人気エッセイストが初めて明かす文章術。

エッセイ脳―800字から始まる文章読本

著者：岸本 葉子 　出版社：中央公論新社 　サイズ：単行本／201p 　発行年月：2010年04月 　本体価格 1,400円(税込 1,470 円)

ナザレ記狸子さんのオススメ！

■ 解説

　言葉の選び方、書き出しの心得、起承転結の「転」を利かし、
　書き手の「ええーっ」を読み手の「へえーっ」に換える極意とは？
　しなやかに感じて、したたかに描く、奥義を伝授。

■ ナザレ記狸子さんからの書評（良かった点、役に立った部分など）

　プロのエッセイストが自分の作品を基にエッセイの書き方を説明していきます。

　本来はエッセイの書き方ですが、「想像が忙しくならぬよう」、「頭への入りやすさは声で確認」、
　「よいタイトルとは」など、ラノベを書く時にも使えそうな手法も幾つかのっています。

　文章の書き方は勿論、読者の心のつかみ方、話をどう面白くするか、など、かなり本格的ですが、
　難しい言葉や文章も少なくとてもわかりやすいです。
　趣味で書いている人からプロを目指す人まで、充分使える一冊だと思います。
　あと、ブログを書く時にも役に立つかもしれません。

　エッセイの書き方の本は他にもあるのですが、その多くが絶版になっていました。
　なので、今残っている中でも数少ない一冊だと思います。

■ この本の欠点、残念なところはどこですか？

　エッセイと小説の違いの説明はありますが、それも少しだけなので、
　ラノベと共通する部分とそうでない部分を見極める必要があります。

　それから、似たような内容も多いため、人によっては読み飽きてくるかもしれません。

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