小間さんの質問 2017/02/03
〇人気作品の良さを分析しきれない。そもそも人気作品たるゆえんとは何か。
たとえば「なろう」等では一位の作品とそれ以下の作品ではかなりポイントに差があります。
私も某所のランキングによく顔を出しますが、一度たりとも一位を取ったことはありません。
なので、トップの作品を読み、なおかつ読者の感想に目を通して分析を試みますが、どうにも良さが解らないことが多いです。
「この描写が最高!」と書かれていれば「どこがそんなにいいのかな、これ」と思ってしまったりします。
別に自分の作品が優れていると言いたい訳ではありません。私が良いと思うのは比較的控えめな順位の作品である方が多いです。
こういう場合、自分の感覚がマイナーであるのが原因なのか、あるいは主観で見てしまって目が曇っているのか……で悩んでおります。
頂点に立つ人気作品に共通するものとは、いったい何でしょうか?
●下読みジジさんの回答
ウェブ媒体であれば作品のみの話でなく、人間関係も大いに関係してくるところですね。
人づきあいのうまい人はやはりまわりから評価してもらえる傾向が強いです(賞になるとこの評価はそこまで指標にならないこともあるのですが)。
そして、
頂点に立つ人気作品に共通するものとは、いったい何でしょうか?
これを探ることこそが創作制作問わず、発信サイドの人間のテーマなわけですが。
私個人としては、基本的に「読みやすいもの」であると考えてはいます。
テーマでも設定でもキャラでも、今の読者が読みやすい(理解しやすい)ものは人気があります。そしてその読みやすさは媒体とジャンルで変化します。
チートはまだまだ強い人気を誇っていますが、やはりそれはチートというものが読者にとって読みやすい、安心して読めるものだからかと。
「おもしろくても売れない」ものは、やはり総じて読みにくいものです。