ライトノベル作法研究所
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  4. 六花の勇者公開日:2014/03/02

六花の勇者

ジャンル:異世界FT
著者:山形 石雄
出版社:集英社スーパーダッシュ文庫
発行年月:2011年8月25日

2013年度ライトノベルBESTランキング第3位(書籍・このライトノベルがすごい!)

まつりさん一押し!(女性・26歳)

■ 解説

 闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。
 地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰かひとりが敵であることに気づいた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。
 そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで―。
 伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、堂々始動。

■ まつりさんの書評2014/02/26

 魔物に対抗できる六人の勇者が選ばれたもののいざ集合場所に行くと勇者は七人集まっていた。
 そして魔物側に味方している七人目の仕業で結界が張られてしまい出られなくなってしまった。
 自分達を閉じ込めた七人目は誰だ?
 七人目を殺せば結界から出られるのか?
 こいつは信じられるのか?
 今、勇者達の疑心暗鬼バトルが始まろうとしている……!

 この物語はこのライトノベルがすごい!にランクインしただけの面白さがあります。
 ファンタジーとバトルとミステリーを合わせた物語で、王道RPGや人狼ゲームが好きな人には堪らない話だと思います。
 沼の聖者、山の聖者、火薬の聖者、刃の聖者、神殿、結界、凶魔…ちょっと昔のゲームみたいな世界観が素敵。
 ファンタジー世界でのミステリーと考えると、しっかりとミステリーしていました。

 主人公の性格も魅力的。メンタルの強さに痺れます。主人公は凡人の最高峰に立っている人ですが、自分の弱さを認められる気持ちのいい性格をしています。そんな凡人が策を練って天才達と戦っていくので読みごたえがありました。自分を凡人と思っているのに事あるごとに「俺は地上最強の男」と笑える強さが格好いい。

 疑心暗鬼の中で芽生える友情や恋愛もいい!あんまり語るとネタバレなのが辛すぎます(笑)

お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?

 ハンスです。
 ハンスは七人の一人で剣術知力共にトップクラスの実力者です。男だけど猫耳。訛った猫語で喋る変人。戦い方も猫。なのにここぞという時は一番の仕事人。
 これらのギャップにやられました。

この作品の欠点、残念なところはどこですか?

 新人賞受賞作品じゃないので、一冊で綺麗には終わらないんです。七人目は分かりますが、引きがちょ、おま!?です。

■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)

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おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
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