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勇者様、どうかわたくしの星をお救いください……

星くず英雄伝


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ジャンルSF
著者新木 伸
出版社:電撃文庫(メディアワークス)
発行年月:1998年08月
本体価格 563円 (税込 591 円)
奇木 弧太郎さん一押し!(男性・17歳)

■ 解説                               

「勇者様、どうかわたくしの星をお救いください……」
 僕……もとい、オレの名はジーク。
 すがるような瞳で訴えかける彼女の名は、ラセリアっていうんだ。
 正真正銘の姫様なんだぜ。
 恥じらいと慎みをどこかに忘れてきたような、うちの女社員どもとは違う。だんぜん違う!
 だけど宇宙海賊だのマッド・サイエンティストだの、そういうことなら《ヒーロー》に言ってくれ!
 オレはただの運送会社の社長なんだから!
 舞台となるのは、《ヒーロー》の実在する荒唐無稽な宇宙。
 ひとりの女の子のために、《ヒーロー》でもなんでもない少年が立ち向かう大冒険! 
 新感覚スペース・オペラ、ただいま登場!


■ この作品について、熱く語ってください!            

『姫たるものの危機、「ヒーロー」は必ずや現れる』
                     -「ヒーローの法則」より-


 16歳のジークは宇宙をかける何でも屋、SSS社の社長。
 そしてその部下は全員美少女&美女!

 もうこうなってはお約束的なのだが、口にはしないものの全員がジークが好意をよせていて、
 彼の前ではひたすら無防備に(一緒にお風呂に入ったり、彼が居るのに裸になったり等)。
 純情なジークはたじたじ。

 他人には天国にお思える状況なのだ、が、
 彼にとってはそうではない。
 なぜなら彼は
「女の子とは清楚でおしとやかでなくてはならない」と言う時代錯誤な感覚の持ち主だったのだ。
 そんななか彼の前に、
 まさに理想にぴったりな「お姫様」が凶悪な宇宙海賊から助けを求めてきたのだった。

                 「放浪惑星の姫君より抜粋」

 この物語の世界は「ヒーロー」という存在が重要になってくる。
 宇宙に何百人といる「ヒーロー」とは、

 自分の意思の力によって全ての物理法則を超えるものを指します。

 例えば100GものすごいGがかかろうが一切傷は負わないし、
 宇宙で息をするなんてあたりまえ、
 ひどいときには、ミサイルを打ち尽くして、倉庫に一発も無い状態なのに「ヒーロー」が「ある」と思うだけで、
 ないはずのミサイルを打ったりと、もはやなんでもありの「ヒーロー」の力。

 それをうまく表現しており、テンポもよく何時の間にか引き込まれてしまう小説です。

 他にも個性的なキャラが多く登場し
 キャラクター小説としてとても面白いです。
 

■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 主人公のジークです。
 純情でいつもは「の○太君」と呼ばれ部下の女性社員に好いように使われて、
 可哀想(もしくは羨ましい)な境遇なのですが、
 いざとなれば「ヒーロー」の名は伊達じゃない!
 ヒロインのピンチを必ず助ける。
 そんなギャップがかっこいいです。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 はっきり言ってHです。(かなり)

 ちょっとヤバイんじゃないかというシーンもあります。
 表紙も買いに行きにくいヒロインのきわどいショット連発です。

 あと一番の問題は完結しておらず、続きがもう何年も出て無いところです。

 作者の新木 伸さんは話壮大になりすぎたためと仰っていましたが
 続きが気になる終わり方です。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

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骨董品店を営むジャックは、実は地球で隠遁生活を送る歴戦の宇宙海賊だった!

星のダンスを見においで


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ジャンルSF
著者笹本 祐一
出版社:ソノラマノベルス
発行年月:2005年04月
本体価格 1,100円 (税込 1,155 円)
暁一也さん一押し!(男性)

■ 解説                               

 笹本スペオペの原点が復活!
 横須賀、どぶ板通りで骨董品店を営むジャックは、
 実は地球で隠遁生活を送る歴戦の宇宙海賊だった。
 それを知った店の常連・唯佳は、夏休みの予定を変更し、ジャックとともに宇宙に乗り出す。
 目指すは銀河の果てにあるという「笑う大海賊の秘宝」―。
 同じお宝を狙う同業者の面々や連合艦隊を退け、唯佳とジャックは目的地にたどり着けるのか。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 あまり知られていない作品だと思いますが、なかなか良い味を出していると思います。

 初めて本を手に取ったときは、見たことがない作品だったので、
 興味を引かれて軽く読んでみた所、自分には惹かれるものがありました。

 この作品は多くの人が「笑う大海賊」という人物の秘宝を探す話です。
 主人公の少女である唯佳はキーパーソンとなる人物と知り合いで、
 それによって物語に巻き込まれていきます。

 この作品はSF色が非常に強いと思うので、SFが好きな人にはおすすめです。


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 主人公である唯佳。
 つぎつぎと未知のことに巻き込まれながらも、それを乗り切っていく力強さが良いと思いました。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 値段が高いこととメインの展開にいくまでが長いこと。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
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