アニメに絡んだミリタリー系雑談スレ3

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Re: また、つまらぬものを・・・。 – 一切れ以蔵

> 原作では、五右衛門の斬鉄剣は、隕石より削り出して製作された事になっています。

隕鉄と思われます。現実でも、隕鉄から刀剣を制作した事例はいくつもあります。

> 地球上のいかなる物質よりも硬いとされていますが、問題はそれを昔の技術でどうやって加工したのか?という事です。

ダイヤモンドはダイヤモンドで研磨できます。金属の場合、高温で性質変化します。合金では、例えば青銅は錫は低温で融け、そこへ銅を入れると銅の融点より遥かに低い温度なのに融けてしまいます。冷えて固まると、融点はずっと高くなります。それらに似たようなことなんでしょう。

> (ちなみに、初代石川五右衛門は、伊賀の下忍であり本当は侍ではありません。)

史料的には処刑記録から実在の人物で間違いないものの、素性は正体不明です。仰るのは伝説の一つですね。後世に創作によく登場したこともあり、生誕、素性や人生について、さまざまな人物像が語られていますが、裏付けは取れていないようです。

> あと、原作では名前も斬鉄剣ではなく、「流星」となっています。

前述の隕鉄から作る剣を、流星刀と呼んでいます。

> また、TVスペシャル「燃えよ!斬鉄剣」では、異なった材質を合せた合金とされています。
> そして斬鉄剣の特徴として、「刀身の温度が高い」事が挙げられます(え、こんにゃくが切れない?それはおいといてw)。

スペシャルを含むTVシリーズでは一貫しない設定が語られており、仰ることには制作側の作った混乱があるかもしれません。斬鉄剣の不可思議さをネタに話が作りやすく、その場限りの設定がいろいろ使われた感があります。

温度が高いとするのは、名刀三本を一本に打ち直したという設定で語られたもののようです(この設定は少なくとも二度使われた模様)。その他、ルパン二世が残した製法によるもの、五右衛門の先祖が発明した合金製、東洋の謎の金属製、などがあります。

不思議な設定としては、五右衛門の持つ斬鉄剣(雄刀とされる)と対の斬鉄剣(雌刀とされる)があり、定期的に二つを近づける儀式をしないと切れなくなる、というものがありました(おそらく、脚本作りのためだけの設定で、再利用されそうにない)。

斬鉄剣で切れないものとして、エピソードまで作られたコンニャクがよくあげられますが、切れなかったものは他にもいろいろあります。折れることすらありましたが、なぜか翌週には復活してます。

切れるものに関して不思議なのことの一つは、刀身以上の長さを切り裂いてしまうことでしょうか。だとすると、見えている刀身はフェイクで、実は長い単分子繊維の(略)。

コンニャクが切れないことを設定にした回で、斬鉄剣が奪われてラジコン飛行機に装着され、それがあらゆるものをスパスパ切り裂いていたところを見ると、日本刀らしからぬ技術不要の剣ということになってしまいます。

日本刀はインパクトの瞬間に激しく引くか押し出すかしないと切れません。刃が滑らかに研がれているため(縦研ぎ)、そうやって実質的な鋭さを増す必要があります(斜め方向で切ることになり、より鋭角になる)。日本刀の上に立って見せる大道芸はそのことを使っていて、横研ぎの包丁ではできません。五右衛門の刀に対する真摯な姿勢からすると、ちょっと合わなそうな感じです。

> また、劇場版「ルパンvs複製(クローン)人間」において、折れた斬鉄剣の刀身で、ルパンがレーザーを跳ね返しているところをみると、かなり熱しにくい事もうかがえます。

反射率が高いということでしょう。輻射熱には強いということになりますが、伝導熱ではどうかということは分かりません。折れてつなぎ直すといった打ち直しなどがあるようなので、刀剣用の窯では普通に熱せられるのではないかと思います。

[No.45928] 2014/09/14(Sun) 07:09:47

(No Subject) – 迷える狼

石川五右衛門の出自においては、

「忍術 その歴史と忍者」(著者:奥背 平七郎)

