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至高のフィジカルエリート『宇宙撫子』を目指す少女たちの物語!

バトルアスリーテス大運動会


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 10
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 なかなか良いです。 0
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 おもしろくないです。 0
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ジャンルSF
著者倉田 英之
出版社:電撃文庫(メディアワークス)
発行年月:1997年05月
本体価格 510円 (税込 535 円)
遊乃陀雨季さん一押し!(男性・21歳)

■ 解説                               

 時は未来、所は宇宙。外宇宙にまでその版図を拡げた全人類の憧れの的、
 至高のフィジカルエリート『宇宙撫子』を目指す少女たちの物語!
 伝説の『宇宙撫子』と呼ばれた亡き母との約束を果たすため。
 遺伝子改造によって産み落とされた自らの存在を確かめるため。
 それぞれの誓いを胸に、少女たちの挑戦は続く……。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 この作品は、1997年にアニメ化された作品です。
 脚本家は「スクライド」「ハチミツとクローバー」の黒田洋介と、
 第9回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した「かみちゅ!」で、
 脚本を担当した倉田英之のコンビです。

 設定はかなりのトンデモSFですが、話の内容は熱いスポ根ものです。
 
 女性アスリートの世界一「宇宙撫子」(コスモ・ビューティー)を目指し、
 少女たちが汗と涙を流す、王道ストーリーです。
 アニメで見た人もいるかもしれませんが、小説はアニメとは全く違ったものになっています。

 一度、スポーツで泣いたことがある人、悔しい思いをしたことがある人、
 そして笑ったことがある人ならば、この小説は必ず、
 あなたのそのときの思いを呼び起こさせてくれるはずです。


 逆に、人生で一度もスポーツをしたことがない人には、もしかすると、
 あまり感動できないものなのかもしれません。
 ですが、この作品には力があります。

 外伝も含めると、全6巻の小説ですが、最初の一巻を除けば、
 あとはすべて放映されたアニメとは全く別の作品です。
 OVAもあるのですが、それとも違います。

 そして、はっきり言って、小説が一番面白いです。
 

■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 柳田一乃。
 その不屈の闘志には、頭が下がります。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 登場人物がほぼすべて女性ということで、
 そういうのが嫌いな人にはとっつき難い部分があるかと思います。

 
 特に、この小説はスポーツ体験をしている人向きなのでなおさらです。
 ですが、話はかなり秀逸ですので、ぜひ読んでみて下さい。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
おもしろくないです。
買うと損します。


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西暦12090年……地上を支配していたのは『貴族』と名乗る吸血鬼だった

吸血鬼(バンパイア)ハンターD


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 3
 おもしろいです! 3
 なかなか良いです。 2
 ふつうです。 0
 イマイチです。 0
 おもしろくないです。 2
 買うと損します。 1

ジャンルSF
著者菊地 秀行
出版社:ソノラマ文庫(朝日ソノラマ)
発行年月: 1983年01月
本体価格 490円 (税込 514 円)
柳乃 志斗さん一押し!(男性・18歳)

■ この作品について、熱く語ってください!            

 なぜ今までここに存在しなかったのかと疑うほどの名作!!

 核を用いた最終戦争、人々が地下へと住処を変え、再び地上へと帰ってきたとき、世界は一変していた。
 科学は衰退し、人々は文明の力を失った。
 そして、地上を支配していたのは『貴族』と名乗る吸血鬼だった。

 彼らは人々が地下にいた間に、脅威の科学技術をもってして、地上を別世界へと変えていた。
 天候を支配する衛星。地上を蹂躙する魔物。かつての人類を遥かに凌駕する兵器。
 人間はその力におびえ、貴族に支配される日々が続いた。

 だが、栄えるものはいつか滅びる。
 ある時を境として、貴族は滅びの一途を辿ってゆく。

 数千年の時を経て、人間に覇権は戻った。
 だが、世界は未だ混沌に陥ったままだった。

 辺境の各地では、貴族の創造した魔物におびえ、残存する貴族に蹂躙される日々が続いていた。

 やがて『ハンター』と呼ばれる者たちが、姿を現すようになった。
 魔物から貴族まで、報酬を求めて辺境を旅する者である。

 そして、あらゆるハンターの中でも最強とされる、『吸血鬼ハンター』。
 これは、“D”と名乗る孤高の吸血鬼ハンターの物語である。


 まず、素晴らしいと思ったのがこの世界観。

 中世を髣髴させる吸血鬼に、超未来的兵器の合体。聞いただけで胸躍るような設定である。
 そして、それらを相手に、刀一つで立ち向かう美麗の剣士。

 このDという男、必殺技も魔法も兵器も使わず、刀だけでこの世界を駆け抜けていくのである。
 未来と過去の怪物を相手に、主人公は刀だけ。(脅威の身体能力や、掌の爺さんは別として)
 最高に燃える設定である。

 次に、魅力あふれるキャラクター達である。
 冷徹そうな気配を放つものの、どこか人情味のあるD。
 つくづくちょっかいを出す愉快な人面痕。
 各巻に登場する個性あふれるヒロインに、人知を超えた力を持つ商売敵のハンター達。

 凡人など存在しない、超人同士の白熱バトル!!

 そして、それを書ききる文章力!!
 ライトノベル界でこの作者に比肩する人は五人いればいいほうだと思う。
 加えて、300冊以上書き上げた大ベテランでもある。


 近頃の軽くて楽しい、美少女満載のライトノベルも悪くないが、
 ぜひとも、この古き良きSF小説を手にとってほしい!!

 大丈夫、絶対105円で買えるから!!!


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 なんといっても“D”!!!

 冷徹無比な吸血鬼ハンターでありながら、どこか温かみのあるキャラクターである。
 人間失格なハンターが多い中、(精神的に)相当まともな存在である。

 また、ここまで完全無欠のキャラクターもそういまい。
 この三十年で刊行された全作品において、彼は一度も敗北したことが無い。
 それどころか、全ての敵を圧巻している!!
 さらに、普段なら最悪ともいえるそれだが、抜群の表現力の前ではそれも異なる。

 ヤバイ、マジかっこよすぎ!!

 しかも、完全に無敵というわけではなく、不意打ちや人質をとられたりしたときには、
 さすがにやられてしまうあたり、Dの格好の良さを更に際立たせている。

 最後に、実はDはダンピール(吸血鬼と人間の混血児)なのだ。
 それ故に、貴族からは出来損ない扱いされ、人々からは恐れられるという最悪の立場。
 しかし、それがどうした?
 と、クールに決めるこの姿も、読者を魅了させるもののひとつである。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 この物語の欠点は二つ。

 似通った展開が多い。
(しかしまあ、多いというだけで全てが似ているわけではない)

 そして、この作品の長所でもあり短所でもある、Dの無敵っぷり。
 私自身、こういう作品は結構敬遠していたので、ダメな人はダメだと思います。



■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
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