| ↑目次へ戻る |
空ノ鐘の響く惑星で
青猫さん(女性・14歳)一押し!
毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。 『御柱』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱がある世界。 そんな世界に生じたひとつの噂話―。 “深夜をまわる頃、『御柱』の一部に、若い女の姿が浮く―” 事実を確かめに行ったフェリオの前に現われたのは、 御柱の中に浮かぶ異装の少女の姿だった―― 一人の少年と少女の出会いが歴史を創る……! 『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が、 渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先は――。
小説を余り読んだ事なかった私でも読みやすかったです。 全12巻完結で、1巻〜12巻までで一つの長い物語になってます。 1巻で人気が出て長続きしたタイプではなく、初めから長編で綴るつもりで 書かれているストーリーらしいので、非常に読み応えがあり、 巻を進めるたびに惹きこまれて、早く次の巻を読みたくなってしまいます。 剣による熱いバトルや、 主人公とヒロイン二人の三角関係など魅力的な部分が多くある作品です。 パンプキンです。 序盤は、何考えてるのか良くわからない変なキャラでしたが、 中盤以降は、紳士的で、しっかりとした考えをもった良い奴だという事がわかります。 最終巻での活躍で、より一層このキャラが好きになりました。 全く欠点では無いのですが、強いてあげると 最終巻のエピローグがしっかりできすぎてるところでしょうか。 以下ネタバレ含む。 従来の作品ではありがちな読み終わった後に読者の想像、妄想に任せそうな部分を しっかり作者が書いてしまっています。 いわゆるラストバトル後のダンジョン崩壊(実際は微妙に違うが)によって 行方不明になった主人公とヒロイン、という展開ながらちゃんと帰ってきますし、 フェリオ、ウルク、リセリナの三角関係の結果も、 はっきりと二人と結婚したという終わりになってます。 また、死んだはずのキャラが実は助けられていて生きていたり、 生き残った敵役がなんだか憎めない感じになったりと、大団円で終わっているのも、 ちょっと儚く悲しいエンディングが好きな私には、少しだけ不満だったりします。
読んで楽しいだけでなく、小説家を目指すなら見習うべきところが山盛りですゾ。 お気に入りのキャラはサブキャラなので書きませんが、 キャラ、世界観、ストーリーがうまくかみ合っているところにぞっこんです。 一見してインパクトのあるキャラがいないのが残念といえば残念ですね。 読めば魅力たっぷりなんですけどね。
しっかりとした世界観、そして筆力を持っていることです。 主人公のフェリオが王子という設定。神殿騎士団。そして錬金術師。 オリジナル設定も満載でSF好きにはたまりません。 主人公のフェリオが段々と凛々しく成長していき、見ごたえがあります。 ウルクと恋心に気付いたリセリナとの三角関係も見所です。 とにかく一言いうなら見なければ損! おそらく小説を読むのが少し苦手な方でも入り込みやすい作品だと思います。 それほど完成度の高い作品です。 シルヴァーナさんです。 どこか神秘的な雰囲気を醸し出す魅惑のアルケミスト(錬金術師)。 フェリオをいつも助けるいい人で、戦闘シーンでも神殿騎士団相手に 「――灼かれろ」 と言い放ち、勝利するほど戦闘経験をお持ちなようです。 本当に謎の多い女性で、しかしそこも彼女の魅力の一つです。 これから彼女がどういう風に動くのか、とても楽しみなところです。
次に、ヒロインが二人いますが、活発な「動」である少女と、知的な「静」である少女のどちらもが、生き生きと女の子らしく生きていたなと思います。 また、メインの登場人物だけではなく、サブキャラクターにも様々な背景があったことや、敵となる人物にも悪となった理由やいきさつがあり、それぞれ感情移入がしやすかったです。 それらを語る場面の視点移動や誘導が流れるようにスムーズで、迷子になることは決してありませんでした。読みやすい上にキャラクターが物凄く輝いていて、「自分の理想とする小説がここにあった!」という感じでした。 最後まで話にまとまりがあって、素晴らしい作品でした。是非未読の方にはおススメしたい作品です。 ・ウルクは女性的なしなやかさを持ちながら、知的で、芯が強く、更にはお美しいとあっては……まさに理想の女性です。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|||
| トップへ戻る |