を参考にしました。
ちなみに、この方は元伊賀上野の市長さんです。
忍術研究50年、だそうです。

斬鉄剣のコメントとしては、原作「ルパン一家勢揃い」において、五右衛門自身の口から、ニセ五右衛門(次元の変装)に、

「五右衛門、そうウデが落ちたんじゃ、流れ星の隕石で造ったという、その仕込み刀『流星』が泣くぜ」

というセリフがあります。

>コンニャクが切れないことを設定にした回で~

これは、TVアニメですね。私も見ました。
当たれば幸いとばかり、何でも斬っていましたね。

どういう訳か、コンニャクでコーティングした車は、突いても切っても刃が通りませんでした。

包丁も、刺し身を切る時には、引いて切りますね。
柳刃包丁などは、刀に良く似ています。
反対に、出刃包丁などの刃が厚いものは押して切ります。

>切れるものに関して不思議なのことの一つは、刀身以上の長さを切り裂いてしまうことでしょうか。だとすると、見えている刀身はフェイクで、実は長い単分子繊維の(略)。

これ、「空想科学読本」でもいじられてました。

「ワンピース」みたいに、斬撃でも飛ばしているのではないでしょうか。
(斬撃を飛ばすのは、ワンピースだけではありませんが)。

ちなみに、TVの実験で日本刀を固定してコルトガバメントで撃ったら、銃弾が平行に割れて後ろの壁に穴が開きましたが、その角度は、ほぼ隙間無しの鋭角で、~~読本の解説は(毎度の事ですが)間違っていた事になります。

正確には、弾丸を切るのではなく、刀身で弾いて叩き落しているんですけどね。

ちなみに、「眠 狂四郎」は、腰に差したままの刀の鍔(つば)で短筒の銃弾を弾きます。

「雑学 世界の謎と不思議」(著者:平川 陽一)

では、アーサー王の剣、エクスカリバ-と思われるものが、ウエールズの山の地下にある墓から発見されたが、1400年以上経過しているにも関わらず、ほとんど錆(さ)びておらず、信じられないくらい硬いものだったとあります。
日本の侍が使用する、最上の刀よりも硬いのだとか。

また、3000℃以上の熱を使用しないと造れないはずのものだそうです。

もしかしてですが、同じ技術で斬鉄剣も造られたのかも。

斬鉄剣は、「ルパンvs複製人間」を始め、たまに折れていますが、たぶん粘り気が無くてもろい材質なのだと思います。
また、折れはしなくても、まれに(文字通り)歯が立たない材質に遭う事があります。

五右衛門は、「切れないのは拙者が未熟なせいだ。」と言っていますが・・・。
「ルパンvs複製人間」では、「剣が折れたから悲しいのではない。己の腕が未熟だから折れたのだ。」とも言っています。

ルパンは、折れたらまた接げばいいじゃん。と言っていますので、修復は出来る様です。
TVでは折れた次の回でも、また普通に使っていますし、接いだ後も見えないので、かなり上手に接いでいると思われます。

[No.45939] 2014/09/14(Sun) 09:29:01

Re: 少しだけですが。  – デルティック

マンガも含めるならばこんなのもオススメです。

「ヨルムンガンド」
高橋慶太郎
キャッチコピー「ボクは武器商人と旅をした」

アニメ化もされていますが、銃火器に対する考証がかなり細かく、スキが少ないです。
幾つかツッコミ所はありますが、それを差し引いても十分に面白いですね。

「ザ・コクピット」
松本零士

第二次大戦を主にモチーフとした男と鉄の物語です。
「成層圏気流」「音速雷撃隊」「鉄の竜騎兵」
の三本が短編アニメーションとしてOVAで製作されています。
熱く、それでいて悲しさを秘めた名作だと思います。

「重機甲乙女 豆だけど」
真鍋譲治

架空の1480年代のイタリアを舞台に行われる、豆戦車をメインにした機甲戦を描いたマンガです。
1480年代が舞台なのに、作中に使われている兵器は第一次世界大戦~第二次世界大戦に至る戦間期に製作、構想された兵器を主にモチーフにしており、史実とは全く関係の無い物語です。
明らかにガルパン人気の影響で生まれた作品だとは思いますが、貴重な戦車マンガですし、非力な豆戦車で工夫を凝らして戦う様が描かれており、なかなか面白いと思います。

