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アニメ『ラーゼフォン』の世界を再構築した書き下ろしシェアワールド・ノベル。

ラーゼフォン 時間調律師


 ○読者投票結果
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ジャンルSF
著者神林 長平
出版社:徳間デュアル文庫(徳間書店 )
発行年月:2002年09月
本体価格 590円 (税込 619 円)
さん一押し!(男性・16歳)

■ 解説                               

 もう何度、繰り返したのだろう?
 ドーレムの襲撃によって死んだはずの村瀬明は、十六歳の少年として目覚めを迎えた。
 死と生のリフレイン。
 彼に分っているのは、もうすぐこの東京がMUの攻撃にさらされるという事実だけ。
 しかし今回は違った。
 パソコンのチャットを通し、異空間に存在する“自分”から、この時間ループを抜けだすには、
 “ラーゼフォン=未知なる音を奏でる太陽神の乗り物”を見つけだすことだと知らされる……。
 アニメ『ラーゼフォン』の世界を再構築した書き下ろしシェアワールド・ノベル。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 さすが神林氏というべきか、読み進める内に文字で紡がれるイメージの美しさに圧倒されます。
 特に時間棒の接触によってゼフォンが復活するシーンなどは鳥肌が立ちました。


 アニメの『ラーゼフォン』が物語の雛形となっていますが、
 ノヴェライズではなく、まったく別の話になっているので、
 アニメを見たことのない人(事実僕がそうです)、または見たことのある人でも十分楽しめます。

 所詮二次創作でしょ? などとは思わずに一度手に取って、読んでみてください。
 ラスト一行を読み終えたとき、心地よい余韻を味わえると思いますから。


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 主人公の村瀬明でしょうか。
 文中で活躍するのは文頭を除けば全て十六歳の彼なんですけど、
 時間ループのせいで、心がとても十六とは思えないほど老成しています。
 達観した人って好きなんですよ(笑)。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 僕が浅学なだけかもしれませんが、
 聞き覚えのない単語がいくつかあることでしょうか。

 もっとも、大体のニュアンスは理解できるので、読み進めるのに弊害はないと思いますが……


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
なかなか良いと思います。
ふつうです。
イマイチです。
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「宇宙飛行士になってみないか?」宇宙浪漫小説第一巻!

ロケットガール


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 3
 おもしろいです! 3
 なかなか良いです。 0
 ふつうです。 0
 イマイチです。 0
 おもしろくないです。 0
 買うと損します。 0

ジャンルSF
著者野尻 抱介
出版社:徳間デュアル文庫
発行年月:2002年09月
本体価格 590円 (税込 619 円)
すとれんじているさん一押し!(男性)

■ 解説                               

「…ちょっとしたアルバイト?」
 怪しげな男の何気ない誘いが、自分の人生と、
 宇宙開発史を大きく塗り替えることになろうとは、森田ゆかり自身、知る由もなかった―。
 父を捜しに訪れたソロモン諸島・アクシオ島で、ゆかりはある男に出会う。
 ソロモン宇宙協会の所長、那須田と名乗ったその男は、父親捜しを手伝うかわりに、
 ゆかりを協会にスカウトしたのだった。
 アルバイト―そう、協会の開発した宇宙ロケットの、史上最年少の宇宙飛行士に!
 小型で軽量、知能と度胸は抜群―日本の誇る“女子高生”は宇宙を目指す!
 スラップスティックSFの傑作、新装版としてついに復活。


■ この作品について、熱く語ってください!            

 作者の野尻抱介さんは、星雲賞を長編で2回、短編で2回受賞している、
 既に一般SF作家としての地位を確立されている方です。

(一応わからない方のために説明しますと、SFファンなら誰でも知っている、
 40年近い歴史を誇る由緒あるSF専門の文学賞です)

 そんな野尻さんの書いた小説なので、ラノベとはいえ全く手を抜かず、
 きちんとハードSFしているのが最大の特徴と言えます。
 これほど科学的裏づけがなされたラノベは殆ど無いでしょう。


 アニメ化されたのですが、その公開に先駆けて、
 秋田大学にて「ロケットガール養成講座」という企画が実施されました。
 これは文部科学省が推進するプロジェクトの一環ですので、
 「省庁とのタイアップがついた稀有なラノベ」とも言えるでしょう。


■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?  

 三原素子化学主任。
 マッドサイエンティスト一歩手前のアブナイ女性ケミストですが、憎めないキャラです。


■ この作品の欠点、残念なところはどこですか?          

 純粋にラノベとして読むには物足りないです。
 あくまでSFを読むのだという心持ちで読むのがポイント。



■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

最高です!一押し。
おもしろいです!オススメします。
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