6000字以上の小説においてはプロットに最大の時間をかけるべき!/新人賞下読みが回答

焼き鳥さんの質問 2017/02/04

このサイトでもプロットの重要性を説いていますし自分もそうだと思っています。

その一方でプロ作家の間では要不要で意見が分かれてはっきりしない状況です。
プロットは書くけど小説を書くためではなく出版社への企画書として書く、と言っていた方もいた覚えがあります。

プロットを書かなくても良い作品を書けるようにならないとプロとしてやっていくのは厳しいのでしょうか?

●下読みジジさんの回答

プロはすべからく結果論ですので、プロットなしで書き進めるほうがよく書けるという人は作らなくてよいものと思いますが。

まずはプロットが書けないことで得られるメリットはない。とお考えください。

私個人としては、プロアマ問わず、少なくとも6000字以上の作品においてはプロットに最大の時間をかけることを推奨します。

理由は単純で、担当編集と相談するためではなくクオリティを客観視するためにです。

ここで言う6000字のラインは、「ひとつのネタで書き切れる」ラインかと思っています。それ以上の文量を書こうとすれば、かならずもうひとネタ、本筋にからむネタなり伏線なりが必要となります。

頭の中だけで複数のネタを展開すれば、それだけまとめるのは難しくなりますので。

●あまくささんの意見

横槍歓迎とのことなので。

(引用はじめ)
プロ作家の中には「私は冒頭を考えたら、細部までプロットなどは考えないで適当に書いていくんですよ。そうなれば登場人物が勝手に動いて物語を創ってくれるので」などといい加減なことを言う人がいる。
そんな戯言を信じてはいけない。
(中略)
「プロットはきちんと決めずに流れに任せて」などと言うのは、自分の地位を脅かす若手作家の出現を多少なりとも遅らせてライバルを排除しようという意図から出た、真っ赤な嘘である。
(引用おわり)

2006 若桜木虔『プロ作家になるための四十カ条』ベスト新書 KKベストセラーズ P73~75

だそうですw

ライバルを排除するためというのは主旨を強調するための極論だと思いますが、プロット不要論には多かれ少なかれ掛け値を感じるので、慎重に考えた方がいいような気はします。