ストーリーが破綻するよりも悪い創作で最もしてはいけないことは、キャラがブレること。
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2018年12月25日
なぜかというと、人間の脳は首尾一貫した性質の物を好む傾向があるからです。
ドラゴンボールの孫悟空が修行をやめて就職活動を始めたりしたら、それはもう悟空ではない(^_^;)
良いキャラクターとは首尾一貫した存在
キャラクターとは特定の行動パターンを繰り返す物です。
次の行動が予測できる、二次創作しやすいキャラが良いキャラです。
例えば、クレヨンしんちゃんならキレイなお姉さんに会ったら必ずナンパするなど。
これは首尾一貫した物を好むという脳の性質に合ったことなので、人は快感を覚えます。
理解しがたい他者に対して人は不安を感じる
逆に何をしでかすかわからない理解しがたい他者に対して、人間は不安を感じます。
例えば、「俺は海賊王になる!」と言っていたルフィが「俺は海軍大将を目指す!」とか言い出したら、何を考えているかわからない恐怖の存在になってしまうのです。
このためワンパターンな言動を取るキャラクターという存在に人は惹かれます。
実在の人物でも織田信長のように「武力で天下を統一するぞ天下布武だ!」と宣言して、首尾一貫した行動をとっている人は、多くの人を不幸にしたとしても、支持する多くの人が現れて、夢に近づいていきます。
首尾一貫した存在は理解しやすいため、安心と快感を人に与えるのですね。