が行われている。
 でもその超能力の他にも魔術という能力もあって、その魔術組織の人間のヒロインと出合って、その子が同じ魔術組織の人間に狙われているときに、何の接点もない主人公が助けるところが好きで主人公に惚れた。

・科学と魔術の区分けがされており、それを上手く混ぜて物語を書いている。
 それでいて魔術に対するこだわりが強い。キャラの思想もはっきりしている。
 性格も分かりやすいし、名前も独特。口癖なども独特で癖のある表現をしているため誰が発言しているのか分かりやすい。

・試験や部活で、小説またはライトノベル離れしていた私を、またライトノベルの世界に戻してくれた作品です。
 作中に出てくる言葉はくさい言葉や普段言わないような言葉ですが、それがまたこの作品のいいところだと私は思います。
 私的にはステイルが言う「たとえ君がすべてを忘れてしまってても、僕は何一つ忘れずに、君のために生きて死ぬ」が好きです。

・多くの伏線とその回収。
 動きのあるバトルシーン。
 主人公以外にも見せ場がある。
 少年漫画のような雰囲気。

・とにかく熱くて好きです。
 あと、笑えて、キャラが格好いいor可愛いので惹かれていきました。

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