[No.45948] 2014/09/14(Sun) 15:45:37

日本の現代兵器について- 布施隆三

ご無沙汰しております。

最近、応募作とは別に、投稿サイト向けに近未来小説を構想しているのですが、そこに登場させようと思っている小銃に関して悩んでいます。
きな臭い話になりますが、作中では世界中に核兵器がどっかんどっかん落っこちて、アフリカと南米以外は虫の息となっている状態なのですが、日本も軍国化によって生き残ろうとして、急ピッチで兵器開発したという経緯があります。
しかし、日本って地理的に小銃とかどうでもいいっていうのが実情だと思うので、そんなに発展しないんじゃないかなあ、と。
しかし、2050年代ぐらいを想定しているので、いくらどうでもいい武器だからといって、何のモデルチェンジもないってのもお粗末じゃないか、と悩んでいます。
そこで参考にしたのが最近開発中の先進軽量化小銃なのですが、情報が少ないのと、この構想って失敗するんじゃないかなあ……みたいに思っているところです。
そこで、OICWが辿った経緯をまねて、先進軽量化小銃の小銃ユニットだけを取り出し、モジュラーウェポン化したものにしようと思っているのですが、何か留意することってあるでしょうか。

僕は歴史に疎いので、日本の現代兵器が辿ってきたセオリー的なのをお教えもらえるとありがたいです。一応、旧日本軍の拳銃は悲惨だったけど、機関銃は頑張った、でもなぜか戦後は機関銃がひどい、くらいの知識はあります。

それと、日本ってやっぱり拳銃に関しては弱いんでしょうか?
作中では、ライセンス生産しようにも、欧米が壊滅状態、白人が絶滅危惧種ってくらいなので、やっぱり南米系の拳銃になるのが自然でしょうか……
今考えているのは、現在自衛隊が採用しているシグザウエルを、独自に発展させたものです。もし、この案を採用するなら、日本的だなあ、と感じられる改造とはどのようなものでしょう。

なんか質問ばかりですが、ご意見募集します。

[No.45956] 2014/09/15(Mon) 18:07:49

Re: 日本の現代兵器について – サッパー

>  きな臭い話になりますが、作中では世界中に核兵器がどっかんどっかん落っこちて、アフリカと南米以外は虫の息となっている状態なのですが、日本も軍国化によって生き残ろうとして、急ピッチで兵器開発したという経緯があります。

アフリカと南米以外、つまり米露中さえ虫の息という世界で、何故日本が無事で居られるのでしょう。
あと、そもそも敵は誰ですか? スカイネットですか? 人類に敵対的な生命体ですか?

核戦争が起こってから慌てて軍拡というのは絶対に間に合いませんから、核戦争の起こる何十年か前、つまり2010年頃から急速に軍拡化したと考えるしか無い訳ですが、つまり今くらいからですね。
現実では最新鋭の10式戦車やそうりゅう型潜水艦、いずも型護衛艦なども軒並み古いものになってると思いますから、現実を土台とするより架空の日本軍を考えた方が早いと思います。

日本が地理的に小銃がどうでもいいという理屈もよく分かりません。核兵器に対して小銃では迎撃できないというならアメリカだってロシアだって同じです。

あと、国産の兵器が酷いというのは、まだ工業力や科学技術力が未熟だった60~70年代頃までの話で、80年代以降のはそんなにひどいという話は聞きません。

戦後の機関銃が酷いというのも、62式機関銃くらいでは? というか62式しか該当しそうなのが無いので、これが酷いという話が広まって「自衛隊の武器は全般的に酷い」という話になってるだけかと。
74式車載機関銃は酷いという話は聞きませんし、MINIMIやM2のライセンス品も同様です。
50年以上前の設計の62式を使い続けている部隊もあるので、現実的には早くMINIMIに代替するなり、新設計の国産機関銃を造るなりするべきでしょうけれど予算がつかないので。

国産の61式戦車に乗っていた人が90式戦車を操縦してみたら、オートマで思い通りに動いて加減速のレスポンスも良くあまりにも簡単すぎて面白くなかったとか。熟練の61式操縦手がどんなに変速頑張っても、オートマですいすいの90式の加速力には負けたそうです(これで90式が負けてたら大問題ですが)。
国民目線では、ダブルクラッチとか熟練の操縦技術が無いと思い通り動かせない戦車より、訓練受けた隊員なら誰が乗ってもちゃんと性能どおり動いてくれる戦車の方が良いんですけれどね。
90式以上の性能の10式だと、こんなの戦車じゃない大砲積んだプリウスだという感じなんでしょうね。

2000年代以降の軍拡で兵器を軒並み近代化しているのなら、小銃だろうが拳銃だろうが、戦闘機だろうが、世界水準のものはひととおり造れるでしょう。
というかそんな、アメリカすら壊滅してる世界でF-22を超えるような国産ステルス戦闘機があったとして、何に使うつもりなのか。

