自分を許す人は創造性が高い!完璧主義は小説家の敵!

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自分に甘々だった文豪たち!

直木賞の由来になっている戦前の作家、直木三十五は、若い頃は貧乏で借金をしていました。
ある時、3人の借金取りがやってくると「お腹が減ってたまらないから、金貸してくれない?一緒に飯を食おう!」とたかります。
すると一人が「しょうがねぇやつだな」と笑って、うどんを奢ってくれたそうです。

国語の教科書に載っている「走れメロス」は、借金癖のあった太宰治が、ツケのたまった熱海の旅館に友人を人質に残し、東京にいる師匠の井伏鱒二に金を無心しに行った体験を元に書かれています。
ちなみに太宰はその時、熱海に戻っていません。まさに「人間失格」
このように太宰は自分に甘々な人でした。

ロシアの文豪ドストエフスキーは、ギャンブルが大好きで、財産を使い果たして出版社から報酬を前借りするなど、無茶な生活をしていました。
そんな彼を奥さんは黙って見守り、出版社との契約など、わずらわしい仕事をすべて引き受けて、夫を執筆に集中させたそうです。
なんとも自分に甘い人です。

自分に厳しいと完璧主義に陥って書けなくなる!

逆に自分に厳しいと、失敗を怖がるあまり完璧主義に陥ります。
物語の筋書きをいくつも考えるも、不正解を選ぶのが怖くて身動きが取れなくなったり、遊び心を失って、アイディアが出てこなくなることがあります。

このような状態をライターズ・ブロックと言います。

完璧主義から逃れるためには、結末の決まったラストから書き始めて残りの部分を埋めていく。書きやすいシーンから書き始めるなどの対策があります。
とにかく書いてしまおうという発想ですね。

ですが、もっとも大切なのは、失敗してもOKと自分を許すことです。

重要なのは失敗をしないのではなく、失敗を糧とすること

作家の太宰治は「笑われて笑われて強くなる」という名言を残しています。

失敗すれば笑う人もいるでしょう。
それでもいい。それでも自分は多くのことをやっていく。そうして自分は強くなっていくのだ、という意味です。