ラノベにはオリジナリティはまず必要とされない!テンプレと流行がすべて

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ラノベにはオリジナリティはまず必要とされない! テンプレと流行がすべて!

ラノベ新人賞は、オリジナリティを大きな評価項目にしてきましたが、ラノベ新人賞を取って売れたケースは、近年(2019年現在)ではほとんどなく、オリジナリティはラノベには、ほぼ必要ないことがわかってきています。

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ラノベとはコーラ。読者は変わった物は求めていない。

ラノベの現在の主流はなろう系(小説投稿サイト『小説家になろう』から書籍化された作品群)です。
なろうにおいては、先行作品を研究分析してテンプレを理解し、売れる要素同士を組み合わせて書くことが重要です。

すると当然、異世界転生に代表されるような似たような作品ばかりとなり、読者は飽きるのでは? と思われますが、飽きません。なろうとはコーラのようなものではないかと思います。

私は子供の時から、30年以上コーラを飲んでいますが飽きません。
世間一般でも同じで、コーラはドリンクバーの定番商品です。

強炭酸コーラ、レモン風味コーラなど亜種が出ていますが、コーラというテンプレだけはかたくなに守っています。
変わった味のドリンクなど出しても、コーラの売上にはかなわないからです。

ラノベテンプレは時代の流行によって変化し続けている!

では、ラノベテンプレは一切、変化してないのか? と言えば、そんなことはありません。

ラノベは、主流がなろうに移ったことで、昔、ヒットした要素が、現在においては通用しなくなっているケースやその逆もあり、テンプレも微妙に変化してきています。例えば

  • 学園異能力バトルは、もうウケない。(2000年代の主流だったが、異世界転生が上位互換となっている。)
  • 萌えは、あまり必要とされない。(2000年代は、ヒロインをいかに魅力的に描くかが重要だった)
  • お母さん的な存在が出てくるとウケる。(2010年代前半までは、親を出すべきではないとされていました)

人気作を常にウォッチし、ラノベテンプレが変化する兆しを見せたら、人気要素をいち早く取り入れて、変化に対応する。

テンプレを守り続ける保守的思考と、新しい物に対応する柔軟思考の2つが、作者には求められると思います。

ラノベテンプレは時代の流れによって変化し続けているのです。

ラノベの3つのベースは変わっていない

ラノベのベースとなる以下の3つの要素は、昔から変わっていません。

  • 主人公は「陰キャラでリア充」
  • 主人公は「最強、または天才」
  • 主人公を中心としたコミュニティで、主人公はモテる、スゴイ!と褒められる

今は、レモン風味のコーラが流行っているが、コーラのベースは変わっていない、という感じだと思います。

ラノベの基本を守ることと流行を取り入れること。両方が大事

俳句の神様、松尾芭蕉は俳句の奥義とは【不易流行】だと言っています。

伝統を守ることと、流行を取り入れること。両方とも良い作品を作るのに必要だから、両方やろうね

ということです。
上であげたラノベの3つのベースは、おそらく、これからも変化しないと思われます。

基本となるテンプレを守りつつ、流行を取り入れて行きましょう!

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