2015/10/03(土曜日) 風月さんの質問
風月と申します。
先に述べておきますが、これはジジ氏のことではありません。
わたしは下読みと称される人の資質について、かなりバラつきがあると感じています。
というのも最近の話ですが、某出版社で一次落ちした作品を改稿もせずに電撃文庫の新人賞に送ったところ、三次選考まで進みました。
激戦区とされている電撃文庫を今まで避けていたわたしにとっては、選外となっても嬉しいものがありました。
それと同時に、某出版社の選考結果との違いに戸惑いも感じました。
下読みには一次通過するための評価基準が渡されていると思いますが、出版社によってそれほど大きな違いがあるとは思えず、この結果は何だろうと悩みました。それとともに某出版社の下読みには失望した感もあります。評価シートを見ても、本当に読んだのかと思えるような内容が散見されました。
もちろんすべての下読みがそうとは、もちろん思っていません。
しかしこうなってくると、一次通過は下読みに左右される、運が発生する、ひいては応募者をバカにしているとしか思えないのです。
私情を挟んで長々と綴りましたが、質問は次です。
下読みはアルバイト感覚で、読むことが好きならば誰にでも務めることができるのか、ということと、下読みの質を一定以上の水準にするための採用試験みたいなものがあるのか、ということです。
気分を害する質問かもしれませんが、よろしくお願いします。
●下読みジジさんの回答
資質というものは確実にあるでしょうね。
ただそれは下読みの資質ではなく、むしろ社会人としての資質です。
ちなみに採用試験はないはずです。普通は編集部や編集者との縁で頼まれるものですので。
また、私はこの件について言及していい立場にありませんのでここで打ち切らせていただきますが、あえてこれだけは述べておきたいと思います。
「答合わせのできない問題とにらみ合うより、答のわからない試験に挑んでいくほうがお得です」。