ラノベ主人公の必須要素とは?/新人賞下読みが回答

この記事は約2分で読めます。

2015/10/03(土曜日) 00:58:50 トリアコンタンさんの質問

主人公=読者という前提で書くべき?のご回答ありがとうございます!

>ライトノベルでは主人公=読者という前提で書く、という理解で間違いないでしょうか。
そしてこの図式は当分は崩されることはないとお考えですか?

それこそ文学の時代から変化なく続いてきている形式ですので、紙の本という媒体が存在するうちは大丈夫かと思います。

上記についてですが、ラノベというカテゴリにおいては主人公と読者のシンクロ率が、一般文芸やマンガと比べてかなり高いのではないかと考えています。
それは単なる視点人物ではなく、主人公の幸福は読者の幸福であり、主人公の痛みは読者の痛み、というレベルでの強固な一体感です。

なので、改めて質問します。
ラノベ特有の要素として「主人公と読者との強固な一体感」というのは存在するとお考えでしょうか?
また存在する場合、それはラノベの前提として今後も引き継がれていくものでしょうか?

流行は移り変わるものですが、その根底にある普遍的なものを見出したいと思っています。
度々で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

スポンサーリンク

●下読みジジさんの回答

ラノベ特有の要素として「主人公と読者との強固な一体感」というのは存在するとお考えでしょうか?
また存在する場合、それはラノベの前提として今後も引き継がれていくものでしょうか?

強固な一体感というより、「からなず自分(読者)にカタルシスを与えてくれるというお約束」を課せられるのがラノベ主人公の基本かと思います。

「読書時間」が猛烈に限定されたネット小説ほど極端ではありませんが、対象読者層である中高生男子は、あまり我慢することなく喜びや悦びを得たいものですので。

この傾向は、スマホの機能拡充化により、ユーザーの依存度が高まるにつれさらに極端化していく可能性があると考えています。

とはいえ、若年向け小説が特化・極端化した結果がラノベになったわけですので、思わぬ形での「急変」が起こることも考えられます。
そのときに自然な対応をし、今感を追求していくためにも、新しいものとの触れあいは大切にしたいところです。

タイトルとURLをコピーしました