ライセンス生産に関しては、ライセンス料を払う相手が倒産とかでなく文字通り消滅して居なくなったという事態はたぶん想定してないですから、そこまで酷い世界情勢なら、必要があって材料がある限り勝手に作るんじゃないですかね。
それと、日本の軍備は割と保守的です。
戦前、戦中からそういう傾向がありましたが、世界をあっと驚かし戦い方を変えてしまうような新発明をするのは欧米で、日本はその技術を最大限に発展させた「最先端の旧式兵器」を造ろうとしがちですね。

旧軍ならば戦艦大和や酸素魚雷などが代表例ですし、自衛隊だと空自の戦闘機(国産ではありませんが、いつも最も無難なのを選ぶ)や、海自の護衛艦の設計思想などもかなり保守的です。ガルパンでおなじみの10式戦車もそうです。
当然、小火器についてもそういう保守的な面は出ていて(むしろ小火器だから色濃く出る)、あんまりゴテゴテつけたがらないですね。
小銃にグレネードランチャーとカメラとレーザー測距義と……みたいなのは、何か余程の意識改革でもなければやらないと思います。小銃にグレネードランチャーというだけでも、M203を嫌がるくらいで普通のライフルグレネード採用するくらいですから。
自衛隊の兵器は酷いという印象は、たぶんこの保守的(良く言えば堅実、悪く言えば時代遅れ)な思想によるものだと思います。

[No.45957] 2014/09/15(Mon) 19:52:54

Re: 日本の現代兵器について  – デルティック

>  最近、応募作とは別に、投稿サイト向けに近未来小説を構想しているのですが、そこに登場させようと思っている小銃に関して悩んでいます。
>  きな臭い話になりますが、作中では世界中に核兵器がどっかんどっかん落っこちて、アフリカと南米以外は虫の息となっている状態なのですが、日本も軍国化によって生き残ろうとして、急ピッチで兵器開発したという経緯があります。
>  しかし、日本って地理的に小銃とかどうでもいいっていうのが実情だと思うので、そんなに発展しないんじゃないかなあ、と。
>  しかし、2050年代ぐらいを想定しているので、いくらどうでもいい武器だからといって、何のモデルチェンジもないってのもお粗末じゃないか、と悩んでいます。
>  そこで参考にしたのが最近開発中の先進軽量化小銃なのですが、情報が少ないのと、この構想って失敗するんじゃないかなあ……みたいに思っているところです。
>  そこで、OICWが辿った経緯をまねて、先進軽量化小銃の小銃ユニットだけを取り出し、モジュラーウェポン化したものにしようと思っているのですが、何か留意することってあるでしょうか。
>  僕は歴史に疎いので、日本の現代兵器が辿ってきたセオリー的なのをお教えもらえるとありがたいです。一応、旧日本軍の拳銃は悲惨だったけど、機関銃は頑張った、でもなぜか戦後は機関銃がひどい、くらいの知識はあります。

それでは私が知っている所で順番に答えてきます。
確かに日本はお国柄的に(四方を海に囲まれていて攻勢に出ない限り陸自の出番は少ない)小火器はそれほど重視していません。
しかし、89式小銃は標準的なアサルトライフルとしては十分な性能をもっており、アッパーレイルを増設し、ハンドガードにレイルシステムを追加すればとりあえず先進国標準になりますので言うほど酷くはないと思います。

現場レベルでは隊員のポケットマネーや部隊の運用費で改造されたモノもありますので(但し、倉庫に直すときはイチイチ元に戻す)大丈夫かと。
まぁ64式は流石に古臭いですが。これも性能としては使えない事はありません。
大体、64式にしろ、駄作と名高い62式機関銃も問題点はハッキリしてるので、改良すればもっとマシになるのですが、装備の改良については不思議なほど予算が通らない+イチイチ言い訳が必要(正式採用時に「問題が無かった」とされている為)という面倒くさいお国柄が滅茶苦茶邪魔になっている結果ですね。
事実62式機関銃の車載型である74式車載機関銃は弱点であった銃身の肉厚と、機関部の強度を上げてあり、10式戦車にも搭載されていますが、全くと言っていい程に問題があったという話しを聞きません。
改良すればすぐ出来るんですよ。

