高校生の嗜好、感覚、考えを理解するための唯一の方法とは?/新人賞下読みが回答

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2015/10/04(日曜日) トリアコンタンさんの質問

私は、社会人になってから既に数年が経ち、現役高校生だった頃の感覚も薄れてきています。
今の高校生の同時の思考の広さや深さがどの程度なのか、本音でどんなことを考えているのか。
それらが知りたいのですが、なかなか機会がありません。
当時の日記なんかが残っていればよかったのですが、そういった習慣はありませんでした。

オフ会に参加して話に参加してみたり、ツイッターにこっそりお邪魔してみたり色々試していますが、ほかに何かいい方法をご存じないでしょうか?

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●下読みジジさんの回答

このあたりは実に悩ましいところですね。
学生さんが集まるファストフード店やファミレスなどで、盛り上がっている会話を耳にすることはありますが……。

オフ会に参加して話に参加してみたり、ツイッターにこっそりお邪魔してみたり色々試していますが、ほかに何かいい方法をご存じないでしょうか?

やはり「どのようなライトノベルと他メディアの作品が売れているか? うけているか?」をリサーチするのが平和的です。

入学試験や資格試験と同じく、読者対象層の思考自体はわからずともリサーチによって好みの傾向は知ることができます。私の場合は3年分の傾向リサーチを行うようにしています。

なぜこのようなあたりまえで遠回りなことをするかと言えば、「学生のこと、特に感覚というものを立場の異なる大人が見て取ることは不可能」だからです。

人間は今現在所属する社会環境に最適化していくものですので、仕事や人間関係において損得を第一に考える社会人と、損得ではない部分でそれらを考える学生とでは、当然思考も目線の角度もちがいます。
以前、「友達親子」などというワードが取り上げられたものですが、親が子供を「理解」したつもりになるためには、疑似友になる以外ないからかと私は考えています。

私の勝手な推論はともかく。年代のちがう相手の思考を直接的に理解するのは難しいですので、社会人はある程度以上には自由になる財力を駆使して遠回りするのがよいかと思います

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