↑目次へ戻る |
キーリ
五十嵐さん(女性・14歳) 夜さん(女性・13歳)一押し!
キーリは教会の寄宿学校に通う14歳の少女。 霊感が強く霊が見えることから、神の存在や教義に疑問を抱いていた。 冬の長期休暇初日、キーリは“不死人”の青年ハーヴェイと、 その同行者の小型ラジオの憑依霊・兵長と知りあう。 キーリは、勝手に彼らの旅についていく事に……。 様々な亡霊たちとの出会いと別れを経験しながら、 キーリはやっと自分の居場所を見つけた気がしていた。 しかし、旅の終わりは思いのほか早く訪れる。 ハーヴェイが教会の“不死人狩り”に捕まってしまい――!? 第9回電撃ゲーム小説大賞“大賞”受賞作。
まず世界観が素晴らしいです。 荒廃した雰囲気が漂っている。でもその中で必死に生きていた人々、小さな優しさ…そんなものが溢れているのです。 また、登場人物がすこしずつ変わっていく様子も無理がなく、本当に生きている人間のようです。 =もしかしたらネタばれかも= ハーヴェイは初めは生きていることにそこまで執着心がありません。 むしろいつ死んでも構わないといった感じ。 でも、キーリと出逢うことで 少しずつ生きることに目が向いていく。 作者様の言葉をお借りすると生きる意味を取り戻します。 キーリはどちらかというとはじめはあまり生きていても楽しそうではないというか毎日ただ時が流れていくだけといった少女ですが、ハーヴェ イと出逢うことで変わっていき、ハーヴェイと一緒に旅を続けたいと願うようになる。 兵長は…兵長のままです!ずっと親父(褒め言葉で)ですね(笑) その変化に無理がないのです!! =ネタばれかもしれないもの終了= また、護りたいものがあるのがいい。 この作品はハーヴェイがキーリを守るだけじゃなく、キーリもハーヴェイを守っている。 どちらか一方が頑張っているんじゃなく、どちらも必 死になってというのでしょうか、 お互いがいなければ駄目な、そんな関係がとにかくいいです。 また文章力も素晴らしいです。 描写がしっかりとしていて、目の前に浮かぶようです。 とにかく素晴らしい作品。 私の中の永遠の一番の作品です。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? みんな好き!!と言いたいところですが、とりあえず主要キャラを…。 まずキーリ。弱いところもあるけれど。どこかに一本線が通っているところが好き。 次にハーヴェイ。さっきも述べたように護りたいものがあるって本当にうらやましい。大好きです。 そして兵長。渋いです!すごく個性的な、作者様らしい登場人物。 他にもベアトリクスとかヨアヒムとかとかとか…。 これ以上喋らせると一年は喋ってしまいそうなのでこのへんでストップします。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 非常に個人的なあれなのですが…。 読み始まったら止まらない!! あとは… =もしかしたらネタばれ。何度もすみません= 最終巻の終わり方がものすごく切ない。 私は最終巻を読み終わってから三日間ご飯も食べれない、夜も眠れない…と放心状態になっていました。 だから切ないエンドが本当に駄目!という方にはお勧めできないかもです。 私はそれでも切ないエンド好きです(笑 =終わりです。すみません= あとは…序盤の流れが少し悪いと、前にこの作品を読んだ友達が言っていました。 個人的にはそんなことはないと思うのですが、人によって感じ方が違うかもしれません。 また、ゆっくりとしたテンポの話なので、アクションもののようなテンポの速い話が好きな人は少し物足りないかもしれないです。
過去の大戦で英雄と呼ばれたものの現在は戦争の悪魔と呼ばれる死なない兵士「不死人」の ハーヴェイがくっついたり離れたりする異世界ファンタジー。 この小説の世界を一言で言うと錆びた世界で、人々や霊が必死に生きている心温まるお話。 現在最終巻である九巻まで出ていて、どれも見逃すと話のついていけない仕様になっています。 さて、ここからがPR部分となるわけですが、あまりネタバレはしたくないので……第一にキャラ。 第二にストーリー。第三に文章です。 キャラに至っては、ネーミングセンスから、 性格、生い立ちどれをとってもクセのある渋い奴等ばっかです。 特にラジオの兵長(ラジオに憑依してる兵士の霊)は本当に渋い人(?)です! ここぞというところで、吹っ飛ばしたり、怒鳴ったりですw(※コメディではありません) ストーリーは先ほど申し上げたように全て繋がっていて、一つの壮大な物語になっております。 一巻一巻、とても濃い内容で身近なモノの大切さ、 戦争の爪跡から感じる生きる事の複数の意味などを感じていただけたら幸いです。 文章は壁井先生独特な話術、描写で引き込まれるはず! ラノベっぽくなく少し大人〜な文です。 ですから飽きずにがんばって読んでください! いつのまにかファンになっていることでしょうw 文章を書くのが苦手なので上辺だけのPRになってしまいましたが、 後は皆様が買うなり借りるなりしてお確かめください。 