小説と相性が悪い表現とはキャラの「動き」/新人賞下読みが回答

サイラスさんの質問2015/01/20

質問なのですが、アニメや漫画ではよく使われるけど、文字媒体にすると、イマイチな表現やシーンというのがあれば聞かせてください。

●下読みジジさんの回答

登場人物の「動き」(アクション、戦闘シーン)でしょうね。

そもそも文章媒体では、人間や物体の動きは読者に経験則で想像してもらうことが前提です。

たとえば人間は肘関節が10個あったりしない、地球においては投げられた物体はかならず地面に落ちる、などという強固なお約束があるからこそ、あれこれ“はしょって”描写できるわけです。

読者の想像外のことを伝えようとすればいちいち説明をしなければなりません。

思考や感情という、内面的なものを描くのは文章媒体の得意とするところですが、行動や動作の過程と読者が経験則で思い描けない結果は苦手ということになるでしょうか。

だからこそ、読者が思い描いてくれる範疇に収めた、さらっと読める文章表現は大事になりますね。