そんで2050年代くらいの銃火器の予想ですが、逆に考えてみましょう。
現在が2014年なので約36年後のお話になる訳ですが、では今から36年前はどうだったのか?
2014から36を引きまして、1978年になります。
世界ではM16がベトナムに投入され、ソ連でもAK74が生まれたぐらいです。
現在と銃自体は大きな変化はないですね。
そもそも銃の機構としては100年前に天才、ジョン・F・ブローニングの手によって基本的な機構が完成されてしまっているので、変化するのは主に運用形態とそれに伴った小改良という事になります。

それを踏まえてかんがえると、最近新しく生産されている6.8mm弾が一般的になって、いる程度の変化しか無いようにも思います。
モデルチェンジもされているでしょうが、前述の例から言いますとM16がM4になっているくらいの変化だと思いますよ。
OICWについてはハッキリと失敗してます。
デカイ、重い、高い。この三重苦が乗り越えられなかったせいです。
変化が一番大きいとすれば照準器と索敵装備になるんじゃないでしょうか。

例えば、照準器にはモンハンの弓のように弾道曲線が表示されるようになったり、メタルギアソリッドよろしく個人携帯用のレーダーの配備とかの方がありそうな気がします。
モジュラー型のアサルトライフルはSCARやXM8等、色々と試作されていますが、軍の標準装備にはなり得てはいません。
理由としては銃そのものが多機能化しているのでコストが高すぎることが上げられます。
また現状でも、

「とくに変えなければいけない理由が無い」
「全部隊の装備の更新に莫大な費用がかかる」
「インフラ面も考えると必要な資材が凄い(マガジンやクリーニングキットの更新も必要)」
と、このような感じでしょうか。

標準装備以外では、SCARやACRが特殊部隊や海兵隊で運用されていますが、逆に言えば特殊な作戦により柔軟な装備の運用が必要な特殊部隊や海兵隊ぐらいでしか更新が必要ないという類の装備だとも言えます。

一般的な軍用銃は一般兵が撃てて当たればいいのです。

後、銃の弾薬が変化しないのも兵站(補給)の都合からです。
新しい弾薬を設定すると、工場を作って保管場所を作って……と物理的な負担と金銭的な負担がタルトのように積層されていきますから。
ロシアの7.62×54Rなんて正式採用されたのが1891年ですが、未だに元気に現役です。

ただ私的には、OICWは思いっきり失敗してると思ってますから、真似しないほうが無難かなぁと思います。
日本の現代兵器が辿ったセオリーは、基本的に「米軍に追従」と「米軍と共同戦線を張る事を前提とした弾薬の共通化」があります。
戦後は一貫として米軍と共に戦う事を前提として兵器開発が行われています。
また豊和工業は一時期AR-18を生産し、海外に売っていた時期がありまして、その経験が89式小銃の開発に活かされています。

>  それと、日本ってやっぱり拳銃に関しては弱いんでしょうか?
>  作中では、ライセンス生産しようにも、欧米が壊滅状態、白人が絶滅危惧種ってくらいなので、やっぱり南米系の拳銃になるのが自然でしょうか……
>  今考えているのは、現在自衛隊が採用しているシグザウエルを、独自に発展させたものです。もし、この案を採用するなら、日本的だなあ、と感じられる改造とはどのようなものでしょう。

拳銃は弱いです。というか貧弱です。
理由は簡単で、海外にいくらえも優秀な拳銃メーカーがある上に、国内での需要が全く無い(法律上、拳銃の所持には凄まじい制限がかかる)のが原因です。
つまり作る意味が無い。
ただ、警察用の拳銃や自衛隊でつかってる9mm拳銃(シグP220のライセンス品)は国産してますから生産自体は可能です。
海外から仕入れられないなら自分の所で作るんじゃyないでしょうか?
そのような状況では海路で運ぶのも大変そうですし。
一般人には中国製のコピー拳銃が凄い勢いで普及しそうな気配はありますが。
自衛隊がやりそうというと、日本人の手に合わせて、あえてグリップが薄いシングルカラムを採用。(ちなみにシングルカラムのP220を選んだ理由はコレ)
弾薬は9mmパラベラム。
無駄に先進的で使いにくい照準装置(弾道計算をしてくれるけどデカくて重い)とかでしょうか。
自衛隊は現場の意見で柔軟な装備の改造が出来ないので、微妙に斜め下な装備にしてくれそうで困ります。

こんな所でしょうか、さらに突っ込んだ質問や、不審な点、それに他にも何かありましたらお気軽にどうぞ。

[No.45958] 2014/09/15(Mon) 20:00:11

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