少なくとも私はラノベの奥深さをこのラノベで知りました。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 基本的にお気に入りは主要キャラ全員ですが、 ここはあえてハーヴェイとラジオの兵長について紹介しましょう。 兵長はなんといっても口うるさくて親父っぽいところがいいです! この人抜きではきっとキーリとハーヴェイの旅は無かった事でしょう。渋いです。 あとはハーヴェイ。無関心っぽいくせにお人好しなところがなんとも言えずカッコイイ。 こっからちょっとネタバレです。 しかしハーヴェイは巻を追うごとにさまざまな事に巻き込まれ大怪我をしていきます。 それでも「痛覚遮断」という兵士ならではの技で無表情に回避していきます。 この人も相当渋いです。煙草がとっても似合いますw この作品の欠点、残念なところはどこですか? この作品の欠点はやはり、話が長くて雰囲気が錆びてる(壁井さんスイマセン)ので、 途中で飽きてくるところです。 とくに序文。ここさえ乗り切ればそんなに飽きは来ないはずなんですが、 私も少々変わり者なんで他の人がどうなのかまではなんとも言えないところです。 あとは基本的に萌えがないところです。 私的にはキーリはど真ん中なんですが少々萌えに欠けます。
どんどん魅力的になっていくストーリーと設定。 もう大好きです。キーリ一冊でご飯三杯はいけますね。 でも私が好きなのは、この退廃好きなミナサマには垂涎モノであろう設定ではなく、 微妙に微笑ましいキーリとハーヴェイの会話です。 何十年も生きてるはずのハーヴェイが、たった十六歳のキーリに説き伏せられる。 兵長風にいうなら「長生きしてんならもっと人間磨きやがれ」ってとこですか。 まぁそこも魅力の一部なんですが。 そして、もっといちゃつけお前ら。(笑) お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? みんな好きなんですが……とりあえずハーヴェイ。ヘタレだから。 以下、なぜかネタバレ(?)してますが……。 しらゆきーり姫の時のヨアヒムはものすごくツボでした。 ラストはキーリもハーヴェイもくっつくんだと思ってたので、 ちょっと残念でしたけどねっ。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 非常に個人的で申し訳ないのですが、 主人公カップルをいちゃいちゃさせてください。 確かに一歩手前の感じの会話も良いんですけど。
長く続いた戦争で荒廃し、荒野と砂漠と掘り尽くされた炭鉱しかないある惑星がこの話の舞台。 主人公キーリは教会の寄宿学校に通う14歳の少女。 霊感が強く霊が見えることから、神の存在や教義に疑問を覚えていた。 冬の長期休暇、キーリは<不死人>の青年ハーヴェイと、 その同行者の小型ラジオの憑依霊・兵長と知り合う。 キーリは勝手に彼らの旅に付いていくことに…・… ストーリー的には、まわりくどい性格の少女と、 めんどくさい性格の青年がくっついたり離れたりするお話。 そして人生にくたびれ男が生きる意味を取り戻すお話でもあります。 アクション率は低めで、テンション低めのゆるゆるしたシーンや風景がこの小説の特徴で、 その微妙なさじ加減がなんともいえず、いいです。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? やっぱり一番好きなキャラはハーヴェイですね。 なんというか、あの微妙なぼけ具合といい、かっこいいところとか、 キーリにちょっかい出すときとか、時々垣間見える優しさとかね。 もう全部ひっくるめて大好きです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 登場人物が少し多いです。 あと国の名前とかもややこしいのが多くて覚えれないです。 そこが残念です。
2012/10/22 ・兵長は、主人公たちのよき保護者。彼がいることで、キーリとハーヴェイは暴走せずにすむ。 2012/10/22 ・心理描写、背景描写……とにかく描写が抜群に秀でたお話です! 気がつくとどんどんお話に引き込まれていきます! 私は三日間何も食べずに全巻じっくりと読みあげました(笑 だけど本当です 護りたいものがある……その大切さを教えてくれる作品でした。 ・ハーヴェイは、とにかく守りたいものがあるっていう設定が好きです! このキャラクターに限らず(一番はこれですが)、 何か護りたいもの大切なものがあるキャラクターが好きです! ・心情描写、状況描写がすごく丁寧で物語の中にすんなりと溶け込めていけました。 また、キャラクターも味のあるキャラが多いです! 世界観も独特で不思議と引き込まれていきます。 ・沈痛な世界観および絶妙な心理描写。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||
トップへ戻る |