“物語創作メソッドの権威”「SAVE THE CATの法則」
法則の名前の由来は「物語の最初の方で、主人公は猫を助けろ!」というものです。
弱い者を助けてあげるエピソードを最初に入れたら、どんな性格の悪い主人公でも、読者の好感を得られます。
小説やラノベでも使える技です。
例えば、累計1000万部以上の大ヒット作「転生したらスライムだった件」(2014年5月刊行)の主人公は、冒頭で会社の後輩を守って通り魔に刺されて死亡。
スライムに転生したら、魔物に襲われて困っているゴブリンの村を助けてあげます。
累計発行部数800万部以上の大ヒット作「オーバーロード」の主人公アインズは、Web版7話で、隣国の騎士に襲われている村を助けています。
アインズは、まさに殺されそうになっている少女を間一髪で救います。
このように、なろう小説やラノベにおいても「SAVE THE CATの法則」を取り入れているヒット作は多いです。
主人公が良い人であることが一発でわかるため、主人公が魔王や魔物など、悪役っぽい属性であった場合に、より効果を発揮します。
悪役っぽい属性なのに、弱い者を助ける良い人だと、ギャップによって、そのキャラクーが善人であることがより強く伝わるのです。
主人公を好きになってもらいたい場合に、ぜひ使ってみてください。