2015/10/02(金曜日) 22:45:43 きびつさんの質問
こんにちは。きびつと申します。
少し前に掲示板で男装するヒロインについて質問をしたのですが、足りない頭を捻るうちに主人公が女装する、そして男装ヒロインを加えてメインキャラの性別を(見かけ上)入れ替えればいいんじゃね?という案が浮かびました。
そこで、質問の内容は「女装する主人公」は、ライトノベルとしてどうなのか?ということ、言い換えればそれを題材に作品を書き上げて新人賞に応募した場合、不利がつかないか?ということです。
今現在「男性にしか使えない異能」を使える女ヒロインと「女性しか使えない魔法」を使える主人公がそれぞれ性別を偽っていろいろやらかす、なんて物語の構想を持っているのですが、10代20代の男性をメインターゲットに据えたライトノベルでは、女装ものは読者の関心を引けない、つまり売れないかもしれないという感じもします。いわゆるカテゴリーエラーに近いのかもしれない、と。
実際問題日頃から女装する主人公が出てくるラノベを読んだことがないのです。(量が少ないのであるのかもしれませんが)
下読みさんからして、女装作品はどのように映るのでしょうか?
●下読みジジさんの回答
そこで、質問の内容は「女装する主人公」は、ライトノベルとしてどうなのか?ということ、言い換えればそれを題材に作品を書き上げて新人賞に応募した場合、不利がつかないか?ということです。
それだけで不利になることはないかと思われますが(ラノベの正義は「おもしろさ」ですので)、下読みや編集者によっては「読者の共感を得られる主人公ではない」と判断する可能性はあります。
私個人としましてはそれよりもむしろ、
今現在「男性にしか使えない異能」を使える女ヒロインと「女性しか使えない魔法」を使える主人公がそれぞれ性別を偽っていろいろやらかす、なんて物語の構想を持っているのですが、
この部分が気にかかります。
この本来○○しか使えない能力をなぜか使える主人公・ヒロインという設定は、実はかなりメジャーな要素だからです。
ですので、使うならあとふたひねりほど工夫が欲しいところですね。このままの形では、おそらく苦戦することになるかと思います――と、話を戻しまして。
10代20代の男性をメインターゲットに据えたライトノベルでは、女装ものは読者の関心を引けない、つまり売れないかもしれないという感じもします。いわゆるカテゴリーエラーに近いのかもしれない、と。
女装男子というもの自体はすでに存在を認められたものではありますが、主人公にするとなれば読者の共感をいかにして得るかを工夫する必要があるでしょう。
たとえば雨木シュウスケ氏の『グリモアコートの乙女たち(講談社ラノベ文庫)』の主人公は女装男子ですが、「好きでやっているわけではなく、復讐という大きな目的があっての仮の姿」という設定になっています。
実際問題日頃から女装する主人公が出てくるラノベを読んだことがないのです。(量が少ないのであるのかもしれませんが)
読みさんからして、女装作品はどのように映るのでしょうか?
私であれば、というしかないのですが、作品として他作品よりもおもしろければ上の審査へ上げますし、おもしろくなければ上げません。
長々と述べてきましたが、結論としてはそれに尽きます。