↑目次へ戻る |
星くず英雄伝
「勇者様、どうかわたくしの星をお救いください……」 僕……もとい、オレの名はジーク。 すがるような瞳で訴えかける彼女の名は、ラセリアっていうんだ。 正真正銘の姫様なんだぜ。 恥じらいと慎みをどこかに忘れてきたような、うちの女社員どもとは違う。だんぜん違う! だけど宇宙海賊だのマッド・サイエンティストだの、そういうことなら《ヒーロー》に言ってくれ! オレはただの運送会社の社長なんだから! 舞台となるのは、《ヒーロー》の実在する荒唐無稽な宇宙。 ひとりの女の子のために、《ヒーロー》でもなんでもない少年が立ち向かう大冒険! 新感覚スペース・オペラ、ただいま登場!
-「ヒーローの法則」より- 16歳のジークは宇宙をかける何でも屋、SSS社の社長。 そしてその部下は全員美少女&美女! もうこうなってはお約束的なのだが、口にはしないものの全員がジークが好意をよせていて、 彼の前ではひたすら無防備に(一緒にお風呂に入ったり、彼が居るのに裸になったり等)。 純情なジークはたじたじ。 他人には天国にお思える状況なのだ、が、 彼にとってはそうではない。 なぜなら彼は 「女の子とは清楚でおしとやかでなくてはならない」と言う時代錯誤な感覚の持ち主だったのだ。 そんななか彼の前に、 まさに理想にぴったりな「お姫様」が凶悪な宇宙海賊から助けを求めてきたのだった。 「放浪惑星の姫君より抜粋」 この物語の世界は「ヒーロー」という存在が重要になってくる。 宇宙に何百人といる「ヒーロー」とは、 自分の意思の力によって全ての物理法則を超えるものを指します。 例えば100GものすごいGがかかろうが一切傷は負わないし、 宇宙で息をするなんてあたりまえ、 ひどいときには、ミサイルを打ち尽くして、倉庫に一発も無い状態なのに「ヒーロー」が「ある」と思うだけで、 ないはずのミサイルを打ったりと、もはやなんでもありの「ヒーロー」の力。 それをうまく表現しており、テンポもよく何時の間にか引き込まれてしまう小説です。 他にも個性的なキャラが多く登場し キャラクター小説としてとても面白いです。
純情でいつもは「の○太君」と呼ばれ部下の女性社員に好いように使われて、 可哀想(もしくは羨ましい)な境遇なのですが、 いざとなれば「ヒーロー」の名は伊達じゃない! ヒロインのピンチを必ず助ける。 そんなギャップがかっこいいです。
ちょっとヤバイんじゃないかというシーンもあります。 表紙も買いに行きにくいヒロインのきわどいショット連発です。 あと一番の問題は完結しておらず、続きがもう何年も出て無いところです。 作者の新木 伸さんは話壮大になりすぎたためと仰っていましたが 続きが気になる終わり方です。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
星のダンスを見においで
笹本スペオペの原点が復活! 横須賀、どぶ板通りで骨董品店を営むジャックは、 実は地球で隠遁生活を送る歴戦の宇宙海賊だった。 それを知った店の常連・唯佳は、夏休みの予定を変更し、ジャックとともに宇宙に乗り出す。 目指すは銀河の果てにあるという「笑う大海賊の秘宝」―。 同じお宝を狙う同業者の面々や連合艦隊を退け、唯佳とジャックは目的地にたどり着けるのか。
初めて本を手に取ったときは、見たことがない作品だったので、 興味を引かれて軽く読んでみた所、自分には惹かれるものがありました。 この作品は多くの人が「笑う大海賊」という人物の秘宝を探す話です。 主人公の少女である唯佳はキーパーソンとなる人物と知り合いで、 それによって物語に巻き込まれていきます。 この作品はSF色が非常に強いと思うので、SFが好きな人にはおすすめです。
つぎつぎと未知のことに巻き込まれながらも、それを乗り切っていく力強さが良いと思いました。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||
お買い上げ1,500円で送料無料!日本最大級のオンライン中古書店 eBOOK-OFF |
トップへ戻る |